しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

無事で良かった

2023年04月30日 | 日常雑記

 『「スーダン退避 48人帰国 ・富士山見えて涙が、」邦人と家族の計48人が29日早朝、チャーター機で東京・羽田空港に到着して帰国しました。』の今朝の新聞報道です。

 海外で働くまた在留する日本人の総数は外務省領事局の頁で見たら『令和3年(2021年)10月1日現在の推計で、わが国の領土外に在留する邦人(日本人)の総数は、134万4,900人』。但し「アフガニスタン、イラク及びシリアについては、在留邦人の安全上の理由から邦人数等の公表を差し控えており、本推計には含まれていません」だそうです。

 ・「スーダンの現状」は言ってみれば、前政権を倒した二人が、今度は「両雄合い立たず」で、次は俺が「お山の大将」とばかり「仲間割れ」となって、それをどこかの国が後押し、国民の苦しみ迷惑はそっちのけで始まった内戦です。そのとばっちりをスーダン在住の外国人が受けているということでしょう。

 海外で働くという事はこんなことが起る、覚悟しなければならないのですが、当事者にとってみれば命に関わる。私も経験したことがあります。

 1974年8月15日に起きた「韓国朴正煕大統領の陸英修夫人が、在日韓国人(朝鮮人?)の文世光に射殺された「文正光事件」、記憶のある人もいるでしょう。当時ソウル市庁前に建設中のホテル関係で、同僚数人と滞在中でした。「日本人が暗殺した」と噂がながれ、すぐ帰国したほうが安全だから言われ、支度もそこそこ金浦空港へ車で向かいました。

 途中何度も剣付き銃を顔の近くに突き付けられ、旅券をチェックされ、恐ろしさで身体が震えました。混乱する空港に無事着き(日本航空は離陸できなかった)、幸い香港系のキャシイパシフィクに予約してあったので、手続きはいい早く乗ってください!で機内へ、ほっとしました。今でもその時のことをはっきり覚えています。工事は中止です、落ち着くまで数か月待ちました。

 ・帰国された方の気持がよくわかります。自分の帰れる国があることの幸せを思います。なんども仕事で海外へ出かけました、帰国する飛行機の窓から富士山が見えたとき、家族に会える、還って来たんだなぁと、いつも思ったものです。

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