MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

フューリー・ロード

2024-05-05 05:05:31 | 洋画未公開
なんと本編が始まる前の映画会社のロゴにはロシアのは文字が
でも原題タイトルは「Once In The Desert」と英語なんですよね
そして2022年の製作ということはロシアがクリミアに軍事侵攻をもう仕掛けている中でのこの作品
果たして見ていいものかって迷ってしまうのも事実なんですが
 
英字タイトルに“Desert”ってあるようにこの映画はシリアにISISとの戦いのオブザーバーとしてシリア軍顧問とし戦闘に参加したロシア軍
それもいわゆる爆弾及び地雷撤去の軍事教官として派遣されISISが破壊しまくった
世界遺産に登録されているシリアのパルミラ遺跡や多くの史跡が破壊された事実をもとに作られてる作品
そのシリア軍兵士たちに地雷除去と爆弾処理の技術を叩き込んでる主人公、ロシア軍歴戦の強者シャビョロフ大尉を中心に描かれた作品でした。
 
いやまぁ爆弾処理のお話ですから映画自体がド派手にCGとVFXでの爆破シーンが描かれていて
娯楽映画としては銃撃戦の描写で被弾して吹っ飛ぶ兵士やら超大型爆弾での破裂シーンでの車がぶっ飛び人が飛ばされて物にぶつかってクシャって言う破壊シーンなど
言葉は悪いですがそれなりに楽しめる作品ではあって二時間があっという間に感じられる映画ではあるのですが
 
そして今主人公のベテラン爆弾処理のシャビョロフ大尉のいわゆるはみ出しっていうか、一匹狼っていうか
命令無視してことに当たる姿から孤立無縁だし
上からは帰還命令が出されてもすぐにシャシャリ出てきちゃって帰還しないのよね
その兵士としての技量と度量には感心させられるものの
 
なんと最初の大爆発でシリア兵とロシア兵を殺してしまったスパイとかもでてきたりと
最終的には爆弾処理でISISに捕まった同僚との捕虜交換で
ロシア兵の体に爆弾ベストが着せられててその処理中に主人公は爆死するとこで終わるものの
一応はベスト外してまだ10数秒残っていたからベスト投げればいいのにって言う見てて思ったんですが爆破スイッチには水平器がつけられたのを失念してました・・・
なんと彼がその死を迎えてもう観念的な世界で女神様と出会っている映像があったりと
まぁある意味不思議な世界観でもって作らていたりしてる
 
爆破も戦闘も派手な作品でしので戦争映画としてはロシアではA級作品として製作されてた作品だと思えるのですが
この時期に作られた作品としてはプロパガンダ的には作られていなかったとこは買いですかねぇ
 
2022製作、ロシア映画
アンドレイ・クラフチューク監督作品
出演:アレクサンドル・ロバック、エカテリーナ・ネステロワ、パヴェル・チナリョフ、アレクサンダー・メチョルキン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 隠密濡物帳 熟れごろ嫁さがし | トップ | バーミリオン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

洋画未公開」カテゴリの最新記事