そうなんです、ふだんの私なら絶対手を出そうはずもない映画
4月のリリース作の員数合わせのためとセットレンタルににするための両方の方便のために
そしてただ単に4月リリースだってだけでレンタルしてきたものの、なんと140分もある長尺の映画だった
そう全く東洋人の私には名前も知らない政治家さん
女性が議会政治の場には日本同様受け入れられなかったんよフランスでも
現在の日本以上に政治の世界は男社会だったみたいですフランスは・・・
そんな中で1974年フランス議会で男性人の強烈な反対意見と対立しつつフランス国内における中絶法を成立させ
そんな中で1974年フランス議会で男性人の強烈な反対意見と対立しつつフランス国内における中絶法を成立させ
さらにEUとしてヨーロッパ諸国が一つの経済圏を構成したEU義会で1979年に女性銀初の欧州議会議長に選出されたシモーヌ・ヴェイユの伝記映画である。
晩年のシモーヌが自分の波乱に富んだ人生を振り返って自伝を書こうと決意し
記憶の赴くままに思い出を
そうなんです一応そういうことでこの作品シモーヌの回想形式です綴られる伝記映画ですが
記憶の思い出を断片的に思い出した時制で描くから彼女の思い出には時制に沿ってるわけではありませんから
この映画結構時制があちらこちらと前後して飛びまくりなすので
こっちもしっかり見てないと・・・
という映画で
という映画で
晩年過去を回想するシモーヌ
十代から三十代にかけてアウシュビッツの収容所に送られたシモーヌ
そして四十代の先に書いたフランス議会で中絶法を成立させ、欧州議会議長に推挙される政治家としてのシモーヌ
と三人の女優さんがそれぞれの年代のシモーヌを演じている作品だった
中でも十代のアウシュビッツに送られそこで暮らすユダヤ人
そうなんですねこれもこの映画で初めて知ったんですがシモーヌは同化ユダヤ人としてフランスの中流家庭で育った人で
同化ユダヤ人とはユダヤ教から離れ、居住地の文化や社会に同化したユダヤ人ということで生まれも育ちもフランスだったために国籍はフランスなんですね
でも結局はナチスによってユダヤ人として収容所送りになり、そこでの残酷極まりない想像を絶する経験が政治家シモーヌの根幹を形成していった風に映画は作られていました
東洋人のわたしには未知のというか初めて名前を知る人物というか女性政治家さんですが
このような波乱万丈の人生を送ってこられた彼女の人生は映画になるような波乱万丈なドラマはやっぱ収容所時代なのよね
そこいらは見てでやっぱ辛いものがある。
そんな映画でした・・・
2022年製作、フランス映画
オリヴィエ・ダアン脚本・監督作品
出演:エルザ・ジルベルスタイン、レベッカ・マルデール、オリヴィエ・グルメ、エロディ・ブシェーズ、ジュディット・シュムラ