MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

牙狼之介

2019-01-14 19:26:20 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は、フジテレビ時代劇ドラマ「三匹の侍」で、
テレビ時代劇に新風を吹き込んだフジテレビ社員ディレクター五社英雄の東映映画監督作品

「三匹の侍」で肉斬SEと剣戟での剣の触れあうSEや空を斬るSEと
ちょっとしたお色気と言うか着物の裾を乱して太股チラりのお色気でTV時代劇に新風を吹き込んだ五社英雄さん
本名かどうか知りませんが
当時の邦画会社が五社協定結びスターをガッチリと囲って
邦画各社へはもちろん
映画会社が驚異を感じていたTVにも出演させない時に「三匹の侍」を製作演出して

その手腕を買われ逆に映画へはその名の通りフジテレビ社員のままに松竹で「三匹の侍」を映画化
東映では中村錦之助で「丹下左膳・飛燕居合斬り」を監督して
ある程度の結果を出したという事で
当時東映主流の任侠路線の併映作品として
東映専属になった夏八木勲主演で
”三匹”同様に流れ者の浪人を主人公にした作品

66年製作ですので時代的に劇画ブームはまだ起きてなせんので
完全に五社監督のオリジナル作品
ただし脚本は田坂啓
五社さんはフジテレビ社員のままに監督してます
一連の五社作品を東映で乱発させるのはフリーになってから

盲目の宿場問屋の女主人から、三万両の護衛を頼まれる牙狼之介
問屋場の権利を狙う紀州藩認可の役人でヤクザの仁左右衛門は
代官と組んで三万両強奪を狙う
仁左衛門に用心棒として雇われた素浪人と、宿場の女郎宿の女主人らがからんで、
三万両をめぐっての三巴、四巴の三万両の攻防戦が展開されます

そこは五社さんですから物語のティストは「三匹の侍」の1
エピソードみたいなお話しは娯楽時代劇と言うか、どことなくマカロニウエスタン風土でもあり、結構楽しめる作品になっている面白さも三分の一等ということはないので、ご安心を。

五社監督お得意のチラりお色気のキャット・ファイトもありましたねぇ二組も・・・
また狼之介が斬った佐藤京一演じる聾唖の素浪人が飼っていた子猿が最後まで絡んでくるのね

日本映画専門チャンネルで録画したものを視聴
本編はVHS、DVD共に未ソフト化作品

1966年製作、日本映画、東映作品
五社英雄原案・監督作品
出演:夏八木勲内田良平、遠藤辰雄、宮園純子、富永美沙子、佐藤京一、西田良、阿波地大輔、青木義朗、織本順吉、汐路章、武智豊子
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ブラッド・リベンジ 奪還のボーダーライン

2019-01-14 02:29:48 | 洋画未公開
昨年の12月27日にレンタルリリースされたルーク・ゴス製作・監督・脚本・主演の作品
ルーク・ゴスが製作に関わるのは充分に納得ですが
まさか本書いて監督までしてしまうとは
彼にそんだけの才能があったかっていうのが歴然と分かってしまった作品

どうやらWOWOWのワールドプレミア枠でOAされ、レンタル先行リリースで
セルリリースはなんと3月末に予定されてるものの
買う人がいるとは思えない作品だった
一応色々とB級からZ級までコレクションしてる私でもレンタル流れで中古500円で売られていても購入しないでしょうね
ただ助演にロバート・ダヴィが出演されてるのが唯一の救いですが
殆ど活躍も見せ場もないんだなぁコレが・・・
ただ存在感はグンバツですけども

ニューヨークのビジネスマンってもよくわからないデヴィッドにルーク・ゴス
だってオープニングからラフスタイルでスーツ着てないし
悪役の方がちゃんとした事務所構えてる秘書はいるし紳士ぜんとしてるがな
って底が薄い作品ですのでネタばれも何もありゃしない

メキシコに葬儀に里帰った妻イザベルと愛娘サヴァンナとスカイプで話していたところ
二人が突然何者かに誘拐される様子をPC画面から目撃してしまう
デヴィッドは居ても立っても居られずとりあえずNYPDに電話するも拉致があかず
メキシコの義妹から電話をもらいメキシコ警察が動いてるという事で
とりあえずメキシコに向かう

地元警察の担当刑事がロバート・ダヴィでして
色々とお話しは聞いてくれるものの捜査は遅々として進まず
結局主人公が単身妻子を探すために動くっていうわけで
結局警察よりも早く犯人を割り出すのですが、刑事は彼にはアリバイがあると為って
動かないことに業を煮やして・・・

最初の方では、ゴスが監督してるってことでアクション封印していましたが
途中から犯人とちょっとやりあったりするのですが
アクションをある程度封印しており
意外なことに家族の居場所と言うか隠し場所を聞き出すために
ゴスさんは犯人を逆に拉致じゃないな、犯人を犯人宅で監禁して
居場所を吐かせる拷問一筋・・・

その拷問も激しい事をやってるようで全て画面からは見えてないなぁ
結局ゴスは自分で監督してるのでいつものようにアクションに専念できんかった訳ね

2017年製作、アメリカ映画
ルーク・ゴス製作・脚本・出演・監督作品
出演:ロバート・ダヴィ、パトレシア・ドゥ・レオン、アラン・モラ、デビッド・フェルナンデス・Jr.
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