昨日、取材で宇宙物理学者の佐藤勝彦先生を撮影しました。近いウチにノーベル賞ではと言われているすんごい人です。
数ヶ月前からオイラの中でブームになっているある考えがあります。光が時間をかけて届く物であることは皆が知っていることと思います。たとえば100億光年彼方に輝く星の文明を覗ける望遠鏡があったとしたら、そこに見えるのはその文明の100億年前の活動なワケです。でも、あちらさんが逆に望遠鏡を覗いてこちらを観察したとすると、やはり人類の100億年前の活動としての風景が見えるワケです。
さて、ここで去年の秋頃、オイラは松田聖子のようにビビッ!!ときたのです(古)。
スケールが大きくてよくわからないので、小さくして考えましょう。
アナタの約1メートル前にいる愛しい人の姿は、その姿を乗せた光が約1メートルの旅をしてアナタに届いています。つまり光速で約1メートル分、過去の姿なワケです。
ここまでいいですか?? ついてきて下さいね。オイラをひとりぼっちにしないで下さい(笑)。
つまり愛しい人の姿も含め、アナタが見ている風景(これはアナタが経験している全ての外的事象です)は、は、は!!! アナタより全て過去です。例外なく全て過去~~~~です。
これはですね‥これはですねぇ……、アナタはこの創設150億年の全宇宙の最先端だってことですっ!!!! オメデト~~~~!!!
もちろんアナタという主観においての話なのですが、でも、アナタはアナタという主観以外を経験したことがおありですか????
これはおとぎ話でも比喩でもなく、事実、アナタは全宇宙の最先端です!! 言い切りますっ。事実です!!!
話は変わりますが、オイラのアシスタント太郎はとっても気が小さいです。だから、ちょっとしたことでもすぐに自信をなくして、しょっちゅうションボリします。ので、最近はこの話をして「太郎が全宇宙で最先端だっ!!」と説得します。そうするとヤツは単純なのですぐにムクムクと元気になります(笑)。
で、この話を撮影中に佐藤勝彦先生にぶつけてみました。そしたら「う~ん、それは全ての場所において同時にそうですけどね。」みたいな…。しかも「物理学者はそういうの、あんまり気にしないんですよね。」だって(笑)。。でも決して適当にアシラワレタのではなく、むしろ先生はこの手の話にはすぐに火がつく人で,沢山話をしてくれてました。ただ、上記の言葉以外はオイラの理解の限界を超えていました(笑)。オイラはこの「誰でも宇宙の最先端」ってカンジにドキドキするのですが、所詮脳みそのスケールが桁違いです。どうやら先生は主観をこえて、全ての宇宙の点を前提にお話をされている模様です。でもこの「かいぱん相対性理論」、間違ってはいないらしい…。ただ、先生との違いは「かいぱん相対性理論」はジコチュウ主観しか前提にしていないのに対して、先生は全物質、宇宙の全ての点をポジションにした客観性が前提のようです。
そうは言っても「かいぱん相対性理論」によれば、アナタが全宇宙の最先端である事には間違いありませんっ!!! アナタが全宇宙の中心です。全宇宙ですよ!!! 分かってますか?? アナタがどんだけ全宇宙でVIPかって話ですからね??? ホントですから!! 別にオイラは井の頭公園で夜桜を見ながら酔っぱらってなんかいませんから(笑)。
そんなこんなでそろそろ桜も満開ですし、全宇宙の最重要人物のアナタの人生、アゲアゲでいきましょう(笑)!!!!