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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

新宿狼(ウルフ)

2024-04-18 20:08:40 | Vシネマ
日本映画専門チャンネルが「映画 氷室蓮司」の公開を記念して
公開日前日の4月11日に“日本統一劇場SP  4.12 映画『氷室蓮司』公開記念祭!”として映画のメイキングとか日テレの連続ドラマ「日本統一 関東編」のノーカット版やら本宮泰風さんと山口祥行さんのオールイン製作の共演任侠Vシネマ3本を連続OAした三本のVシネマのうちの一本でしてこの特集の最後の作品
いや見てて思ったんですが、もう「日本統一」に出演してる方々総出演って言っても
亜紗美姐さんだけ圏外でしたが
私個人的には亜紗美姐さんは推しの1人だった女優さん
まだまだいけるといううちに潔く芸能界からFOされてしまわれてしまいました。
 
この企画番組として先に見た「修羅の掟」と「武闘派 」と同じ林克美が脚本を書いて昭和40年代宿の歌舞伎町で伝説の喧嘩師との呼ばれたトレビのトシこと吉野正利の生涯を小沢仁志で演じた作品
ということで完全にジャケット通りの小沢仁志さんの映画に
地方から男をあげたい男で生きたいと宿にやってきた若者に本宮泰風、山口祥行の2人
いわゆる愚連隊なんですよね、それが当時歌舞伎町を預かっていた誠直也演じる組長になぜか可愛がられ
かつ、同じようの愚連隊連中をその腕力で治めていくうちに誠直也から杯を受けて
一家一門の組員となるものの
喧嘩だけでからっきしシノギがダメな小沢さんはヤクに手を出していき
ヤク中になるものの
そこから立ち直る姿を描いた2012年の作品ですが
先の二本がオールインでの作品なんですが
 
多分にこのトレビのトシにはモデルとなる人物がいて
その傘下組員へのこう言った作品の商売ってことからミュージアム作品となってるんですね

まぁこう言った作品は「日本統一」ではありませんが小沢仁志、本宮泰風に山口祥行の3人が居ればVシネは成立するって言うことと
ホントこれは神羅万象さんをナレーションに使ってることとか、もうどこから見てもな作品で
この作品の延長線上で企画されたのが「日本統一」じゃないだろうかって思わされる作品
そんな作品にご自慢の肉体美とアクション女優の姿を隠して小沢仁志さんに尽くす妻役に亜紗美姐さん
もう完ぺきに言うことなしの作品でした
 
そしてなんと許可どりして歌舞伎町でのオールロケ作品だったのね
歌舞伎町のシンボルであるランドマーク的なものは全て画面に入れ込むものの
時代設定が昭和40年代って事で
平成を映し込むわけにいかない撮影には苦労の後が見えるようで・・・

2012年製作、日本Vシネマ、「新宿狼」製作委員会作品
林克美脚本、山本芳久監督作品
出演:小沢仁志、本宮泰風、山口祥行、亜紗美、勝矢、Koji、猪瀬孔明、森羅万象、木村圭作、松田優、岡崎二朗、誠直也
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ファミリー・ディナー

2024-04-18 05:05:15 | 洋画
これって劇場公開された作品だったのね
そしてこれもまた「PIGGY ピギー 」同様に太っちょのヒロインのヨーロピアンホラー映画ですが
こちらはもうジャケットの惹句見てもなんとなく分かると思いますが、カニバリズム作品。
たしかにカニバリズムではあるのですが、そこにイースターという宗教的行事が絡んでるので東洋人のわたしにはなんでそうなるの?の疑問の方が先に立っちゃって
結局意味もわからぬまま
そしてゆるいっていうか全然ホラーっぽくない作品でした。
ある意味私自身が消化不良だったとも言える作品だった

そこにいくまで一応伏線もきちんと張っていてラストの伏線回収だけはお見事と言える作品だったかな
こちらのヒロインはデブはデブでも料理研究家というか食文化研究家であり、別かれた夫の姉の娘であるデブっちょヒロインが
自己の体型を気にして叔母んとこにダイエット指南にイースター休暇を利用して泊まりに来るが引っ込み思案のために目的を言い出し兼ねている
 
この叔母さんは今はヒロインの従兄弟と別の男と家庭を持ってるっていう不思議な親族関係になるんだかならないんだか
そんな中で映画自体は週日に章分けされてて月曜日に訪問してイースター休暇全部使いたかったんだけど最初に金曜までよって釘刺されてもなんも言えんヒロイン
いとこにはデブデブって言われれるし
初日はおばさん得意の料理でもてなしてもらえるが叔母夫婦はイースターってことで断食で、いとこには大量の料理を振る舞う
 
ダイエット始めたヒロインも二日目から食事制限されて断食状態の中で大量の料理を食させられる従兄弟くん
って一人にあんだけ食事作ってあとは捨てるだけってSDGsに全く反した作品だなぁって見てましたが
何せ田舎の山の中、食料はある程度自給自足ですから従兄弟と旦那とヒロインの三人で狩りにいき従兄弟がウサギをライフルで撃つもののあたりどころが悪かったのかウサギは虫の息
 
おじさんは“早く楽にさせてやるのが狩りの鉄則だ”ってナイフを従兄弟に渡すが彼は臆して何もできない
見かねたヒロインがくびきして息の根を絶ってあげる
これが伏線

全編に渡って叔母のクラウディアが不穏な雰囲気を醸し出しているのはホラー映画の鉄則ですが、こといろいろと息子に対しての過保護がエスカレートしていくとこがこの映画の肝でしたかねぇ
それに比して体型から来るのかヒロインがこれまたグズでして自分を表に出せないでいるのが対象的でした
 
イースター前に従兄弟とこの家を出ようと約束していたのに従兄弟に裏切られて勝手に出て行かれ取り残されたヒロインはグズグズとイースターまで居残り
イースターの晩餐に出された肉をみんなで食するんですが
この肉実は・・・の肉でして
 
それがわかったヒロインはこの家からの脱出を試みるっていうクライマックスでの叔母夫婦との攻防戦で
いわゆる逃げるために腹を数カ所刺したおじさんが虫の息の苦しさからヒロインにライフルを渡すんですが
彼女はそれを拒否ったとこでFOしてのエンドクレジット
そう狩った者の定め獲物は楽にしてやれってことを拒否してるんですねデブヒロインちゃんは
ここの伏線回収は見事で感心してしまいました。
 
全体的にホラーホラーしてる作品ではありませんしヒロインのグズグズな性格とかおじさんのこれまた悪に徹し切れてない感じとか
ある意味ゆるゆるな作品でした。
 
2022年製作、オーストリア映画
ペーター・ヘングル脚本・監督作品
出演:ピア・ヒアツェッガー、ニーナ・カトライン、ミヒャエル・ピンク、アレクサンダー・スラデック
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