赤木圭一郎主演の抜き射ちの竜が活躍する日活無国籍アクション“拳銃無頼帖”シリーズも第四弾!!
実はこのシリーズの最終章でもあるんですね
よくよく見てくれば、このシリーズも小林旭さんの渡り鳥シリーズよろしく
日本全国を股にかけての地方ロケで成立している作品だったのね
今みたいにフィルムコミッション制度が各地に成立してない時代ですから、市の観光局とか観光協会が実質全てを賄ってくれてる作品だったのね

で今作は岐阜を舞台にして二つのやくざ組織が対立してるとこに
なんとコルトの譲が今にも死にそうってことで見舞いによるとこから始まって
っていうかもう完全に岐阜県警の留置場での2人の出会いからして掛け合いの妙で見せてくれる作品
やっぱシリーズも4作目になるとっていうか、やくざ同士の騙し合い抗争というか二組を手玉に取ろうとする雪丘恵介と南田洋子さんのメインストーリーよりも
もうここまで来ると作品自体もメインストーリーなんかどうでもよく枝葉末節であるところの
抜き射ちの竜とコルトの譲との掛け合いの面白さを観る側もある意味そっちを楽しむように作られてるわけで
ついに最後2人の雌雄を決する対決を迎えて・・・
なんとこの1960年って言う年は赤木圭一郎さんはこの“拳銃無頼帖”シリーズを含めて出演作品が11本
なんとこの1960年って言う年は赤木圭一郎さんはこの“拳銃無頼帖”シリーズを含めて出演作品が11本
なんと毎月日活の直営館では赤木圭一郎作品が上映されていたことになるわけで
そんな彼も翌61年の2月には夭逝されてしまうわけでして
なんか本当に死に急いでたっていう感じが否めませんね
1960年製作、日本映画、日活作品
野口博志監督作品
出演: 赤木圭一郎、笹森礼子、宍戸錠、山田禅二、郷鍈治、河野弘、雪丘恵介、深水吉衛、八代康二、花村典克、伊豆見雄、玉井謙介、島村謙二、若松俊二郎、南田洋子、藤村有弘、水島道太郎