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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

スーパー30 アーナンド先生の教室

2023-05-28 05:05:44 | アジア映画
映画の情報入れないから、ジャケットからインド映画だとは思わなかった
円盤回って初めてインド映画だって知った、どうりで尺が154分もあることに納得がいったけど
ここんとこ続けて長尺の映画ばっか見てる気がしてならないんだけど・・・

これはインド映画っていうかボリウッド感覚のダンスや歌曲をプロットをブツ切りにして入れられないなぁって思って見ていたら
まぁ最近のインド映画ではボリウッドダンスを全く入れない作品もありますが
民族意識の中ではあまりそう言った廃ボリウッド感覚の映画はしっかり受け入れられないのか
この映画ではきっちりドラマプロットに絡めて物語をブツ切りにさせないようにちゃんとお姉ちゃんたちの群舞をいれてきてるのね
 
まぁ今でもカーストっていう階級制度が厳然としてあるインドでは
この映画の惹句にもあるような“王の子は王”っていう身分制度が生きてて、今や人口が世界一の国ではありながらお金持ちは一生お金持ちで、貧乏人は一生っていうか末代までも貧乏人で生きていかねばならない中で
貧乏人の子として生まれた人は学問に秀でていても一生ウダツが上がらないカースト制度の中で生きていかねばならない国
主人公のアーナンドは特に数学に秀でており、なんと英語もできない
 
そうなんですよね貧乏人は高等教育も受けられないから英語ができない
英語ができないのは貧乏人だろうが大金持ちだろうが日本人はほとんど英語教育を遍く等しく教育受けられるのにできないよねぇ
これはある意味まれなことだと思えるが、根本的に英語教育の方針というか教育システム変えていかないとあかんのよね
個人的には先人が英語わからんでも済むように必要な英語を日本語に訳して置き換えてしまったから仕方ないよねぇって自分を納得させて満足してましたからねぇ
 
まぁアーナンドはお金持ちに拾われてITT進学塾の教師としてお金を得るようになっていくものの
そうある意味出世街道を歩む人物になっていったものの
ある日貧乏人の学のある子供と出会ったことから、ここまで稼いできた全財産を投げ打って貧乏人の子供でお金がなくて進学断念していた30人の子供たちを集めて無料で私塾を始める
ってことで事実を元にして作られた作品だったようで
 
お金持ちの私塾の経営者は政治家と組んでアーナンド先生の無料私塾の潰しにかかるように・・・
っていうかおっかねぇのは殺しにかかってきたことで
なんと塾生の子供までITT受験させるなってことで一緒に殺しちゃえっていうのがおっそろしいお話がクライマックスになっていたんですね
銃で狙ってくるんですからねぇ
 
いや受験させるのはいいんですがITTって大学ですよね
国立だとは思うんですが
進学してからの学費って言うのはどうなるんだろうってずーっと見てたんですが
合格したら学費って言うことは作品の中では全く語られていなかったのはちょっと不満でした
その点はインドってどうなんだろうか?奨学金っていうのもあるんだろうが
日本では奨学金で社会人になってから返還で苦労してる現実があるんだけどね
 
2019年製作、インド映画(日本公開作品)
ヴィカス・バール監督作品
出演:リティク・ローシャン、マルナル・タクール、パンカジ・トリパティ、アミト・サード、リトゥック・サホア
 

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