MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

マンディ・地獄のロード・ウォリアー

2019-01-23 23:20:47 | 洋画
兎に角すごい映画を見てしまったって感じ
っていうのも、最近出る作品を選ばないっていうか、何にでも出てしまうニコケイが
ようやっとニコケイらしい映画に巡りあったっていう映画
本当にニコケイ完全に突き抜けていました

全体では2時間の尺ですが前半1時間はもうナンだろう多少の退屈を感じてしまうのですが
それを我慢してると後半はニコケイのキチ○イ演技と言うのか
これって本当に映像にしちゃってダイジョーブっていうような映像のオンパレードです
日本でのレイティングはRー15ナンですが、
普段はこれってちょっとレイティングはキツメにかけてるンじゃねーの
って思う私がこれはRー18だろうって思うほどのゴア描写の連続
だって最後は親玉の頭部を両手で圧迫して頭蓋骨を潰して目ん玉飛び出しちゃう

ま、この映画って見る人を選ぶ映画ですけども
画質がすごいんです、前半は背景自体というかどこかポップアートっぽいんですが
コレが後半はもう赤というか紫というかピンクというか意味不明の赤を基調にして全体的にニコケイの怒りを表現していたような・・・

てことで、森林伐採の主人公ニコケイが恋人と一緒に暮らしてるンだけども
その恋人に岡惚れしたカルト集団が、押し入ってきてニコケイの目の前で恋人ーーー
そうこの恋人の名前がマンディっていうわけ
月曜日はMonday、名前だからMandyだったんですねぇーーー
ここからはとにかく壮絶の一言。ニコケイは釘で磔にされ、刃物で刺され、
マンディを目の前で生きたまま焼かれ、
なんとか磔から脱し、愛する女性の灰を掬い復讐の鬼と化していく訳で
後半はニコケイの完膚なき復讐を果たして行く樣がこれまた異常

背景も赤が基調になってますが復讐を果たして行くニコケイも血糊で真っ赤っか
画面から血の匂いが伝わってくるような・・・
何年ぶりだろうか、こんなニコケイらしいニコケイを見たのは

アメリカ盤のBlu-rayでの鑑賞ですが
日本でのBlu-rayのリリースは4月2日予定日となっております

2017年製作、ベルギー映画
パノス・コスマトス監督作品
出演:ニコラス・ケイジ、アンドレア・ライズブロー、ライナス・ローチ、ネッド・デネヒー、オルウェン・フエレ、リチャード・ブレイク、ビル・デューク
コメント (2)
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影狩り

2019-01-23 21:31:28 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画本日の一本はこの作品

東宝が石原プロから買い取った映画
先にここでも取り上げた「子連れ狼」同様東宝は70年代前半に日活と大映が倒産し、
5社の一角が崩れ、角川さんが資本を大量投資しての大作作るものの都会では洋画系の小屋で上映して収益をあげても
地方での上映館は邦画会社の小屋をということから
東映、松竹はまがりなりのも自社製作の映画をなんとか興行システムに乗せていたのですが、
東宝さんが地方での他力本願の興行に実績をあげて都会の直営館にも勝プロや石原プロとかの作品に東宝のロゴを提携作品の数多くに付けて
東宝カラーであった「明るく楽しい東宝映画」の看板をかなぐり捨てて自社直営館でのプログラムシステムを保持されていたようで
もう完全に製作を止めて配給会社に転身していった時の作品のひとつ

エロあり活劇あり、スプラッターありと、日活不振のスタッフさんたちの映画技術を結集させて
娯楽時代活劇作品としてはかなり面白い作品をものしてきてたようです。

で、肝心の映画ですが、主役の裕次郎さんが病気上がりの時の作品だったのかしら
やたらお顔も肉体も膨張されていて影狩り浪人の頭目のひげ面の時はあごひげでなんとか見られるのですが
公儀介錯人の時の月代髷のシーンではすべてがもうパンパンで見てられない有り様したね

そして肝心の殺陣シーンですが動きが緩慢というかもたついているのが明らかにわかります。
舛田監督もバストアップでの殺陣を多様されて苦心の画面構成がみらるのですが

そんな裕次郎さんのもたつきを、成田三樹夫、内田良平のお二人が見事に殺陣でカバーされてました。
従って三人がまとまってのチャンバラシーンは無いのよね

で、三人三樣の単体での殺陣での見せ場をそれぞれきちんとといった感じに用意しておりまして・・・
でヒロインにはなんと裕次郎さん繋がりで浅丘ルリ子さんを
しかし、ヒロインと言っても成田・内田のお二人がキャラの面、演技の面で食ってしまわれていて
浅丘さんほんといらなくね。といった感じでしたねぇ

まだこの時代は引き絵で馬を走らせることができるロケ地があったのですか
山道で舗装されていないところとか、いいところロケハンは探して来ますよね
まだ日本映画にはCGの時代ではないだろうし
チャンネルNECOでOAされたものの録画視聴しました

1974年製作、日本映画、石原プロダクション作品
石原裕次郎製作・音楽・出演、
舛田利雄監督作品
出演:浅丘ルリ子、内田良平、成田三樹夫、江原真二郎、本田みちこ、丹波哲郎、辰巳柳太郎
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