shetland'A blog

スキーでの靱帯断裂の闘病記から始まって介護問題。今は趣味や日常での楽しみを記録。

訃報

2013年08月19日 | 茶道
2013/08/19(月)
3年前、京都裏千家に青年講習会に参加した。
各地方から集まってきた青年部員を8名程度の人数で班分けし4日間みっちり稽古をつけてもらえる。
そのとき私のいた班の班長さん。
四国の人で、当時30歳。
見た感じは24歳程度にしか見えない溌剌とした可愛い人。

その人が8月15日に病で亡くなられたと連絡があった。

彼女とは2人部屋で同室だった。
着物の着付けができませんというので、毎朝帯結びを手伝ってあげていた。
明日は自分の稽古がありそうというのを、どの手前になるか予想を立てて、寝床でならんでエアー茶道を二人でしていた。

予想が当たって、エアー稽古が役に立ちました!と喜んでくれていた。

素直で人懐っこい女性だった。

あれから3年しかたっていないのに。
まだ33歳にしかなっていないのに。

昨日まで私は京都にいた。
3年前の研修会最後の晩餐で、班のみんなとうなぎを食べた。
そのうなぎ屋の「梅の井」の前を通り、私は彼女をちょうど思い出していた。

3年前の京都は祇園祭の最中だったなとか、稽古は大変だったなとか思い出してばかりいた。
鴨川の床で食事しながら、3年前は鴨川に沿ってみんなで歩いていたな。とか。

彼女はもういない。

なんて儚いんだろう。

向こうでも笑顔でお茶を点てていてほしいと願う。

2010年7月に彼女のカメラにて撮影




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