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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

シカゴ・ファイア シーズン10

2024-04-24 20:08:02 | 海外ドラマ
レンタル作品の枯れ時に頼るのが海外ドラマ
なんか最近は海ドラマ自体個人的におもろう無いというかある意味頭うちになってきてて
ほぼアメリカの海ドラマも配信が多くなってきてるのもあったりで
ここきて毎年連続で見てるアメリカの連続ドラマは
なぜかデイック・ウルフが製作してる“シカゴサーガ”と“FBIユニバース”くらいしか見てない気がする。
 
彼の作る連続ドラマは、いわゆるシーズン通して縦筋でレギュラー陣の劇中でのプライベートなお話で繋ぎ
いわゆる各回完結のいわゆる横筋であるところの事件とかもその回で終了させて話を繋いでというか紡いでいくプロットですから
実に見やすく気軽に見られて次週へのつなぎは縦筋でのレギュラーたちの人間模様を見せてくれるとこが面白いんでしょうね
ってことでほんと彼のシリーズしか米ドラマは最近見る気もしてないですね
でも「シカゴ・ファイア」「シカゴP.D.」そして「シカゴMED」
さらに「FBI:特別捜査班」「FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~」「FBI:インターナショナル」とこの6作品はきっちり見てるんですよね
 
ってことでこの「シカゴ・ファイア」もとうとう節目の10年目に入りまして
全22話、916分を二日で完走しました。
ついに主役の1人シカゴ51分署の梯子隊中隊長ケーシーがなんと番組に7話からついに姿を消すことになり
主役はセブライト小隊長1人になっちゃいました
ケーシーがオレゴンに3年間という設定でいなくなり、ケーシーとうとう恋仲になっていた救命士のシルヴィが休暇をとってオレゴンに度々消えるので
51分署の救命士にはヴァイオレットの相棒として事務局の局長ホーキンスが度々現場に出てきて2人は恋仲に
 
これが仇となって後半ではシルヴィの代わりに来たエマが2人の中を知りシルヴィ追い出しにかかりホーキンス局長を脅しにかかります
シルヴィは一応戻って吐きますがエマの威はさらにキツくなって・・・・
ボーデン署長は逐次長に栄転し彼の事務所は51分署ににおかれてある意味影響はありませんが
一話だけ彼が横筋の回で主役を張りましたねぇ
 
残されたセブライトは梯子隊の小隊長に恋人のステラをと思うのですが
彼女は何故かセヴライドとの連絡を無視し続けて“ガールズ・オン・ファイア”というプログラムに打ち込んでおり、小隊長に変わりが就任してしまうものの、後半ではステラに落ち着きます
ってことでこのセブライトとステラとの結婚が最終話になるんですね
ってことでケーシーも登場してきますが、このままFOしていくんですね
そしてなんと次シーズンではシルヴィも・・・
 
まぁ10年も続けばマンネリも起きるから多少の入れ替わりはあるんでしょうが
主役級が居なくなってシーズン11はどうなるのかな
米国では現在シーズン 12がOA中だとかですからまだまだこちらも楽しめそうですね
 
あ、エマは火が迫る中での現場出産の仕事放棄で呆気なく自滅して行きましたが・・・
あのキャラは個人的には捨てがたいものがあったんですまたまた出てきて欲しいよね
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福田村事件

2024-04-24 05:05:20 | 邦画
これは日本映画を積極的に見ていこうと言う企画ではなく
この作品は私個人的にこの映画は”見ておかないとなぁ“と思ってセル版を購入しておいた作品
実に重い。ひたすら悪い作品ではあるが
不遜な言い方ではではなく、映画としてかなり見応えのある実に面白い(作品としてですからお間違い無く)映画だった。
2時間17分の尺もある作品だが長さが本当に気にならない作品でした。
実際にあった物語というか関東大震災の直後に流言蜚語によって在日朝鮮人が各地で殺されるという事件が起き、
これも流言蜚語なんでしょうが甘粕大尉が大杉栄殺しと相まって東京でバッタバッタと朝鮮人(当時差別語として朝を取って鮮人と呼んでいたらしい)を斬りまくってたって言うのを聞いたことがある
 
そう、そんな関東大震災の情報が全く入ってこない、何せラジオ放送もまだ無い時代ですからねぇ
頼りは新聞のみ、そんな新聞も流言蜚語を書いてる始末ですから
情報の得られない人々は逃げてきた人たちの人の口による膾炙の伝播からの情報のみですから
みんな疑心暗鬼に堕ちいってしまうのは当たり前
さらに小狭い村社会ですからよそ者排除は当然ですから
まぁ起こるべくして起こった事件と言っても仕方ないことですが・・・

でもまぁこう書いてきてこう言った社会背景だからでは済まされない
見終わって調べていたら本当に政府発表として朝鮮人云々の公布は出てるようだし
やっぱ地方の閉鎖的な村社会に異質なそして時代的に四国だし映画でも語っていたように行商の薬売りの出自は“穢多非人(差別用語ご容赦)”と劇中でも語られてるようだし、そう言った人が社会となるべく関わらないだけで無く自分たちの出自も隠すために多くは語らないってのもあったんでしょうね
 
そんなことで彼らを見つけて村人が集まって集団ヒステリーが昂じての極限で誰かが動けばこうなるのは当たり前田のクラッカーで
クラッカーの紐というか糸を引いたのは
行商のカシラの“朝鮮人なら殺してもいいのかよ!”って言う一言
散々差別を受けてきた人間の心の叫びではあったもののこれは逆に”火に油“だった
そこから集団での殺戮がはじまって・・・

この惨劇までの顛末を一時間半くらいかけてゆっくりじっくり描いているからこそ
この惨劇のシーンが実に生きてくるんですね
朝鮮飴を買った時に朝鮮人から朝鮮扇子をもらったり、行商の妊婦が生まれてくる子供の名前を”望“という字にして男なら‘のぞむ“女なら”のぞみ“と伏線きっちり張ってきてるんですね
男だったら”のぞむ“、女だったら”のぞみ“って五段活用やんか“望”って動詞だったんだって・・・
“のぞみ”は連用中止法やなぁなんて仕事絡みで見てましたが・・・

井浦新が劇中で云った朝鮮語のセリフに字幕つけて欲しかったなぁ
後からのセリフが多分日本語訳なんだろうけども・・・
 
2023年製作、日本映画、「福田村事件」プロジェクト作品
佐伯俊道、井上淳一荒井晴彦共同脚本、森達也監督作品
出演:井浦新、田中麗奈、永山瑛太、柄本明、ピエール瀧、水道橋博士、東出昌大、木竜麻生、向里祐香、豊原功補
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