MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

沈黙の達人

2019-01-08 23:08:21 | 洋画
1月5日にリリースされたセガール省エネ映画
どうしてもセガールがジャケットに写りこんでると
なにも考えずに手を伸ばしてしまいます
自称”パブロフのワンちゃん”っていっていますが、今まではいつも省エネセガールに騙されて来ましたが
なんとなんと、こんなことってあるのですか

この映画省エネセガールじゃなかったんですよ、なんと最初っから最後まで完全に主役だけど
相変わらずタイマンセガール拳のシーンでは手先と背中だけの省エネセガールだったけども
主役でここまでやるとは思っていませんでしたので、これは”もうけ”たって言うか
ジャケット詐欺の映画ではなかった
ってことでシネマート新宿の恒例となってきてる企画興行<のむコレ2018>にて上映された映画だったのね

初っぱなの映画会社のロゴはどうやらタイの映画会社のようですね
次にセガールの会社のロゴっていうことでタイとの合作っていっても殆どタイが金だしてるような・・・
そしてなんとwritten by Steven Seagalのクレジットを発見しました
いつからホンを書くようになったンですかセガール
まさかこれも背中だけ映して見せてるセガール拳同様なボディダブル?

ま、おもしろければ↑はドーでもいいです
ってことでそれなりに楽しめた映画
銃撃アクションアリーな、カンフーアクションアリーなそしてセガール映画お約束の一体どこで見つけて来るンですかねぇ美女との×××アリーなでしたね
セガールの動ける人は背中だけの人であっても
相手役はものほんのお方たちですからちゃんとカンフーアクションも本物ですし

って結構誉めて来ましたが85分の尺にアクションを詰め込んで来ていることで
本筋は悪党に誘拐された知人の娘を昔の特殊部隊の連中を集めて救出するだけなんですが
サイドでゴチャゴチャと筋に絡まないアクションまでいれた映画
更になんだろうラストでは延々カンフーについて大演説を・・・
そういや沈黙シリーズ?の4作目だったか5作目だったかタイトルも忘れたけど
ラストでセガールが環境問題について演説を延々と・・・っていう作品があったのを思い出した

エンドクレジットでのおまけ画像はいらんだろう

2018年製作、アメリカ・タイ・香港・イギリス合作映画
マチュー・ウェシュラー監督作品
出演:スティーヴン・セガール、ルーディー・ヤングブロッド、ヴィタヤ・パンスリンガム
コメント (2)
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沓掛時次郎 遊侠一匹

2019-01-08 19:20:38 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は加藤泰を語るには欠かせない時代劇
そして中村錦之助の東映最後の作品になったような

渥美清演じる身延の朝吉の立て板に水の仁義口上からはじまる。
渥美清さんのべらんめぇ口調の仁義口上は実にテンポがいい
66年の作品という事でまだ”寅さん”の”と”の字もない時代
彼の達者な芸が生かされたオープニングですね

更に丁度東映さんが新しい金脈の着流し任侠路線に舵を切った頃ですから
オープニングでの時次郎の私闘でいきなりの
スプラッター
そして斬音のSE
そうか着流しヤクザ映画でも初期の頃はこのSEなかったし
錦之助さんの気迫と渥美清の軽妙酒脱の演技と台詞回し
後半は東映の女優さんではない東宝の池内淳子さんの
千々に乱れる女心の繊細さ
見事なアンサンブルでした

長谷川伸原作では前半の渥美清のエピソードはありませんが
コレが後半の時次郎が岡崎二郎に見せるやくざの本質であり、一本差しを捨てさせる要因への
伏線になってきてるんですね

渥美清を弄ぶ遊女の三原葉子さんも実にいいんです
その対比としての弓恵子さんの役所と実に脚本も原作にない部分でやくざのエゴを描いてる見事な脚本もうまい

東千代之介も時代劇衰退の波を被った一人でしょうね
錦之助に拮抗するキャスティングだったのね
お二人とも感慨無量だったんじゃね

錦之助さんの殺陣にはやっぱ尾形伸之介さん
しつこく時次郎を狙うやくざのお一人でした

主題歌にはフランク永井さん
橋幸夫ではなかった

1966年製作、日本映画、東映作品
加藤泰監督作品
出演:中村錦之助、池内淳子、中村信二郎、東千代之介、弓恵子、那須伸太朗、志賀勝、結城哲也、小田部通麿、三原葉子、香月涼二、西田良、尾形伸之介、阿波地大輔、岡崎二朗、阿部九州男、清川虹子、明石潮、渥美清
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