MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

JKエレジー

2020-11-05 23:24:57 | 邦画
極力日本映画を見ていく企画
本日はこの作品っても2018年製作のある意味これまたインディーズ作品に入れてもいいのかな
ようやっと今年になって日の目というか新宿にの老舗ミニシアターテアトル新宿で公開された作品
公開されたことでDVDパッケージ化されたようですが
 
JKって言ったら個人的には飯の種だったんですか
最近はもうJKと接する機会もないわけで
普通にJKって言う言葉にある種のはトキメキ感を感じるのは普通のは人と代わりないように思うんですが
そういう意味での期待感は完全に見てて押しつぶされる作品だった
ジャケットから感じられる爽快感みたいな期待感もなんもないクライマックス
そうこのは映画に救いはないわけで
クライマックスではワンカットで阿部亮平に対峙するけど、これが本当の“暗いMAX”
っていう洒落にもなんない
 
オープニングではひたすら河川敷でカンを踏みつぶす映像を延々と・・・
その足元から絵が引かれていくと、その踏みつぶしを撮影してる若い男
カットってかかり、賃金を貰うこの河川敷はなんと渡良瀬川って
 
って事で桐生市が町おこしで作ったんでしょうかっていうような
全面桐生氏で作られた映画でしたねぇ
でヒロインのJKが家に帰ると
ゴロ寝でTVを見て笑ってる兄と父
これが曲者で、父親はギャンブル狂いで働かずに生活保護を支給されてて
兄貴はお笑い芸人を目指して東京から逃げて帰ってきてまんまニートになって
このヒロインに金のは無心までする体たらく
もう家族崩壊しております
 
だから邦題が“エレジー”なんでしょうか
この家から脱出したくて就職を願うものの進路指導で大学を推奨されて
友人たちからも進学を勧められその気になっていくものの
 
ヒロインの踏みつぶし映像はアルバイトのフェチDVD製作だったんですね
いわゆるフェチだけで、エロはなしでして、踏み潰しの隙間にパン見え映像はない
企画したのは兄貴の相方で一緒に東京から逃げ帰ってきたものの
ニートにならず世間の偏ったニーズに応えるDVD制作を企画してヤクザにその販路を託していたのだった
相方の妹にちょっとした恋心があったのかなぁ
 
ヒロインのこの閉塞感から脱出するには大学進学だったものの
父親は死んだ母親が娘の進学にと貯めていた金を競艇で使い果たし
兄貴はフェチDVDで稼いだアルバイト代を全額持逃げしており
このフェチDVDが学校に知られて
二進も三進も行かなくなったわけで・・・
 
もろにヤクザに対峙するものの
一応この映画での暗いMAXでは、何もなくこの場は済んだけど、桐生に住んでる限りヤクザから逃れられないだろうなってとこで映画は終わりますが
唯一の救いは友情だけってことですか
ヒロインの今後は全て見てるこっちに委ねられてきてますね

ヒロイン演じてる希代彩、この作品がデビュー作だったようですが
かなりな存在感を見せてくれてます。
 
2018年製作、日本映画、16bit.作品
松上元太監督作品
出演:希代彩、猪野広樹、川瀬陽太、芋生悠、小室ゆら
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女王トミュリス 史上最強の戦士

2020-11-05 17:00:37 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の企画興行“WWC ホワット・ア・ワンダフル・シネマ2020”で上映された一本。
紀元前550年頃の中央アジアに実在した伝説の女王を主人公に描いたカザフスタン映画でして、最初原語日本語字幕で見ていたんですが
聞き覚えの全くない原語が辛くなって
字幕そのままで日本語吹き替えにして鑑賞しましたが
2時間強ある作品です、戦闘シーンが多くて、しまいには見にくいと日本語字幕も消して見ましたが
 
我々が全く知らなかったカザフスタンではそれなりに有名な女戦士であり
カスピ海東岸に勢力を有していた放牧民マッサゲタイ族の女王トミュリスの半生を
語り部というか伝説作家が物語るという形式で
生まれてからペルシャの大軍に戦勝するまでを描いた作品でして
いわゆる戦闘は剣戟でして、戦闘シーンにSEとしてつけられてる斬殺音が少し過剰ではあるのですが
それなりにきちんと戦闘シーンに力点を置いた演出で
実に面白く退屈せずに見られましたが、物量がすごいですねぇ
 
カザフスタン映画は初めてでして、全く知らない俳優さんたちですからねぇ
ヒロインであるトミュリスを演じてる女優さんが
両親を同じ放牧民部族に殺され少女として他部族に助けられ成長していき
大人の女性になってから
両親の仇を討ち、マッサゲタイ族のもとに帰還し、女王として君臨していく過程と
他放牧民の王子と結婚し、子どもを設けて、その子がいい年齢になっても
年齢の変化を表現できてなくて
いつまでもお若い王女様だったのがちょっとどうなんだって気がするのですが
 
 
そこいらおいといても、こんだけ戦闘シーンが多く、大平原でのペルシャ軍との戦闘シーンでのモブシーンに導入されてる兵士役のエキストラの多さは半端ない
ここいら映画にかけるカザフスタンの映画界ってかなり製作費を使ってるなぁって
羨ましくも思ってしまいましたが
って先にみた日本映画がこれまたインディーズ作品だったために
製作費にどうしても思いが馳せてしまうんですよね
 
2019年製作、カザフスタン映画
アカン・サタイェフ監督作品
出演:アルミラ・ターシン、アディル・アフメトフ、エルケブラン・ダイロフ、ハッサン・マスード、アイザン・ライグ
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