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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

永遠に僕のもの

2020-02-21 20:51:55 | 洋画
滅多に見ないというか、レンタルDVDに過剰に付加されているトレーラー
ほとんど見る気はなくてスキップしちゃうのが常なんですが
なんの拍子か、この作品のトレーラーを、なんの作品か忘れちゃいましたが、見て
この主人公のユニセックスな容貌と、アドロ・ペルモドバルが製作っていうことで
見て見たいと言う気になって、ちょうどセットレンタルに良いとレンタルしてきました
一月下旬にリリースされてる作品だったのね

時代は1970年代前半、舞台はアルゼンチンのブェノスアイリスですか
当時のアルゼンチンって未だ軍事政権だったのか、かなり警察が拷問とかやっていそうな物騒な台詞もバンバン飛び交ってましたが
そんな時代に一般家庭に生まれて普通に17歳に育った少年カルリートス
実に美形な若者であるが、彼は幼いころから他人のものを手に入れたがる性分で、
思春期を迎えた今、窃盗が自分の天職だと知り、親に内緒で窃盗を繰り返していた

更に学校で出会ったラモンと対立するものの、その後意気投合したカルリートスとラモンは
ラモンの両親が窃盗犯であったために、ラモン親子たちと組んでさまざまな窃盗犯罪に手を染め、
その過程で銃器を手に入れたカルリーストはやがて人を撃つことに躊躇しなくなり
なんと捕まるまで12人も射殺してしまう・・・
って事で、実話ベースのお話です

さほど濃厚に描かれてはいませんが、カルリーストはいわゆるマイナージェンダーのようですかね
盗んだ宝石でラモンの局部を飾りたてたり、ラモンのお父ちゃんの陰茎に興味持ったりするものの
ラモンのお母ちゃんの誘惑というか直接的に“私と寝る”っていうのを断ったり
でも双子の女の子とデートするものの、その女の子たちもある意味胸の膨らみも全くないユニセックスにような容姿だったりするんですね

って事で、なんとそんなカルリーストの窃盗と殺人の繰り返しが淡々とつづられる映画
ある意味カルリーストを演じてるロレンソ・ファロの美貌という存在感あってこそ成立してる映画
実にエロっぽく撮られています、
男に全く興味もたない私ですが、彼の唇アップなんかに女を感じてしまうほどですからね
そんだけ撮り方にも苦労されたことだと思いますが・・・

なんでしょう70年代のポップスがまんま、映画に使われていたんですね
個人的には「朝日の当たる家」と「夢見る想い」の二曲は知ってましたが
この時代のポップスといわゆるミニスカとかベルボトムのファッションにもこだわっていたようですね

二時間ほとんど退屈せずに見ていられました
が映画的な盛り上がりには欠けているんですね
ま、実話ベースだから仕方ないのかなぁ、


2018年製作、アルゼンチン・スペイン合作映画
ルイス・オルテガ監督作品
出演:ロレンソ・フェロ、チノ・ダリン、ダニエル・ファネゴ、メルセデス・モラーン、ルイス・ニェッコ、ピーター・ランサーニ、セシリア・ロス

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