しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

朝ご飯

2023年10月28日 | 日常雑記

 ・陽が出て暖かくなるとタブレットを持って、少し歩き小公園のベンチで日向ぼっこ。「青空朗読」で『林芙美子・散文「朝御飯」』を聞いた。冒頭の言葉が『倫敦で二ヶ月ばかり下宿住いをしたことがあるけれど、二ヶ月のあいだじゅう朝御飯が同じ献立だったのにはびっくりしてしまった。オートミール、ハムエッグス、ベーコン、紅茶、さすがに閉口してしまって、いまだにハムエッグスとベーコンを見ると胸がつかえそうになる時がある』。当時の日本の朝は「ご飯みそ汁、卵焼き、漬物」の時代だった。昼時間過ぎだが「あさごはん」がテーマ、

 今大抵のホテルの朝はブッフェとなり「フル・ブレックファースト」はそれなりのホテルだけ?。現役時代ホテルの朝食は「フル・ブレックファースト」かクロワッサン・ジャム・コーヒーの「ヨーロピアン」。イギリス人に限らず外国のお客様の多くは「昨日と同じ朝食」の方だったのを思い出す。卵の好みベーコンの焼き方等々、注文を受け、厨房へ通し、コースに従いサービスする、レストランサービスの基本は朝食サービスで身に着けたものだ。

 ・イギリスの朝食で思い出す。初めてロンドンへ仕事で行ったとき、現地の友人の車でバッキンガムシャー・マーロー・テムズ河畔の「The Compleat Angler Hotel 」へ朝食を食べに行った。覚えてるが、多分「紅茶かコーヒー・オートミール・卵・ベーコン・キッパードヘリング・野菜・果物・数種のパン・マーマレード」燻製のキッパードヘリング(ニシン)は忘れられない。ニシンといえば、アムステルダムの朝市で木靴を穿いたおじさんの屋台で、「ハーリング」を刻み玉葱と一緒に、上を向き大口開けて喰ったのもニシン、ともに忘れられない味。

 それぞれの家庭によって朝ご飯は決まっている。我が家は「ライ麦パンにジャム・きな粉ペースト、スパニッシュオムレツか卵料理と野菜・果物・ヨーグルトと牛乳・コーヒー」。私の役割分担は、牛乳を温めコーヒーを用意し、食後の片付けの手伝い。朝と昼は充分食べるが夜はほんのちょっぴり、二人共に歳を取ってから夜食が簡単なほうがよく眠れるような気がする。

        

  思いだして、探したら「Compleat Angler Hotel」の絵葉書がきがあった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相も変わらぬ | トップ | きょうは »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日常雑記」カテゴリの最新記事