京都社会保障推進協議会ブログ

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京都社保協『事務局通信』27-13

2006年07月14日 15時16分06秒 | 事務局通信
京都社保協『事務局通信』27-13 2006.7.14 

5.14円山集会でも訴えた
東山の『お風呂屋を残せ運動』が
7月13日(木)午後から
京都市に対し要請行動

 5.14円山集会を通じて知った『東山のお風呂屋事情』ですが、去る7月3日、阪神高速道路株式会社より、寿湯に対し『2007年3月末まで風呂営業を認める条件として「2006年6月末までに風呂の移転等なんらか事実を示すこと」』との約束に基づき、「事実が確認できないので7月31日までに風呂屋の撤去」を通知して来ました。しかし、地元住民からすれば、歩いていける距離にある寿湯が無くなることは『死活問題』であり、京都市並びに、京都市議会各会派に対して、「道路公団に対し7月以降も寿湯の営業を続けられるよう働きかけてもらうよう」求めて要請行動が7月13日の午後から取り組まれました。
 要請行動には支援者も含め35名が参加し、まず、お風呂屋を管轄する担当課へ行き、担当課の部長が不在であったため、代理の方に対し、地域の現状や「高速道路建設や新十条道の建設に地元は協力してきた、なのに、京都市は二つのお風呂屋を強制的に立ち退きさせて取り上げたうえ、寿湯もこのままだと7月末には閉鎖になってしまう。お風呂は体を清潔に保つためだけではなく、心も豊かにしてくれる大切な場所。」「生活になくてはならない場所。」「お風呂屋を是非残してほしいし、いづれ寿湯はなくなるが、お風呂券一枚あれば入れるお風呂を、京都市の責任で設置してほしい。」などの切実な地域の生の声を届けました。
 その後、各会派を回りましたが、自民党、公明党、民主・みやこみらい、共に議員は留守とのことで、受付の方へ要望書を提出するだけで終わりました。最後に回った共産党は会議室を確保してくれ、議員自ら出てきて、「トイレとお風呂が無いのは、人間の住むところではない。」「お風呂屋は、万能薬。お風呂屋は大勢の人がいるので安心して入浴できるし、多くの人と語らうのも楽しく元気になれる。」「お風呂で心臓発作を起こした時、そこがお風呂屋だったから救急車をすぐに呼んでもらって助かった」「私らは多くは望んでない。ただ、お風呂屋を残してほしいだけ。」などの地元の方の話を聞いていただき、「共産党は、そもそも高速道路の建設自体反対であり、何の柵も無い。お風呂屋の存続は、憲法25条で保障された生存権にも関わる問題。今日は不在の議員にも現状を知らせ、協力します。」と、力強く激励と決意を述べられていました。
 この問題、京都市は、寿湯がなくなっても900メートル先にお風呂屋があると言っているそうですが、高齢者の足で900メートル先のお風呂屋まで歩いていくとなると、大変な苦労であり、これから夏本番という中では、苦労以上に危険も伴うことです。また、900メートル先といっても、道幅が狭かったり、車の往来が多かったり、東山区は急な坂が多い土地柄もあり、危険があちらこちらに潜んでおり、行きなれた近場のお風呂屋の存在意義は、計り知れないものです。
 来る、7月19日(水)には、京都市の厚生委員会が開かれ、委員会傍聴の行動も行われます。


  ● ● ● お知らせ ● ● ●

第28回『京都社保協定期総会』
   & 『結成50周年レセプション』の予定案内

<第28回定期総会>
日 時:9月30日(土)午後(13:30頃~)
会 場:『WITH YOU』(ウィズ ユー)寺町錦小路上る西側 (予定)
     ( 旧スター食堂 )

<50周年レセプション>
日 時:9月30日(土) 定期総会終了後
会 場:『WITH YOU』(ウィズ ユー)寺町錦小路上る西側 (予定)
会 費:¥5,000-くらい (予定)

○参加につきましては、総会とレセプションを行いますので、各団体1名以上(運営委員を除く)でご予定ください。(案内は後日)

○なお、上記は、日程以外の会場や会費は予定ですので、変更になる可能性もあります。正式な案内は後日いたしますので、よろしくお願いいたします。

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