MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

平成清水一家 完結編

2024-05-22 19:44:11 | Vシネマ
先に見た「平成清水一家」の“完結篇”ですね
まぁ二本撮りであるのでしょうがこの作品も一応現在のライツキューブの大人気作である「日本統一」各篇でも一本の尺は70分で作られてるのが常ですが
この作品もきっちり90分も尺のある作品でした
 
二本撮りの常として一応前作で次郎長を庇って死んだ寺島進さんの思い出映像が使われていましたが
その寺島さんをしのぶ台詞の中で、なんと彼が演じていたのは関東綱五郎だったっていうのがわかりました
次郎長二十八人衆の子分の一人でもあったってことでした
 
まぁ後編はご存知の荒神山プロジェクトを巡っての黒駒一家との抗争劇だっていうのはわかるんですが
そういうことで荒神山のエピソードに森の石松の最期を絡めてのお話だったんですね
ってことで荒神山ってことで本宮泰風さんが演じられていた人物こそがなんと吉良の仁吉さんだったわけで
穴太徳の妹との三行半の件は
そこは平成ですから離婚届だったのは仕方ないとして
なんと穴太徳には小沢和義さんが演じられていたのね
 
そして糸の切れた凧のように自由気ままにあっち行ったりこっち行ったりと次郎長の盃受けてもいなくても仁吉のとこにいたりで石松代参とは行かずに
大阪の賭場でイカサマ見破ったりしたらそこはなんと旧知の間柄の都鳥の吉兵衛の賭場だったってことでの騙し討ち
そんな都鳥の吉兵衛には宮村優さんが演じられてて
 
なんと江原シュウさんがきっちりと石松の仇を取るっていう二十八人衆ではなかったものの蓋を開けてみたら一番いい役をもらっていたんですね
そんな石松を白竜さんと偲ぶのに森羅万象さんの再登場でしたねぇ
 
まぁ芝居や映画でよく知った人物を現代に置き換えてドラマを作るのに逸話をそれぞれどのように組み替えて作るかっていう見本みたいな作品でした。
 
2007年製作、日本Vシネマ、GPミュージアム作品
辻裕之監督作品
出演:白竜、吉野公佳、四方堂亘、國本鐘建、小沢和義、やべ きょうすけ、宮村優、江原シュウ、倉見誠、かでなれおん、森羅万象、ジェリー藤尾、寺島進、水上竜士、本宮泰風、堀田眞三、小沢仁志

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白石晃士の決して送ってこないで下さいVol1.Vol2.

2024-05-22 05:05:30 | 邦画
はっきり言ってJホラーに関しては完全に初心者でして、つい最近胸くそエンディングの変な落とし方にハマって
それじゃJホラーを見てもいいかって、まぁ白石晃士監督の作品は本格的なホラーって言えるのは「戦慄怪奇ワールド コワすぎ!」くらいで後はエロチック作品はそれなりに見て来てはいますけども
ってことで今月リリースされたこの「白石晃士の決して送ってこないで下さいVol1.」と「白石晃士の決して送ってこないで下さいVol2.」というDVDは
劇場公開された「白石晃士の決して送ってこないで下さい」と言う80分程度のフェイクドキュメントスタイルで撮られたJホラー映画を二本のDVDに再編集した作品だったんですね。
ってことでここでは1と2を同時に扱うこととさせていただきます。
 
Vol1.
主人公のケイスケとユキが心霊スポットである場所で撮った二人のカメラに映った映像と、その場での不可思議現象の中でユキが拾った昔のVHSテープに映された映像を見る作品
いわゆるこの物語の発端となる部分をVol1としていたんですね
そこで黒い影が現れて一時ケイスケの前から姿を消したユキでしたが、なんといつのまにか探しまくるケイスケを尻目に何処かから姿を現しその手にはビニール袋に入ったVHSテープが
ユキとケイスケの撮った映像とVHSの映像を見るだけのお話ですが
そのVHSにおさめられてた映像はなんとそのカメラを持って自撮りしていたハイカーの女性が襲われる映像だった・・・
ってこの前段のおどろおどろしさは白石監督の語りだけで
結局はなんとレイプの映像っていうか逆にその女性が反撃してレイプ犯を殺っちゃうだけの映像
 
ってかこの時代もののVHSカセットだとカメラってかなりでかいもんですよね
それが全く出てこんとは
あんなでっかいカメラだかえてハメ撮りってできるんかいな
って「全裸監督」ではでっかいのではハメ撮りしてた映像があるねぇ
ハンディカセットカメラができてからはハメ撮りも楽なお話でしょう
そこいら完全時代感を無視しとるやん
 
Vol2.
カラメっていう女性から送られて来た映像は件のケイスケとユキとの延々たる痴話喧嘩の隠しカメラの映像
そこからカラメにわけのわからぬ脅迫をうけて白石監督がケイスケとユキとの関係を調べるお話
でもさその痴話喧嘩の映像にはこれまた黒い煙みたいな黒い影が映りこんでるものの
最後までこの黒い影は何かの説明は全くありませんが
ケイスケとユキとの関係を通して
 
この世で一番怖いのは人間の感情であるっていうオチの映画だったようですね
ってことで先にも書きましたが全体通しておどろおどろしいのは白石監督の語りでしかなかった作品
こういう持ってき方はきらいじゃありません。
 
どうやらこの「白石晃士の決して送ってこないで下さい」はシリーズ化されてくみたいですね
 
2023年製作、日本映画、「白石晃士の決して送ってこないで下さい」プロジェクト作品
白石晃士脚本・編集・録音・合成・出演・監督作品
出演:有川舞衣子、かいばしら、清瀬やえこ、沖田遊戯、小倉綾野、瑶楽瑠香、村上紅太、栗林忍
コメント (2)
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