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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

RRR

2023-07-09 05:05:37 | アジア映画
インド映画史上空前の大ヒット作「バーフバリ」シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ監督が贈る待望の最新作が、なんとロングランヒットで限定劇場での公開中にもかかわらず7月5日に二次使用のDVDがリリースされた。
この映画も歴史活劇でして
インドが英国植民地時代の1920年のインド。村人少女マッリの才能を気に入ったキャサリン総督夫人は、強引に彼女を総督府のあるデリーに連れ去ってしまうところから映画は始まる。
 
っていうことっで統治国であるイギリスに使える警察官ラーマとさらわれたマッリのお兄さんだったんですね
髭面と老練なお顔からしてお父さんだと思ってましたビームとの
いわゆる敵対する陣営に属する二人の出会いと友情の三時間の長尺アクション映画
それぞれの人物っていうかキャラクターの紹介として森の民であるビームはなんと森で虎と対決して捕まえてしまうという野人
この虎さんは中盤こういうことのための伏線であったんですねって言う形で再び登場してきます。
インドはIT大国であるために映画界でのCGやVFXの技術力も超一流ですから映画も
これでもかってIT技術を見せ付けてくれる。
 
もう一人のラーマは総督府に押し掛けてきた群衆の中に一人で乗り込み群衆たちを一人で蹴散らしてしまう
そんないわゆる敵対する立場の2人は互いの素性を知らぬまま一人の少年の命を救う事件から唯一無二の親友となっていくのだが・・・
見てるこっちはラストは結局この二人の友情と信頼を超えたタイマン勝負をクライマックスのケレンにするんだと思って見てたら
そこにはいく前に二人の対決を比喩的に心情を視覚で表したものなのかビームは水でラーマは火として総督府での対決をしっかりと見せといて
 
インターバル開始早々ラーマの少年時代に話が戻り
なんと彼は村人たち一人1人に銃を分け与える使命感を持って自分の気持ちを隠して英国側についた演技をしていたんですね
インド激動の時代で、彼ら二人は立場的には両極の場に立ってるものの実は同じ立場の人間だったってことで二人の友情、使命、家族、誇りが一つに結実して英國総統を倒してしまうんですね
 
実に上手にインド映画っていうかボリウッドダンスをプロットとして組み込んだシノプシスが上手いよね
っていうかエンドクレジットではもうボリウッドダンスをメインに耳に目に残る作品だった
インド映画もアクションシーンは役者さんがよく翔ぶし跳ねるよねぇ
アクション満載であっという間の三時間の映画だった。
 
2022年製作、インド映画(日本公開作品)
S・S・ラージャマウリ脚本・監督作品
出演:N・T・R・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン、アーリヤー・バット、アジャイ・デーヴガン、レイ・スティーヴンソン、アリソン・ドゥーディ、オリビア・モリス
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SNIPER/スナイパー キング&クイーン

2023-07-08 05:05:41 | アジア映画
2、3日前に@エンターテインメントのアメージングDCさんからリリースされてた作品ですからシュー・トントンさんの一連の“Miss.”シリーズ作品と間違えて「Miss.トランスポーター」を見てがっかりしたばっかりなんですが
実は同じく@エンターテインメントのアメージングDCさんから同日リリースされたこっちの作品に出演されてらっしゃるのがなんとシュー・トントンさん
だったんですね、でもこの作品は男性が主演で一応ヒロインとしてアクションしている女優さんも出演されているのですがそれはシュー・トントンさんではありませんでした
 
なんとシュー・トントンさんはクレジットでは4〜5番手でして
この作品では出番も少ないけど全くアクション演技もありません
主人公が援助する少年のステップマザーで極々普通のフーゾクのお姉ちゃんって言った役でした
もう@エンターテインメントのアメージングDCさんは一体どこまでこっちを弄んでくれるんでしょうかねぇ
残念なのはシュー・トントンさんの役だけでして
アクション映画としてはそれなりに、プロット的にもツイストが入ってきてそれなりに楽しめる作品なんです
本当に残念で仕方ないのはシュー・トントンさんの華麗なアクションとそれに伴う美しい肢体が見られないことなんです
そうこのジャケットは完全なる詐欺でしかない
 
そちらに関してはヒロインを務めているウー・ジンファンって言う女優さん
それなりの美貌だしおっぱいでかいしアクションも華麗だしで
個人的にはシュー・トントンさんより個人的には私は推してもいいって思わされる女優さんでしたねぇ
また新しい見栄えの良い中国のアクション女優さんの誕生って言っていいんでしょうかねぇ
ウー・ジンファンって言う名前は覚えておこう
 
お話はなんと18年にわたる長大にお話になってるようで
いわゆる臓器売買を目的とした人民拉致組織の救世グループのボスを秘密臓器移殖施設を攻撃部隊が名人スナイパージン・ミン率いる部隊が襲撃するが
ボスを目前にしてジン・ミンは目の前で心臓をえぐり出されそうになってる少年と捕えられてる少女の救出を優先させたジン・ミン
 
ボスは逃すもののそれから10年、ジン・ミンによって少年だったジン・タイと少女だったシャオ・メイの二人は
今では部隊の中で一二を争う狙撃手に成長していた
再び救世グループ組織壊滅に向かったジン・ミンたちだったが・・・またしても
部隊長は裏切り者がこの部隊にいるって言ったところで
その裏切りものはなんと・・・・ここのツイストは完全に意表をつかれる
 
そして部隊は解散してジン・タイは今ではまさに浮浪者
ジン・ミンはシャオ・メイと二人で新しい組織を組んでおり
そんな中ジン・タイが親しくしてる少年が臓器提供者として拉致されて・・
そうなんですこのジン・タイの義母にシュー・トントンさんだったんですよ
 
ネタバレになるもののクライマックスはジン・タイとシャオ・メイとの狙撃対決になってます。
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
フオ・スイチアン監督作品
出演:マック・ヘンリー、ウー・ジンファン、マイケル・トン、シュー・トントン、チェン・タオ
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メガ・ハリケーン

2023-06-28 05:05:41 | アジア映画
ジャケットで借りてきますからねぇ
この絵面ですから円盤かけて初めて知りましたよ、この作品中国映画だったのね
さらに邦題は”ハリケーン“だし、一杯食わされたって思いねぇ
ところがギッチョンチョンでして
最近の中国映画はVFXやCGに長けてきており
じつに見応えのあるディザスターパニック映画に仕上げているだけでなく
この嵐の中で娘がさらわれてお父さん奮闘努力で壊れかけ寸前の家族愛を取り戻すといった作品
 
ディザスターだけでなくそこに誘拐拉致監禁された娘にも台風が情け容赦なく押しかけて
娘の命までもが風前の灯火っていうプロットの積み重ねで、パニック映画とサスペンスミステリーの二重の構造になっていてある意味拾い物の作品でもありましたかな
そして中国映画ですから80分弱の尺に収めてくれてますから無駄なシーンとかプロットがない部分単純に楽しめるというじつに私好みの作品でもありました
 
台風の中、家族で車で旅行中の救助隊員であるイーファンとその長男長女に奥さんという4人家族
彼等の前を走っていた車が風雨によって崩れてきた石によって崖下に
救助を優先し被災者を助けようとしたために
なんとイーファンの息子が救助中の彼の目前で崖下に落下していき・・・
そして10年、今では救助隊を辞めて自動車修理工場で働いてるイーファン
今日は娘の成人式で、彼はその祝いを持って会場に出向くが
なんと中国は未曾有の大型台風に襲われている最中
 
一方奥さんは公害調査員をしており、過去に自分のちょっとしたミスから息子を死なせた自責に苛まれており
家庭を顧みず人命救助に明け暮れてた夫にその捌け口を求めていたし
娘もちょっと兄の死の影響もあって父親を疎んじてる部分もあって
家族は完全に崩壊寸前だった・・・・
 
そんな中で公害検査員の許可証というか認可を得られないと破産する公害化学工場のワン社長
どうしても検査員主人公の奥さんのサインと印がいるために娘を誘拐して脅してしまうという強硬手段をとり
台風直撃の中でクレーンが倒れてきた現場で娘を人質になんとかサインをさせるが
台風直撃を心配したイーサンと携帯が繋がり娘の顛末を知り
まずは奥さん救出に向かうものの
なんとか間に合うが彼等を襲うのはなんと強風に煽られて外れた巨大観覧車
 
さらに拉致されて地下室に閉じ込められた娘さん、一応恋人らしき男性と一緒に閉じ込められている地下室のパイプが水圧で外れて縛られた2人は水没していく・・・
さらにこの化学工場ではタンクが飛来物で破壊され毒ガスが撒き散らかされてみたりと
VFXでの見どころ満載の作品でしたが
 
最後には娘も助かって家族愛もとりもですことができてめでたしめでたし
ほんと最近の中国映画は娯楽に徹してVFXを使ってきてますから
映画においても世界に冠たる中国になりつつあるような気がする
ただまぁ出演者の台詞が実に喧しいのは相変わらずですからねぇ
これだけ何とかすればいずれ販路は全世界に行けるかもね
 
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
シュー・シーシン監督作品
出演:リウ・グワンチェン、ニー・メイシー、ソン・ヅゥチャオ、ソン・チン
 
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ザ・レイク

2023-06-27 05:05:13 | アジア映画
なんとタイ産の怪獣映画
ったら先月も「リザード」って言うタイ産の巨大蜥蜴のモンスターパニック映画見ましたやん
であちらは単純にモンスターパニック映画でしたけど
 
こちらの作品は製作的には「リザード」より以前に作られているんですが
どこかいわゆるモンスターパニック映画とは一線を画しているような作品でして・・・
そうなんですよなんか宗教っぽかったり、姉弟とか親子愛が、そう怪獣側にもそんな家族愛みたいな感応があったり
さらに・・・
 
ってことで、デカいタマゴを拾った少女が失踪し、その姉と兄の姉弟が少女の消息を必死で探す一方で、湖から巨大な怪物がいきなり出現!
もうオープニングから怪獣映画のセオリー無視で怪獣が出現して人々を噛み殺しまくる、そう水海で噛まれたのは少女の妹を探す兄なんですが
この人噛まれて口が利けなくなったら怪獣と感応して見せるんですよね
 
一方怪獣は怪獣で人々を噛み殺しつち近隣の街を恐怖のどん底に突き落とす
警察も出てくるものの一般の怪獣映画と違って銃で撃退するわけでもなく・・・
さらにもう1人刑事さんが登場してなんと停学になったJKの娘連れて怪獣との捜査にあたって卵の少女を救出するものの、その少女を庇ってか?刑事の娘は怪獣に命を奪われてしまい・・・
 
一応怪獣騒動がおさまるもののなんと警察の発表は嗤うしかないんですが
そして平穏になって5年後
意外っても見てるこっちにはなんとなくわかったようなわからないような宗教的な結末を示唆して映画は終わるんですね
 
そんな怪獣映画の人間ドラマ部分では先にも書きましたが
喧嘩ばかりしてた父娘が娘の危機に際して命がけで守る父の姿と娘の仇を撃とうと職を辞して怪獣を探し回るとか
姉妹のため人々のため命を捨てて怪獣と感応してしまう男とか
怪獣たちが暴れまくったのは卵を守るためだったって言うように
人間もう怪獣もなんと家族愛がテーマとして一本の芯として貫かれていた作品だったんですね
 
まさかこれほどベタでもそれはそれでアリ?の作品だったようですが
とはいえ、モンスターパニック映画としてはCGとVFXがしっかりと出来てるなって思ったらエンドクレジットでは中国の映画会社名がクレジットされてて
あの研究者たちの男女そういや中国語だったんだ
タイ映画にまで中国資本が入る現状を見せつけられた気がする
 
2021年製作、タイ映画(日本未公開作品)
リー・トーンカム脚本・編集・監督作品
出演:ティラパット・サジャクン、スシャー・マーナイン、スパンサ・ウェドカマ、ビタヤ・パンスリンガム、タナチャット・トゥンヤチャット
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女戦士クトゥルン モンゴル帝国の美しき末裔

2023-06-19 05:05:06 | アジア映画
これは珍しいモンゴル映画でしたねぇ
一応時代設定を13世紀後半に置いてるのでヒロインの一族はチンギス・ハンの子孫って言う設定になっており、ヒロインの父親がハイドゥという独立した国家そのまんま受け継いできた王家の子孫
まぁ中央アジアの民族ですから伝統的に男は狩りと兵力に
女は結婚して氏族を増やすと言う不文律な決まりのもとで繁栄してきた民族ですから
子供の頃から狩りや武力を嗜んで長男ってもこれまた腹違いの将来はこの民族を背負って立つ男より武力智力に優ってる主人公って言う設定になっていたようで
まぁこれも一夫多妻の首長の権力だったようですね
 
そんな中で年頃に成長したヒロインのクトゥルンは武勇と智力にに優れ、兄にも引けを取らない勇猛さを持ち合わせており長男から煙たがられており
父親は武力抗争を避ける意味でも隣国とクトゥルンとの婚姻をすすめようとしていたものの
王族間の対立が激化する中で最大勢力フビライ軍の陰謀により刺客が送られて王であるハイドゥが瀕死の重傷を負わされてしまい
一族に伝わる神聖な“黄金の教典”が奪われてしまうのであった・・・
 
まぁここの襲撃では違うけども他のシーンではなんと地に潜り木の上から飛来して襲ってくる黒装束に黒覆面でなんとその襲撃の様と煙玉を爆発させたりと
どっから見ても日本の忍者集団のような集団と戦うシーンもあったりするんですが
まさか忍者ではないですよね
そう剣戟でのこのような戦闘シーンはある意味チャンバラですがモンゴル映画界ではこれらのシーンで血飛沫のCGを全く使わないんですよね
中国語映画でかなりこういったシーンではCGとかワイヤーアクションで慣らされてる身としてはこういったノーCG、ノーワイヤーだとちょっと物足りなくなってきてますよねぇ
 
瀕死の父に代わって幼な馴染の5人衆の剣豪と父親襲撃に来た刺客の1人で昔仲間だったきアバタイを加えた7人衆でクトゥルンは奪われた教典の奪還にフビライ軍に攻め込んでいくのだった・・・
まぁクトゥルンも相手に捕まったりと無敵なヒロインではありませんでしたが
一応目的を果たしたことで女は言われるがままに男に従うのではなく
自由に自ら好きな男を選ぶと言う権利を主張して・・・
って言う映画だったなぁ
 
2021年製作、モンゴル映画(日本未公開作品)
S・バーサンジャルガル共同監督作品、シュウダツェツェグ・バータスレン共同脚本・共同監督作品
出演:ツェドー・ムンフバット、バドラク・バトトグトク、ウムラフダン・オユンビレグ、アルタントゥル・アルタンジャルガル、トゥムルトグトク・ダバーク―、レントセンバト・バトクヒシグ、ムンクトゥムル・ドンドフ
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拘束 狼たちの狂宴

2023-06-18 20:08:39 | アジア映画
映画の情報ほとんど入れませんから、この作品韓国映画だと思ってレンタルしてきたんですよ
一応私の利用するGEOさんはアジア映画と韓国映画の棚は分けてあるものの
新作評判作品に関しては韓国映画ではなく表から見えるアジア映画の中に韓国評判作も入れ込んで売っているからねぇ
 
そしてキャッチコピーは“満足度MAXのエロティック・サスペンス!!”ですからねぇ
韓国映画っぽいじゃないですか
ただただ情報はジャケットとキャッチコピーだけですから期待してレンタルしてくるじゃないですか
って事で円盤をプレイヤーにかけたらなんと“英皇電影”の金文字ロゴが出てきたじゃありませんか
そうなんですね実は香港映画だったってことでして
これで観る前の期待値エロが消えてしまうと言うワクワク感皆無で見初めて行ったら
 
案の定エロの期待は中途半端な感性での映像でエロ感は完全に雲散霧消してしまうんですが
これが見始めるとプロットのご都合主義での展開が裏切りまた裏切りの連続でプロット的に面白いんですよ
意外な拾い物をしたなぁっていう作品でした。
 
一年前の交通事故で視力を失ったバオ
実は後からだんだんわかってくるんですがこの事故は医者である夫ヤオフアに家に忘れた忘れ物を届け物をするため、夜車を走らせていたその途中で事故に遭い、失明してしまう
それから夫の優しい愛に包まれて失明した一年後のある日、
夫ヤオフアは二日間の出張に出かける。夫がいない事を知ってから知らずかジェンと名乗る男が勝手に家に入り込み“自分の妻のヤンはヤオフアと浮気していてガンで死んだ”と告げ、バオに暴力をふるう。ヤオフアとヤンは大学時代からの同級生で、今は医者と患者の関係。高額な薬代は払えないというヤンに、リスクはあるが新薬の被験者になれると提案をし、二人は病院で関係を持ったのだった。
 
しかし、バオはそのことを知っていた。浮気や新薬の件をエサに、一年前ヤオフアに結婚を続ける条件を提示していたのだった
そう、一年前アフリカから癌の新薬を組織絡みで輸入しヤオフアは自分の病院で認可のおりないクスリで一儲けしていたのだったが、それを知ったバオから責められて
苦肉の策としてバオを排除しようと企んでの一年前の交通事故だったんですね
あの事故は、クスリ関連を責められてバオを消すための行為だったのが裏目に出ただけで逆に盲目のバオとのおしどりぶりを喧伝することに・・・
 
時制が一年前と現在をそれぞれの人物の語りの中で披露されていくと言う展開の中でそれぞれの登場人物の強かさが浮き彫りになってきて
なんと一番の被害者であると見ていた盲目のバオでさえじつにしたたかな生き様をみせ付けてくる羽目に
 
目が見えなくなる寸前にクスリの件もあったりする中で浮気映像がバオに送られてきて
なんとバオは旦那のヤオフアに対して浮気映像をネタに脅しをかけるのであった
そう以下の3点突きつけていたんですね
1.今の家をバオ名義に書き換えを要求
2.医者としてクスリの分も含めて収入の80%を渡すように要求
3.一生自分をそばからはなすなと・・・
 
いやもう誰が善人で誰が悪人かわからない展開が次から次へと繰り広げられていくと言う
そんな意外な展開が実に面白い作品でしたねぇ
隣人の警察官の拳銃の使われ方含めてバオの目のオチもちゃんとできていて軽〜く意外性を堪能していく作品でした
 
2022年製作、香港映画(日本未公開作品)
パトリック・コン脚本・監督作品
出演:キャシー・ユエン、ロン・ン、プン・チャンリョン、ジャスティン・チャン、ジーナ・ホー
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少林寺 復讐の飛龍拳

2023-06-11 05:05:30 | アジア映画
いや、やっぱ中国映画は水たまりとか雨滴とかのなかで人を走らせ、カンフーアクションさせてくれるから、衣装から飛び散ったり人跡で跳ねる水飛沫のスローモーで見せる雫をキッカリと魅せてくれるよねぇ
もうオープニングでこの映画に魅せられた私だったものの
 
なんだろう既視感いっぱいで、そうですよねここのブログでも「少林寺 木人列伝」、「南少林 詠春拳誕生」、「少林寺 怒りの金剛拳」、「少林寺 無敵の鉄線拳」そして「少林寺 無敵の鉄線拳」と枚挙にいとまがないくらい記事アップしてますし
でもみんな2020年以降製作の作品ですが
この作品なんかの続編かって見てたけど
クライマックスあたりで単品作品であるのと確信しましたが
ってことで最初映像で惹きつけられる、途中やばいこれって続編かも?
そんな気持ちで落ち着かなく見てきましたが、見終わって調べたら2019年に製作されてた作品を彩プロさんが今頃発掘してきた作品だったのね
 
まぁしょうがないよね朝廷の暗衛、血滴子が暗躍する映画
そんな暗殺集団を率いるのは清を倒して明を復興させようって野望の組織、紅花会の陳総舵主が殺された。副総舵主の白眉が殺したのだ。総舵主になるには紅花会の令牌が必要だが、それは陳総舵主の義理の息子、方世玉が持っているのだった
 
ってことで基本はこの令牌の争奪の攻防戦ですから
白眉からの追っ手を撒きつつ、敵討ちの機会をうかがう方世玉。ちょうどその頃
乾隆帝がお忍びで妓楼の万花楼を訪れるという情報が入ったために皇帝暗殺のため、方世玉は必ず万花楼にあらわれる、そう予測した白眉は血滴子に扮し、蘇長官を脅して万花楼を包囲させる。思った通り、方世玉が姿をあらわした。
 
多勢に無勢、襲われた方世玉は居合わせた蘇長官の娘、蘇淼淼を人質に取り、万花楼を脱出した
誘拐された蘇淼淼がこの人ワン・インイン
かなりの美人さん、
 
実は方世玉には幼なじみの恋人
がいるものの、なんと長官の女と故意に落ちちゃってってことでこちらはユー・シンイェンさん
二人の女性に慕われるっていうラブロマンスもあるカンフー映画でしたねぇ
 
1発しか撃てないはずの二丁拳銃のおっさんまで登場してくるがクライマックスではリロードなしで数発撃ち続けて最後は弾が切れて命落としてましたが
武器も使わず拳法だけで最終的に白眉を倒してめでたしめでたしではあるものの
そんなこんなで幼なじみも死んで
好きな彼女と一緒に長官の家をおとずれて“お父さん”って言うオチでしたねぇ
 
主役の人は子役だった人だったようですね
アクションはそれなりに身体動いてましたが演技がどうにも一本調子でしたが・・・
 
2019年製作、中国映画(日本未公開作品)
リー・リーミン脚本・監督作品
出演:シェー・ミャオ、ワン・シェンリ、ワン・インイン、ユー・シンイェン、ガブリエル・ウォン、チャン・チュンジョン
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崖上のスパイ

2023-06-07 05:05:57 | アジア映画
チャン・イーモウ監督のスパイアクション映画
こう言ったアクション映画にもイーモウ監督の重厚さが画面からにじみ出てくる作品
普段レンタルDVDについてくる大量の予告編に辟易としているからトップにある一本だけ見てて、あとは予告編スキップしてしまう私です
一本くらい見ておかないとどんな作品がリリースされてるか多少の情報は入れたいから
で、アルバトロスはこの作品押してるからか、たいていの作品のトップに入ってる作品でして面白そうだと見てみたくなった作品。

日本が中国から独立させ日本が統治した満州国を舞台に描いたスパイサスペンス映画でしたねぇ
ソ連で訓練を受けた中国共産党のスパイ四人、なんと1組の夫婦に恋人関係のもう1組の4人のグループが雪原に落下傘で降下して
まずは捕まった時の毒薬をそれぞれ配給され
夫婦と恋人のカップルが入れ替わって2組となり別行動でハルピンに潜入することに
日本軍に拘束された満洲国の皇帝を救出し、日本軍の悪行を白日の元に晒すって言う任務
 
あの鉄道は満鉄なのかな、ある意味反日に映画ではあるのですが
満鉄の従業人でも満洲国の警察にしても日本人が一人も出てこんし
ある意味反日は台詞だけでしたねぇ
それにしても中国語でもソ連だったなぁ
いわゆる騙し騙されの情報と裏切りものは誰がっていう情報戦はかなりな緊張感をこっちにも強いてくる演出はさすが出し伏線も張り巡らされて計算され尽くしたプロットは二時間何短かく感じられる
 
スパイの情報共有するための特殊文字とかので細かな演出がうまいんだけども
ラストの子供の話はいらなかったかなぁッて思ったのは多分え
私だけだろう
ここは製作側の泣かせ要素の過剰演出でしかないと思ってるし

時代背景として満洲国と中国共産党との対立構造は現在における中国の姿でもあるように見えてくるんですよね
そういう意味でもスパイ半いろんなとこにしっかりと根を下ろしてるんだろうな
誰が敵か味方か全く分からない展開がうまいんだけども
同じアジア人なんだけども中国人の顔が判別できないっていうところが難点
普段見慣れている役者さんだと、こいつは・・・って
読めるのと服装からして皆同じような格好してるから時々アレこいつ敵だったっけ?いつ味方になったんだってわかんなくなっていくのがちょっと判別できませんでしたが・・・
 
そう言った判別しにくい難点はあるものの十二分に堪能出来る作品だったけど
スパイの一人小蘭を演じていたリウ・ハオツンがかわいかったなぁ
こんな可愛い娘が過酷なスパイとして身を投じてくるのもすごいし、ちゃんと最期を理解して毒薬飲もうってする覚悟が見事ですが
とめられてましたねぇ自己投影してるからほんとよかったよかった
 
目的を達成したのは別動隊のでスパイグループだったのか突然に救出されてた貴人が逃亡するシーンがありましたが
結局彼らはいわゆるあて馬だったんだろうか
そこいらが気にはなりましたが・・・スパイので非情さっていうことでもあったんでしょうね
 
2021年製作、中国映画(日本公開作品)
チャン・イーモウ監督作品
出演:チャン・イー、ユー・ホーウェイ、チン・ハイルー、リウ・ハオツン、チュー・ヤーウェン
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ザ・スパイ エージェント・ウルトラ

2023-06-04 05:05:43 | アジア映画
コレはある意味待ちに待ってた作品と言えるかな、中国映画のいわゆる彼女の身体能力とその肢体を十二分に生かして作られたガーリーアクション作品である「Miss.デンジャラス」、「Miss.リベンジ」さらに「Miss.アサシン」とアットエンターテインメントから”はMiss.”シリーズで、さらに悟空映画や剣戟時代劇作品等で私を魅了してくれてる
中国美女シュー・トントンさんの最新DVDだったから
 
もう真先にレンタルしてはきましたが、ちょっと作品的には過剰に期待しすぎたのがいけなかったのか、かなり期待ハズレの作品でした
まずは彼女のモットーっていうかウリである彼女のアクションシーンがなんと冒頭に少しあるだけで
後は彼女が出演してる場面と言ったら恋愛ラブロマンスにウエイトが占められてて
かなり拍子抜けする作品だったっていうのもあるんですが
 
タイトルインしたときの原題が中国漢字で「老板娘2 无间潜行」って出てきて
なんだこれってシリーズの2作目なんだって思わされてからは血液型の血が騒いで一作目ってシュー・トントンの主演作なのかって埜も気になってきちゃって
 
でも内容的には70年代の香港を舞台に統治してるイギリスの警察が麻薬の四大組織との癒着していてイギリス人の警視が利益供与を欲しいままにしてる中で
四大組織撲滅のためと汚職に塗れた警察組織を淘汰するためにイギリス当局は汚職捜査機関“ICAC”を立ち上げて
その優秀な捜査官であるメイクイをハオが率いる組織に潜入させるのだった・・・
 
まぁその潜入捜査員としての最終テストでシュー・トントンのアクションが見られるだけで
ハオの組織に潜入してからは、なんとメイクイが20年前に命を救ってくれた男がハオだったってことで
 
仕事もできるメイクイに、そして犯罪から手をじゃない足を洗おうとしてるハオに惹かれていくメイクイとハオのラブロマンス劇場に変貌していく映画だったってわけで
香港から抜けるというハオは四大組織のボスから命をねらわれる羽目に・・・
さらにメイクイはICACの上司からハオも含めて一網打尽の指令を受けて
紆余曲折あるもののシュー・トントンさんの活躍もなんもなくハオは身内の裏切りにあってもシュー・トントンがバッタバッタと悪を淘汰していくわけでもないなま
ただただロマンス一筋な作品でしたかねぇ
 
個人的にはイギリス人の警視が完全放置で終わっていたのが納得できんかったし
今までのMiss.シリーズのスタイリッシュなガーリーアクションとは違い
いくら舞台設定を70年代の香港に置いてるからっても、こんな泥くさい作品だったとはねぇ
私には、“全くトロ臭くていかんぎゃなぁ”な作品だった
 
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
バリー・ウォン脚本・監督作品
出演:シュー・トントン、マイケル・ツェー、ケント・トン、リ・スアン
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スーパー30 アーナンド先生の教室

2023-05-28 05:05:44 | アジア映画
映画の情報入れないから、ジャケットからインド映画だとは思わなかった
円盤回って初めてインド映画だって知った、どうりで尺が154分もあることに納得がいったけど
ここんとこ続けて長尺の映画ばっか見てる気がしてならないんだけど・・・

これはインド映画っていうかボリウッド感覚のダンスや歌曲をプロットをブツ切りにして入れられないなぁって思って見ていたら
まぁ最近のインド映画ではボリウッドダンスを全く入れない作品もありますが
民族意識の中ではあまりそう言った廃ボリウッド感覚の映画はしっかり受け入れられないのか
この映画ではきっちりドラマプロットに絡めて物語をブツ切りにさせないようにちゃんとお姉ちゃんたちの群舞をいれてきてるのね
 
まぁ今でもカーストっていう階級制度が厳然としてあるインドでは
この映画の惹句にもあるような“王の子は王”っていう身分制度が生きてて、今や人口が世界一の国ではありながらお金持ちは一生お金持ちで、貧乏人は一生っていうか末代までも貧乏人で生きていかねばならない中で
貧乏人の子として生まれた人は学問に秀でていても一生ウダツが上がらないカースト制度の中で生きていかねばならない国
主人公のアーナンドは特に数学に秀でており、なんと英語もできない
 
そうなんですよね貧乏人は高等教育も受けられないから英語ができない
英語ができないのは貧乏人だろうが大金持ちだろうが日本人はほとんど英語教育を遍く等しく教育受けられるのにできないよねぇ
これはある意味まれなことだと思えるが、根本的に英語教育の方針というか教育システム変えていかないとあかんのよね
個人的には先人が英語わからんでも済むように必要な英語を日本語に訳して置き換えてしまったから仕方ないよねぇって自分を納得させて満足してましたからねぇ
 
まぁアーナンドはお金持ちに拾われてITT進学塾の教師としてお金を得るようになっていくものの
そうある意味出世街道を歩む人物になっていったものの
ある日貧乏人の学のある子供と出会ったことから、ここまで稼いできた全財産を投げ打って貧乏人の子供でお金がなくて進学断念していた30人の子供たちを集めて無料で私塾を始める
ってことで事実を元にして作られた作品だったようで
 
お金持ちの私塾の経営者は政治家と組んでアーナンド先生の無料私塾の潰しにかかるように・・・
っていうかおっかねぇのは殺しにかかってきたことで
なんと塾生の子供までITT受験させるなってことで一緒に殺しちゃえっていうのがおっそろしいお話がクライマックスになっていたんですね
銃で狙ってくるんですからねぇ
 
いや受験させるのはいいんですがITTって大学ですよね
国立だとは思うんですが
進学してからの学費って言うのはどうなるんだろうってずーっと見てたんですが
合格したら学費って言うことは作品の中では全く語られていなかったのはちょっと不満でした
その点はインドってどうなんだろうか?奨学金っていうのもあるんだろうが
日本では奨学金で社会人になってから返還で苦労してる現実があるんだけどね
 
2019年製作、インド映画(日本公開作品)
ヴィカス・バール監督作品
出演:リティク・ローシャン、マルナル・タクール、パンカジ・トリパティ、アミト・サード、リトゥック・サホア
 
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