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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

バンバン!

2023-09-03 05:05:43 | アジア映画
インド映画の「人生は二度とない」という2011年製作のボリウッドではない作品を見てヒロイン?のカトリーナ・カイフにハマってしまって
この作品でも恋人役として共演していた肉体派のリティク・ローシャンと、再びこの作品でも共演している
この作品も2014年製作という事なので、カトリーナ・カイフって10年代に活躍した女優さんだったんでしょうか?
 
一応この作品はトム・クルーズとキャメロン・ディアスのW主演で全世界的に大ヒットしたハリウッド映画「ナイト&デイ」のリメイク作品だそうで、オリジナルの尺よりも40分も長いのはボリウッド表現のせいでもなかったようで
一応ボリウッド的なダンスや歌唱シーンはあるんですがプロットを無視するようなブツ切りではありませんで、主人公の内面の恋心をモノローグ風にボリウッド化していたようなインド映画でしたし
プロットは完全にインド風にリメイクしてましたねぇ
 
インド風のありえねぇアクションの楽しい作品ではあったけれども、個人的にカトリーナ・カイフへの過度な期待値が高すぎたのか・・・思ったほど彼女の魅力がイマイチ伝わってこなかった感がありましたのは
あまりにリティク・ローシャンのワンマン映画って感が強すぎていた気がする
そりゃ肉体もだけど顔もインド人だから濃いんだよねって濃すぎるんだよね、そしてこれまたインド映画特有のコユーイアクション
でカトリーナがあまりにも普通過ぎた演技で普通の恋に夢見る女の子を演じており完全に呑まれていたような気がするが

そこはインド映画ですから世界にロケ敢行してるし、ボリウッドダンス、にさっきも書いたまさにアクロバチックなインド映画の飛ぶ跳ねるていうアクションに、こっちの目は十二分に楽しめるものの
展開が目まぐるしくて、さらに日本語版がついていませんから字幕を読まねばって事で
ある意味一番の見どころシーンとかが落ち着いて見るような作品ではなかったなぁ

インドって事で長いもんだから途中でアクロバティックアクションが止むとちょっと映画的に弛むんだよね、で同時にこっちの気持ちも
緩急にはなってるとは思うんだけど「RRR 」みたいに継ぎ目なしにアクションの鶴瓶打ちでないからねぇ
まぁそういう意味ではロマンス部分が入り込んでるオリジナルを踏襲してるとこがインド映画には似合わないってことなのかも知れなせんねぇ

オリジナルはもう完全に忘れてしまっているんだけど
この作品ではたった一箇所だけそれもバイクでカトリーナ・カイフに二丁拳銃連射させてるんですが、もう少し彼女にも銃を撃たせてアクションさせて欲しかったなぁ

インドではネット上でマッチングアプリみたいなものがもう十数年前からあったんですね
 
2014年製作、インド映画(2023年日本公開作品)
シッダールト・アーナンド監督作品
出演:リティク・ローシャン、カトリーナ・カイフ、ダニー・デンツォンパ、パヴァン・マルホトラ、ジャヴィド・ジャフリー、ジミー・シェルギル、スティーヴン・クラーク、ヴィクラム・ゴーカレー、ディープティ・ナヴァル
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スー・チー in 慾女 〜セクシャル リベンジ〜

2023-09-02 20:08:08 | アジア映画
何と90年代の香港Ⅲ級片映画(日本でいうR -18作品)である「ロレッタ・リーのハード・ロリータ 禁断の果実」「香港異人娼婦館」そしてこの「スー・チーin慾女 〜セクシャル リベンジ〜」の三本の作品がデジタルパッドという会社から2700円の廉価で9月1日に再販された
この三本で一応見た記憶のある作品は「ロレッタ・リーのハード・ロリータ 禁断の果実」は一応見てる記憶はあるものの
物語は覚えてないので、一応三本購入してきました
 
ってことで今日は個人的にお気に入りのスー・チーさんの裸体期待
だってジャジェットにデカデカとオリジナル無修正版って謳われているから期待するじゃないの
でもこの作品スー・チーさんのヌードには全く期待できない作品だったのね
つられてみた私が悪かったのねって言う映画だった
「〜セクシー リベンジ〜」って邦題についてるけどセクシーを除いた「リベンジ」作品っていうのだけは間違いではなかった
 
日中戦争時代、満州軍の高官の情婦と関係し、それが元でその中尉を殺して軍基地から脱走した憲兵隊長タンは人里離れた村で美しい少女メイに救われる。
しかしその村は抗日軍のアジトでありメイに女を見たタンは彼女の彼氏を日本軍と乃木戦いの中で殺しメイの旦那に納まるものの生まれた娘は自分の子ではなく
毛皮を売りに行った町で昔の情婦と出会い
メイの父を殺し金を奪えと唆されて・・・
 
娘の父と自分の父遠殺されさらにこの家の金まで狙われたメイの反撃がクライマックスになっており
ちょっとした娘さんの伏線もあって、最初は粗っぽいシノプシスだと思ってましたが映画が進むにつれてしっかりとした作品であったんだってわかる作品
でも全くエロチックではない作品だった
日本でのレイティングはR -15
レイテイングしなくてもいいような作品
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1999年製作、台湾映画(日本未公開作品)
イエ・ホンウェイ監督作品   
出演:スー・チー、ジャクソン・ロウ、ディック・ウェイ、ロウ・シュエシエン
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南少林 無双伝

2023-08-18 05:05:05 | アジア映画
これは前に見た「南少林 詠春拳誕生」というアメージングDCからリリースされた。
イップマンの詠春拳の創始者南少林寺の僧至善(しせん)を主人公にした全三部作として作られてる作品の第二弾です。
最近の中国映画のDVDは濫発気味で、何とお話がつながってたり、繋がっていなくとも○○シリーズで中国では製作されてるのをいろんな輸入配給会社がもう個々別々に買い付けてくるから作品が前後したりとか見てるこっちも翻弄されてしてしまうのですが
 
一応この作品は輸入会社も同じってことで順番にリリースをしてくれてるみたいですが
三部作と言う事で至善を演じる役者さんも、その彼女?役の五枚(ごばい)も
そして今監督さんも同じという事で
お話も前作のハイライトから入って至善が崖から落ちて
園下流で旅芸人一座に助けられるものの記憶を失っており
体は詠春拳をしっかりと覚えており
芸人一座乃女座長さんの危機を救ったりで、女座長に惚れられる至善だあるが
 
この一座の料理人に目の見えないって言っても超ど近眼の男に詠春拳の敵の影の中で動きを追跡、目が見えなくても敵を倒すと言われてる秘法“追影”の技を伝授したりするとこもあったりするんですね
ただ五枚も至善を追いかけて下流に来て何と恋の鞘当てまで・・・
最終的には記憶が戻り恩を受けた旅芸人一座をヤクザたちから守って
 
五枚と一緒に南少林寺を救うべく・・・
まぁ先に書いたように果たして最終作がリリースされるのじゃどうかだけがここまで続きで見てきたら心配のタネではあるのですが
 
2022製作、中国映画(日本未公開作品)
ファン・シウミン監督作品
出演:シュー・チアンタオ、チェン・イーリン、ファン・ウェイペン、クイ ・ユリ
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ブラフマーストラ

2023-08-16 05:04:12 | アジア映画
インド映画は長いよね何とこれまた167分、これでなんとジャケットにも何にも書かれていませんでしたが
更に続編ありきって言うお話になっていてエンドクレジット直前の再タイトルには”第一章終わり“って出てくる始末
GEOさんの出版されてる『GEOナビ8月号』ではこの作品8年もかけて作ったようなことが書かれていましたが
 
冒頭の解説からすると第二章以降それぞれ違う主人公にはなっていくようで
今作では火の神シヴァが目覚めて“ブラフマーストラ”を悪の手から守っていく姿を描いてる作品
グリーンバックで役者さんは演じているのはわかるんですが
そのグリーンバックに描かれてるVFXCGが実に派手派手しくて
IT王国インドの実態をも見せつけてくれている作品だったなぁ
 
そしてボリウッドでもあるんですがちゃんとシノプシスを壊さない感じでダンスをプロットの中に自然に組み込んでいるんですが
そこはCGと実人物との合成ではあるんですが
エキストラのダンサーさんたちの数が半端ないほど多い
主演級以外にもこんだけエキストラでさえきっちりと踊れるインド映画って改めてすげぇなぁって思わされる
最近見た「RRR 」も実に三時間の長尺ですが、そんな長尺でも尺が足りない、もっと観たいって思わさせる面白さを持ってるインド映画の底力をこの作品でも発揮してくれているのがすごい
 
その「RRR」にも出演されていたアーリヤー・バットさんがこの作品でもヒロインを務めておられましたが、「RRR」では美しい女優さんだなっていう存在でしかないほど男の友情をメインにしていたのと違って
今作では完全ヒロインとして主役のシヴァが一目惚れしてそれから相思相愛で正義を貫きアクションまで魅せてくれており実に存在感を見せてくれててその美貌と合わせて最高の艶技
ということでこちらでは”愛“.がテーマの映画でしたねぇ

インドの神話っぽいお話を元にしてド派手にぶちかましてくれる映画やったなぁ
とは言ってもこちとらインド神話は分かんない
そんなわかんない人でもこの映画の面白さがしっかりと分かるように作られててインド映画もボリウッドから世界戦略への映画に変貌してきてるのが分かる
ハリウッドにもVFXでは負けてない作品にはなってるとこがすごい

もう「バーフバリ伝説誕生」あたりからインド17億人だけの映画ではなく世界に出しても引けを取らないってことがインド映画界の底上げを果たしたようで
っても私個人的にもこの「バーフバリ」以降インド映画もDVD化されてレンタル店に並んだらレンタル必至ですからねぇ
こんなに各作品ぶち上げてるインド映画はそれなりにワクワク興奮して見てきましたが
今作ほどITで見せてくる映画も珍しいしこれだけVFXやCGの技術の凄さとインド映画のプロットがマッチングした映画を見せられるともう何も言えねぇ

そして何がすごいかってド直球に”愛“を前面に出してきて
男は愛によって自分の隠れた能力をきっちりと見出して悪と対峙する原動力にもなってきている
だけでなくなんと映画の虚構の世界でなく現実世界でもこのカップルを演じたランビール・カブールとアーリヤー・パットはなんと愛を結実させて結婚しちゃうと言う
まさに”愛の映画“を地で行った作品でもあったようですね
 
2022年製作、インド映画(日本公開作品)
アヤーン・ムケルジー脚本・監督作品
出演:ランビール・カプール、アーリヤー・バット、アミターブ・バッチャン、ディンプル・カパーディヤー、ディヴイェンドゥ・シャルマー
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人生は二度とない

2023-08-12 05:05:36 | アジア映画
スペインが舞台のようだし、ジャケットの真ん中のお姉ちゃんビックリな美しさだし
ジャケット見て借りて来て円盤をプレイヤーに入れてビックリ
何とインド映画だったのね
どうりで基本のダイアローグが英語だったわけだし、そこはインド映画ってことで153分の尺もあったわけだ
借りたのはカトリーナ・カイフの美貌もあったけどジャケットから醸されてくる「ハングオーバー」的な匂いを感じたからでしたが
こちらは結構真面目なコメディ映画でした
 
で見終わって調べたらカトリーナ・カイフさんは過去に「チェイス!」と言う三時間のインド映画を見ていたようですが、その時は琴線に触れなかったようですが
何と現在リリース中の「バンバン!」ではこの映画でも恋人役のリティク・ローシャンとアクションを演じてるようなのでこっちはレンタルでなくセルを買ってこよう
 
ってことでアバイ・デオール演じるカースト組の大富豪の娘とちょっとした行き違いから婚約に至ってしまったカビール、インドでは婚前のバチュラーパーティならぬ、婚前のバチュラートラベルってことで
子供の頃からの友人でアメリカで金融ブローカーとして多忙を極めるリティク・ローシャン演じるアルジュン、皮肉屋のコピーライターファルハーン・アクタル演じるイムランの仲良し3人組は、カビールの独身さよなら旅行として3週間のスペイン縦断クルマの旅に出る。
三人はその旅で友人には内緒に秘密のイベントを組んでおり独身二人と独身最後の男のためにスペイン各地を巡るロードムービー
 
彼らは仕事で成功を収め、何不自由なく生きているが、このたびのイベント企画を堪能していく中でネット電話でのなかでカトリーナ・カイフの美貌に嫉妬してお金と暇があるから速攻このトラベルに参加しちゃう婚約者
そう彼の悩みは意図してなかった婚約者日本憂鬱さを感じておりこのように束縛されることに悩んでいた
アルジュンは仕事をこの旅行にまで持ち込むほどの金融ブローカーで今まで女を見ずに過ごしてきたのと泳げないことだったが潜水インストラクターとして雇っていたカトリーヌ・カイヤに愛情を抱き恋人関係に・・・
イムランは実の父がスペインで著名な画家でインド旅行中にインド人と恋に落ちたものの画家乃常として母子を捨てていた
そんな父親に会うのも目的の一つだった
 
まぁトマト祭りやダイビングにスカイダイビング更に命を賭けた牛追い祭り等に参加していく中で彼らの人生の意味を問いかけ、本当に大切なものを見出していくのだった
インド映画ですから勿論ボリウッドダンスを劇中のナイトクラブで主役三人でのダンスシーンを上手にプロットに組み込んでおり
ちょっと長いのは難点でしたが一緒に自分の人生をもう一度反芻することもできた作品だった
それにしてもずいぶん古い作品が今ごろ公開されるんですねぇ
「バンバン!」も2014年の作品だしカトリーナ・カイフさんってどんなお年を現在召されているのかなぁ
 
2011年製作、インド映画(日本公開作品)
ゾーヤ・アクタル監督作品
出演:リティク・ローシャン、アバイ・デオール、ファルハーン・アクタル、カトリーナ・カイフ、アリアドナ・カブロル、ナセールディン・シャー
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盲剣楼

2023-08-05 05:05:28 | アジア映画
盲目の剣の達人を主人公にした中国時代劇映画
一応盲目の達人ってことで中国映画が”座頭市“をリメイクしたって言うウリになっているのですが
まぁ見始めると主人公は確かに盲目ではありますが、そのみすぎよすぎは何と賞金稼ぎであるってとこもあったりで
私個人的には確かに座頭市とマカロニウエスタンと中国のカンフー映画をまさにミックスして作り上げた中国時代劇作品っても言っていいのかな
 
オープニングの賭場での博奕シーンは座頭市でも数回使われてるプロットでしたし
その果ての雨の中での闇討ちシーンは中国映画お得意の雨滴水滴飛び散る私の好きなスローモー描写をシッカリと描出してくれてはったし
そう次元がちょっと過去に戻って、そしてストリー的には後半に向けてこのシーンにきっちりと戻ってくると言う
丁寧なシノプシスも見事としか言いようのない掌品の作品としてちゃんとできていた作品でしたねぇ
 
その間にこの主人公の盲目になったわけとここまでの経緯、ヒロインの薄幸の様と
更に悪は見事なまでに悪であり
賞金稼ぎがお金には拘らず自分の信じる正義をここでなぜに貫くのかって言う
彼の過去まで遡ってシッカリとこの盲目の主人公の人物造形までをも作り上げているまさかの作品
 
骨太でプロットも人物造形もシッカリと本当に真面目に作られた作品だなって
最後までそう言う思いで見られた作品だった
ある意味こんなにしっかりとした作品がこのような作品として中国でで作れるって言うことは中国映画の層の厚さを示しているかのような気がする
決して亜流の“座頭市”パクり映画だって見たらあかん作品でしたねぇ
 
いや本当日本映画界だけが世界から取り残されてガラパゴス化していくのみですなぁ
 
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
ヤン・ビンジア脚本・監督作品
出演:シェー・ミャオ、ガオ・ウェイマン、シャン・ハオ、ジャン・ディー
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エアフォース

2023-07-30 05:05:02 | アジア映画
今月はここに来てなんとレンタル作品が枯渇してきちゃいましたねぇ
月末のリリースが何せこの作品入れて3本しかリリースされていないという
仕方なく本数稼ぎでオールCGで作られた中国映画まで見る羽目になるとはねぇ
っていうことでこの作品もマレーシア映画です
が邦題も原題「Air Force: The Movie – Selagi Bernyawa」もある意味詐欺
空軍映画では全くありません

一応太平洋にある架空の国ナンブリ国では5年間に渡り北部と南部の勢力による内戦が続いていたが、国連からの働きかけで4ヶ月の停戦を得られて
各国はこの停戦中に難民救済に動き、マレーシアも特殊航空隊<PASKAU>をナンブリに派遣し人道支援組織の護衛任務にあたらせる。
そして停戦は終了、それに伴いマレーシア空軍部隊も撤退を開始するのだが、傷を負った南部過激派の兵士を偶然助けたことにより北部軍の怒りを買って
輸送機が離陸したとたんに地対空ミサイルで輸送機を攻撃し、一応フレアを発するものの左翼に被弾して
搭乗していた救援部隊員は落下途中でパラシュートで降下するが、そこは北軍勢力のまた只中、マレーシア救援部隊は追いかけて皆殺しを標榜する北軍と銃火を交えながら本国との連絡を取り救援地へ移動を開始する

表題が「エアフォース」なのに映画のほとんどが陸地戦という不思議な映画
マレーシア空軍全面協力を標榜しての救援のために戦闘機飛ばすし救援ヘリも飛ぶから空軍全面協力っていうのは正しいんでしょうが
戦闘機ガ敵部隊に落下させる爆弾が落下途中で分裂して落下するクラスター爆弾だったのにはちょっと驚かされた

空軍と陸軍と兄弟みたいに育ってきた幼馴染みのエピソードもあったりするんだが
それがほとんど生かされていないんだな
一応救出には成功するもののそこまでに失った兵士の数も民間人もそれなりにいるんだよね
あんまスッキリしない映画だった
ジャケットにある惹句のがドッグファイトもほとんど見せ場になってない
ミグ一機とF -18一機との空中戦ですが撮り方があまりにもヘタすぎて・・・
緊張感もなんもない映画だったなぁ

2020年製作、マレーシア映画
ズルカルナイン・アズハル、フランク・シー脚本・監督作品
出演:アイマン・ハキーム・リザ、ダト・アディ・プトラ、ナス‐T、サーラー・アリ、パブロ・アミルル
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ティラノサウルス・キング 白亜紀の恐竜バトル

2023-07-24 20:08:17 | アジア映画
これはじつに悩ましい映画だった
って言うのも全編CGで作られた恐竜映画でして
普段アニメも漫画も見ないって公言しているわたしにとって
全編CGだけで作られた映画は一応CGアニメーションっていう名称ではあるんですが
実写映画として役者さんがブルーバックで演技されて
そのブルーの部分をCGアニメで埋めてこれを我々は実写映画として見てるわけでして
 
私個人としては二次元アニメーションとか最近流行の登場人物や風景を立体化して見せる三次元アニメーションをアニメっていう定義で捉えており
人間は出て来ずに
パソコン画面だけで構成されて一枚一枚セルを一コマで作るのがアニメっていう定義からは外れているし
 
マァ困ったことは困ったものの全編CGってことで一応月末だレンタル作品もほとんどない中でレンタルしてきちゃいましたが
マジ驚いたのはこの作品なんと80分程度の尺の映画でしたが
完全なる中国映画であったこと
もう全編CGだけで一本の映画を作るだけの技術力を完全に身につけてしまった中国映画界恐るべしですねぇ
 
父親と息子のテラノサウルスが白亜紀のある森を支配していた
父は息子に色々と教えながら育ててるいたんですが、弱肉強食のこの恐竜時代
鉤爪恐竜ディノニクスに襲われて、父親は息子を守って敵に倒されてしまい
森は彼らのものとなり均衡が保たれなくなっていく
 
命をかろうじて怪鳥によって助けられてカルノタウルスのルノーに拾われ弱肉強食の世界で生き延びる術を学んでいく。そんななか森では王座を狙っての弱肉強食の戦いを繰り広げられていくのだった
そんな混沌とした世界に息子がもどってきてディノニクスと園取り巻きに戦いえお挑み彼に同調する怪鳥や恐竜たちのが力を借りて森の平和を取り戻すって言った横道のお話
 
CGにより恐竜の姿や動きにさらにお互い食いつき噛み合う英蔵のリアル感といい
これからはAIによって役者さんのたった一枚の写真だけでCGによる映像ができてしまう時代がもうすぐそこには来てる気がする
まぁ二次元アニメとはいくら合成してもやっぱ実写とアニメとの差は歴然としてのもるんだと思うけども
もうCGだけで普通に実写と変わらない映画が生まれている現在
CGとのが線引きはもう無駄な気がすると教えられた作品でしたが
アテレコで声優さんが演技するってとこは相変わらずですねぇ
 
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
シャン・ミン、スー・リン監督作品
声の出演:イー・ヌオ、リン・ラン、ウェン・チーユー、チャオ・フーガン
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ゴールデン・パイレーツ 酔拳宗師と黄金の女海賊

2023-07-21 05:05:55 | アジア映画
中国映画です。海賊映画にカンフーの酔拳っていうなんだろうなんでもありな中国産海賊映画
時は清朝末期っていう時代設定ですね
でもって中国の南方の海域では海賊が数多はびこり、貨客船の人々は戦々恐々としていた。
そんな中一人西洋に留学していて洋装のうら若き美女チンキンイが乗る帰国船もご多分に漏れず海賊に襲われて
なんと彼女は殺されそうになったところを、酔拳の総帥ソサンに一命を救われる。
大義には興味のないソサンは酔拳ということで酒を食らって生きていければそれでいいっていうだけの男だったが、チンキンイに説得されしぶしぶ海賊掃討のために民兵団を立ち上げ
彼らに酔拳を教えることに・・・
 
しかし民兵団は、日本の山本率いる海賊に惨敗を喫し全滅させられてしまう
一方、ソサンと死闘を繰り広げていたもう一方の女海賊のテイサンジョウが日本海賊討伐のために同盟を結ぶことで
日本海賊たちとの最後の頂上決戦に臨むっていうお話
 
いっちゃん悪いのは鎧兜の海賊山本ってことで
時代劇として日本海賊を中国海賊とソサンが手を結んで退治するっていう
ある意味反日映画って言ってもいいかもしれませんが
70年代にブルース・リーが活躍していた頃に量産されてた香港カンフー映画ではみんな悪人が日本人だったていうことでしたから
あながち反日っていうこともできないとは思うんですが
 
現状の中国と日本との関係や中国の国内で大量に作られてる反日映画を見るにつけてもやっぱり反日映画って見てしまうのは仕方のないことなのかもなぁ
コチラはワイヤー使ってのアクション作品でVFXはほとんど使われているいなかった作品でしたねぇ
時たま輸入する竹書房の作品には当たり外れが激しいようですね
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
ケン・ヤン監督作品
出演:チェン・シンジュア、ダニエラ・ワン、ノーマン・チュー、チャオ・イーハン
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エンドロールのつづき

2023-07-19 05:05:07 | アジア映画
昨日見た「グリーン・ナイト」ではなくて、こっちが正統インド映画でした。
最近のインド映画ってボリウッド的なダンスと歌唱を見せる娯楽映画のほかに
全くボリウッド的な娯楽っていうかダンスと歌唱を全く廃して人間とはなんぞや?
っていうような市井の人を扱った文芸的な作品も作られるようになってきており
映画視聴に関しても選択肢の幅がが増えてきてるようですし
インドでは映画が14億だか17億だかの民の娯楽の中心に位置してるのは間違いない
中国を遥かに凌ぐ映画大国であることにもまちがいないし
「RRR」見てもわかるようにインド国内にとどまらず世界に通用する映画を作る国に成長してきてるのもわかる国だった
 
っていうのもこの作品インドの田舎町で暮らす貧民の少年が、映画は低級なものだっていう父親に育てられ9歳の時に
宗教映画ってことで初めて映画に連れてってもらって
その時に感じた光と影のマジックの虜になって
普段は父親の駅売りお茶の手伝いと学校のほかになんも興味もなかったのが
急にその日から映画に魅せられて
母親の作ってくれるお弁当を餌にっていうか、交換条件として映写技師のおじさんと仲良くなって
それこそ光と影の胴元である映写室に出入りさせてもらうことでますます映画という魔法の虜になっていく姿を淡々と写していく作品
 
登場人物の少年の名前と監督のパン・ナリンとは名前は違えども、どうやらパン・ナリン監督の自叙作品だったようですね
っていうことでオープニングでも数名の映画関係者の名前が
そしてエンディングでは多分バン・ナリン監督が感銘を受けた世界各国の監督さん達のお名前が列挙されていました
日本人では勅使河原宏監督ともちろん小津さんのお名前が・・・
 
この後映画先に書いたようにプロットとしてイキナリダンスもない作品ですが
それじゃってことで主人公が劇中で見る劇中映画のシーンとして集団ダンスを入れてきてましたねぇ
先にも書いてるように自伝映画っていう設定で作られているものの
現代の映画として時代的に避けて通れないフィルム素材から
デジタルへの移行の問題にも触れてきてるようですね
 
映す機材ではなく写す機材が映写機からデジタルコンテンツに変わることをしっかりと見せつけてくれる
日本と違うのは映画館がフィルムを保管してるようなインドのシステムなのね
日本みたいに映画会社がプリント保管しての映画館への貸し出しシステムではないようで
映写機は解体され鉄として他製品に生まれ変わり
フィルムはジャンクされてなんとインドの女性の腕輪などの装飾品に生まれ変わるっていう社会的なリサイクルまで見せてくれてる作品
 
そこいら日本とはフィルムジャンクの仕方が違うようですね
そんなインドの社会を見せながら父親は子の将来を鑑みてなんと10才で一本立ちさせるっていう社会制度でもあるようですね
まぁ一人の映画に魅せられた少年の姿を通してインドって国のある一面をも活写するっていう離れ技まで見せてくれてた作品だったのね
 
派手さと娯楽としてのアクション的な面白さはないものの
子の将来を見越して10歳で一人立ちさせるインドの社会っていうとこまで見せてくれてるわけで
今後の世界に置いてインドっていう国がどこまで社会的に発展していくのかっていうとこまで見せる力量の凄さに圧倒された映画でもありましたねぇ
 
2021年製作、インド映画(日本公開作品)、松竹配給
パン・ナリン脚本・監督作品
出演:バヴィン・ラバリ、リチャ・メーナ、ラウール・コーリ、ビーカス・バータ
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