志村婆さん。第一話。

先日、井の頭線での出来事です。
渋谷往きの電車に乗っていました。車内はそこそこ混んでいて空いてる席はあまりないカンジです。僕は吉祥寺、つまり始発から乗っていたので座れました。

電車が永福町に着いたとき、一人のお爺さんが猛ダッシュで飛び込んで来て、シートに倒れ込まんばかりの勢いで僕の向いの席を確保しました。「元気なジーサンだなぁ。まぁ、自分の生存権を自分で確保してるんだからある意味エラいなぁ・・」なんて思って見ていました。そのお爺さんの後もドヤドヤとひとがなだれ込んできて、席はすぐに埋まりました。
　最後にヨボヨボのお婆さんが入ってきました。そのお婆さん、「あたしゃー、腰がわるくてさぁ、立ってるのがだめなんですよねぇーっ！！」なんて大声で誰に向かってでもなく猛アピールです。もう、ドリフのコントの志村けん、そのまま。そんで、よりに寄って僕の目の前にくるんです。これ、立っちゃいますよねぇ、フツー。僕と、隣にいたお姉さんが即座に立ちましたよ。でも、僕もそのお姉さんも同時に立っちゃったもんだから、広々空いたわけです。この場合二人ともバツがわるいから、まぁ、どちらが座り直すでもなく立ちっぱなしですよね。で、志村婆さんはその後、ごゆるりとその空いた2人分の席で渋谷までラークラクでした。

さて、電車は渋谷に到着しました。で、志村婆さんは・・ん？ん？？
思い出して下さい、あの猛ダッシュ爺さん。
なんと志村婆さんと猛ダッシュ爺さんは手に手を取り合って仲良く電車を降りてゆきました。。。

・・いやね・・別にいいんですけど、なんだかねぇ。。
釈然としない気持ちが猛ダッシュ爺さんに対するものなのか、、いやいや、この爺さん、愛する奥様のリアル志村けん作戦を見越しての行動だからいいのか。。いやいやいや、それよか、この志村婆さん、なかなかのやり手？？ってコト？ なんだかよくわからん気持ちにさせられて。。
客観的事実としてこの婆さんヨボヨボで、爺さんシャキシャキです。

あぁ・・愛とはなんだろう・・。

この話、これで終わりではないんです。。
次週最終回、この二人に衝撃の結末がぁっっっ！！！

あっ、写真はぜんぜん関係ないけど、最近ハマってる「紅芋チップス」。
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