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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

拳銃無頼帖 明日なき男

2025-04-07 17:17:17 | 邦画
赤木圭一郎主演の抜き射ちの竜が活躍する日活無国籍アクション“拳銃無頼帖”シリーズも第四弾!!
実はこのシリーズの最終章でもあるんですね
よくよく見てくれば、このシリーズも小林旭さんの渡り鳥シリーズよろしく
日本全国を股にかけての地方ロケで成立している作品だったのね
今みたいにフィルムコミッション制度が各地に成立してない時代ですから、市の観光局とか観光協会が実質全てを賄ってくれてる作品だったのね
 
で今作は岐阜を舞台にして二つのやくざ組織が対立してるとこに
なんとコルトの譲が今にも死にそうってことで見舞いによるとこから始まって
っていうかもう完全に岐阜県警の留置場での2人の出会いからして掛け合いの妙で見せてくれる作品
やっぱシリーズも4作目になるとっていうか、やくざ同士の騙し合い抗争というか二組を手玉に取ろうとする雪丘恵介と南田洋子さんのメインストーリーよりも
 
もうここまで来ると作品自体もメインストーリーなんかどうでもよく枝葉末節であるところの
抜き射ちの竜とコルトの譲との掛け合いの面白さを観る側もある意味そっちを楽しむように作られてるわけで
ついに最後2人の雌雄を決する対決を迎えて・・・
なんとこの1960年って言う年は赤木圭一郎さんはこの“拳銃無頼帖”シリーズを含めて出演作品が11本
なんと毎月日活の直営館では赤木圭一郎作品が上映されていたことになるわけで
そんな彼も翌61年の2月には夭逝されてしまうわけでして
なんか本当に死に急いでたっていう感じが否めませんね
 
1960年製作、日本映画、日活作品
野口博志監督作品
出演: 赤木圭一郎、笹森礼子、宍戸錠、山田禅二、郷鍈治、河野弘、雪丘恵介、深水吉衛、八代康二、花村典克、伊豆見雄、玉井謙介、島村謙二、若松俊二郎、南田洋子、藤村有弘、水島道太郎
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昭和枯れすすき

2025-04-06 17:17:17 | 邦画
CSの衛星劇場で拾った作品
野村芳太郎特集の一環での一本だそうですですが
なんと1975年の作品、日活がロマンポルノに移行して日活の俳優陣が皆さん他社に移られて
東映さんがどうしても任侠路線役者として高橋英樹さんを欲しがり、なんとか一本だけ主演作品を作られたんですが
高橋さんは東映専属とならずにこの時期TV時代劇に移行されており、松竹さんで数本作品それも時代劇をものされたようですが
そんな高橋英樹さん唯一の松竹現代劇、それもなんと刑事役というかなりな異色作品
 
共演には秋吉久美子さん、そしてのちに盟友中尾彬さんの奥様になられる池波志乃さんと濡れ場まで演じてる作品
ちょっと驚い他のはなんと35mmのスタンダード作品だったこと
この時代邦画各社の作品のほとんどがシネスコサイズであるのにスタンダードって?
見てて気付いたんですがほぼ新宿と明大前での現地ロケで撮られてる作品でしてほぼカメラは俳優さんを追っかけてのロケいわゆる現場でのゲリラロケってことで
ハンディカメラでの撮影だったことで据置のカメラでは撮影不可だったってことで
必然スタンダードサイズにもならざるを得なかったって
ことですか
 
75年というともう 50年も前のお話。なんと明大前に止まる京王線の車両が東急同様にグリーンだったのね
そして駅員さんが改札してる時代だったのね
そんな昭和のいわゆる高度経済成長を背景にしても人々はその恩恵に預かれる人と預かれない人がいたってことで
『昭和枯れすすき』という歌謡曲が巷では流行していたんですね
その歌詞とはそぐわない兄と妹さんとのお話なんですが、
結城昌治さんの『やくざな妹』を原作にして、ある種異常な兄と妹との兄弟愛を描いた作品で新藤兼人さんが脚色して野村芳太郎さんがメガフォンを取られた作品
 
面白いというよりかはなぜか魅入ってしまう作品といった方が正しいような作品ですか
不思議と本当に惹きつけられてしまうんですよね
刑事の兄もある意味妹との2人かた寄せ合って生きてきてますからねぇ
早くに両親亡くしてここまで2人で生きてきたからでしょうか、一歩間違えれば兄弟愛が男女の愛になってててもおかしくないっていうような関係をギリギリ踏ん張ってるって言うような・・・
 
そんな関係性の中で妹を散々弄んできてる金持ちのボンボンとヤクザのお兄さん
そのやくざの死体が発見された現場には金持ちのボンボンから妹が貰ったネックレスが落ちていた・・・
生硬な高橋英樹と直情的な秋吉久美子の2人の演技がぶつかってある意味生々しい兄妹の兄弟愛の作品が出来上がったと言っても過言でない作品だったと言える
 
1975年製作、日本映画、松竹作品
新藤兼人脚本、野村芳太郎監督作品
出演:高橋英樹、秋吉久美子、下絛アトム、松橋登、伊佐山ひろ子、 池波志乃、稲葉義男、丹古母鬼馬二、ひし美ゆり子、山谷初男、江角英明、 浜田寅彦、成瀬昌彦、穂積隆信、長島隆一山本清、城戸卓、鈴木瑞穂
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拳銃無頼帖 不敵に笑う男

2025-04-05 17:17:17 | 邦画
赤木圭一郎の“拳銃無頼帖”シリーズの第三弾
前作第二弾で脚本が第一作の山崎巌さんから松浦健朗さんに変わった関係か宍戸錠さんとの掛け合いがホントあんま面白くなかったんですが
再びこの第三弾では山崎巌さんにまた戻った関係なのと二谷さん的な主役級の脇役を配してきてないので
もうオープニングからエンディングまで宍戸錠と赤木圭一郎との掛け合いが十二分に楽しめた作品でしたねぇ
 
さらにこれを言っていいのかどうかはわかりませんがヒロインが浅丘ルリ子というある意味日活の重鎮的な存在から笹森礼子さんにかわられたので赤木圭一郎さんと役柄としての距離感も縮まり
映画としてなんか見やすい作品となっているのがよかった気がして
三作しかまだ見てきてはいませんが今作が一番私には面白く感じられた
まぁ常に袋入りポップコーンを食べてるジョーさんの今回の役名はコルトの謙
そして今作では早撃ちの竜に変わって全部の罪を1人被ってワッパかけられるという
ある意味完全なる儲け役でもありましたねぇ
 
そしてなんと今作でもって前作からこれまた3ヶ月後の8月公開
その間に赤木さんは二本の作品をものしておられるというもうかなりなハイペースでのご出演歴
ってことでまだ”新人“枠が取れてない吉永小百合さんが赤城圭一郎さんの妹役で今作にもご出演されておりましたね
まぁ私は小百合ストではないのでなんの感慨もありませんでしたが
 
今作は金沢というかいわゆる能登半島でのロケ作品でして
なんと駅前にモニュメント的な門構えもないそして駅前に映画館があると言う60年前の結構町並みがひらべったい金沢が見られ
さらに路面電車も走っておられてたのね
 
まだ後一本見てはいませんがこの作品赤木・宍戸の他に藤村有弘さんも完全レギュラーじゃないですか
今作もなんと三国人の役でしたねぇ
そして今作はルガーではない赤木圭一郎さん、足を洗うと言う設定で動いておりますので拳銃は持ってなくオープニングで警察に手放してからはなんと窮地に錠さんがあてがう銃を使用すると言うことになってるんですね
 
1960年製作、日本映画、日活作品
野口博志監督作品
出演:赤木圭一郎、笹森礼子、宍戸錠、青山恭二、吉永小百合、南風夕子、山田禅二、深江章喜、深水吉衛、加代あけ美、玉井謙介、藤村有弘、二本柳寛
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暗黒街の対決

2025-04-04 17:17:17 | 邦画
今回ここのブログでの今日の二部作品として取り上げるのは、ここのブログでは珍しい東宝映画それもタイトルでお分かりのようにギャングアクション映画
三船敏郎さんと鶴田浩二さんとの一応W主演の岡本喜八監督作品
大藪春彦氏の原作を大幅に改変して脚本を書き上げたのはなんと初代「ゴジラ」のみ脚本を書かれた関沢新一さん
これで面白くないはずはないとは思うんですが
 
確かに岡本喜八節全開の映画ではあるんですが、なんか東映のギャング映画に馴染んでる身にとっては映画のもたつき感がっていうか東宝カラーがなじめないというかそんな気がした作品でした
基本プロットはある架空の地方都市に新旧の二組のやくざが組織があって
お互いに牽制しあってるっていう街にふらり現れた懐に拳銃を呑んでる男
 
そう最初っからこの男の正体を明かしているのですね
三船さんがそんな男を演じて二組の間をうろちょろして組を壊滅させるって言ったら
これは完全に黒澤明の「用心棒」に他ならないんですが
昨日だかも書いた日活の「拳銃無頼帖 電光石火の男」もこの作品もなんと1960年に製作公開されてる作品でして
実は黒澤明の「用心棒」はなんと1961年の公開ということで
こっちの方がプロットとしては実は先人だったんですね
 
そう三船さんは特命を受けて2つの組を解散壊滅させる潜入刑事だったわけで
身元は悪徳刑事で左遷されたていう設定で組織から誘われやすくしてるものの
そんな新興やくざの親分に河津清三郎さん、旧態ヤクザの親分に田崎潤さんという布陣
そんな旧態組織から堅気として足を洗った元幹部の男に鶴田浩二さん
 
岡本監督ですからなんと天本英世さんに黒服の殺し屋を演じさせて新興ヤクザの経営きゃばれで殺し屋コーラスシヨーを演じさせてる
もちろんこの歌唱曲の作詞も関沢新一さん
ユーモアとアクションの融合をカット割りの妙で繋いだアルチザン岡本喜八真骨頂のギャング映画
 
三船と鶴田の相容れぬ演技というか噛み合わない友情といったプロットはある意味撮影所での本当の姿を映画の中でも投影させていたのかもしれませんね
そういう意味でもっていうかもう一つ付け加えると司葉子さんがギャングの女を演じてるということも含めて
ある意味貴重な作品だったと言えるのかもしれない
 
YouTubeでの視聴でした
 
1960年製作、日本映画、東宝作品
関沢新一脚本、岡本喜八監督作品
出演:三船敏郎、鶴田浩二、司葉子、中丸忠雄、平田昭彦、堺左千夫、ミッキー・カーチス、天本英世、田崎潤、佐藤允、北あけみ、山本廉、小杉義男、中谷一郎、夏木陽介、沢村いき雄、河津清三郎
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拳銃無頼帖 電光石火の男

2025-04-03 17:17:17 | 邦画
城戸禮原作の大衆小説『日本拳銃無宿』を原作にして作られた赤木圭一郎主演の“拳銃無頼帖シリーズ”の第二弾です
四日市オールロケで作られた作品ですが赤木圭一郎さんは前作の抜き打ちの竜から、ヤクザの殺し屋丈二に変更されており
一応相方の宍戸錠さんも今作ではただの五郎っていうことで

 
前作が60年のみ2月公開だったのに今作が5月公開と結構間を開けずに制作してるんですね日活側も
さらに女優陣が浅丘ルリ子さんお一人だったものが五郎に絡む白木マリさんと杉山俊夫と絡むなんと吉永さゆりさんが新人枠で日活映画初出演初キスシーンのおまけまで
そして男優陣も赤木・宍戸の他に二谷英明さんまで出演させるという
いかに赤木を日活が大事に売り出して行こうっていう意図が丸見えな作品だったと言えるのだが
 
なんとも監督は前作の野口博志さんでしたが
脚本が松浦健朗さんんでしたのでなんともこう言った作品としては宍戸、赤木の掛け合いのシーンがじつに固くて重い
これはセリフのやりとりに問題があるようでいかにもアドリブさえも効かないような硬質なものとなってて
その硬質さが作品全体を覆っており
 
一つの小さな町で二組のやくざが対立しておりその間に立つ男が・・・
まさに黒澤明の「用心棒」的プロットでありながらその域にもう達していないという有様でして
お話としても映画としてもメリハリの欠けた作品となっていたのがじつに残念
まぁ宍戸錠さんをこのシリーズを通して入れ込むとというコンセプトが作品を面白くさせるというよりかは逆に枷にしてしまっていた気がしてならないし
錠さん自体も帽子の首紐を鼻の下にかけて頬に入れたシリコンを強調されていましたが
これもある意味マイナスに働いたような気がしてならない
 
1960年製作、日本映画、日活作品
野口博志監督作品
出演:赤木圭一郎、浅丘ルリ子、二谷英明、宍戸錠、白木マリ、藤村有弘、菅井一郎、高品格、吉永小百合、杉山俊夫、雪丘恵介、長弘、柳瀬志郎、玉井謙介、嵯峨善兵
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拳銃無頼帖 抜き射ちの竜

2025-04-02 18:06:03 | 邦画
いよいよ4月だと言うのに
なんとも寒い新年度早々冷たい雨に足元濡らしながら昨日今日と二日連続でレンタル屋さんとDVD屋さんに通った
っていうかDVD屋さんは昨日は流石にいけなくて本日古い日活作品を購入してきたけど
家のレコーダーでは早朝から先月拾い忘れていた赤城圭一郎主演の拳銃無頼帖シリーズ全4作品を今月拾うと言うことで
早速の録画視聴です
 
この作品っていわゆる赤木圭一郎の遺作シリーズにもなるによね
っていうか大衆小説家城戸禮の『日本拳銃無宿』を原作として日活ではシリーズ化していくつもりだったようですが
第4作を作ったのちに事故死されてしまいダイヤモンドラインの一角が脆くも気ずれさると言うことに
のちにそのダイヤモンドラインにも文芸青春シリーズにも属さない高橋英樹さんでリメイクされるこの作品でしたが
リメイク版はシリーズ化されなかったのね
 
まぁこのシリーズは日活でのちのニューダイヤモンドラインに昇格する日活ニューフェイス一期生の宍戸錠さんとの
そう赤木圭一郎と宍戸錠のいわゆる仇同士のコンビ愛的な掛け合いが受けて
これが旭さんの渡り鳥シリーズに継承されてエースの錠が生まれるんですね
ってことで今作の宍戸錠さんにも赤木圭一郎さんにも固い演技で2人ともこなれた感じがないものの
やはりこの2人の掛け合いは当時の映画ファンにもやっぱ受けたんでしょうね
一応この作品でにコルトの銀は赤木さんの弾除けとなって死んだいきますが
第二作目でも違う役名で同じようなキャラで登場していくことに・・・
 
ヒロインには浅丘ルリ子さん
一応映画的にキスシーンがあるんですが何故かフレーム外での行為でして直にスクリーン上でのキスシーンはないのね
60年製作のこの時代ではこれが精一杯だってことだったのかな
まぁいろんな意味で映画そのもののストーリーだけではない、邦画の楽しみみたいなものも発見したりで見てて楽しくなりますね
第二作も楽しみです
 
1960年製作、日本映画、日活作品
野口博志監督作品
出演:赤木圭一郎、浅丘ルリ子、宍戸錠、香月美奈子、沢本忠雄、菅井一郎、高品格、天草四郎、西田佐知子、西村晃、藤村有弘、二本柳寛、草薙幸二郎
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博徒対テキ屋

2025-04-01 17:17:17 | 邦画
昭和初期の着流しから戦後の高度経済成長の博徒の世界まで1964年から1971年までの7年間で10本作られた鶴田浩二主演のやくざ映画で一応“博徒シリーズ”そうタイトルに“博徒”とついてる作品で
そんなシリーズの三作目にあたる作品
二作目が「監獄博徒」で四作目が放映禁止作品で主人公たちやくざ全員がなんらかの身体に障害を負った人物たちで言語が完全に差別用語であると言うことでこれまた近年までは未パッケージ作品でカルト作品になってた「博徒七人」との間に作られたなんと正月作品
(「博徒七人」には登場人物が同じって言う続編「お尋ね者七人」と言うこれまた障害者博徒映画があるがタイトルに博徒とついてないので“博徒シリーズ”作品に数えられていない)
 
そう65年の正月映画ということでなんと結構な俳優陣でして
配役クレジットではなんと一枚目に片岡千恵蔵御大、二枚目には鶴田浩二、三枚目では近衛十四郎、島倉千代子、松方弘樹って言う寸法だった
なんと主演の鶴田さんが二枚目ということで流石に千恵蔵さんでは誰も文句が言えない
そんな千恵蔵さんは鶴田、松方弘樹の父親役でしかないんですが何故か一枚看板と言うまず持って不思議な映画だった
 
藤純子さんも出演されてるんですが松方さんの恋人との役でして、ヒロインはなんと島倉千代子さんって言うのも珍しいものの
そんなヒロインっていうような役でもなかった
安部徹さんと近衛十四郎さんの二枚看板での悪役ですが
こうなると近衛、松方父子共演ではあるものの敵対関係で2人して一つの画面におさまるといったシーンはなかった
 
浅草に松屋デパートができるって言う話をもとにして作られてる作品で劇中では杉屋百貨店
千恵蔵さんは浅草の繁栄を支えてきたテキ屋一家のか親分
敵対する近衛十四郎さんもテキ屋のか親分ってことで近衛十四郎側に杉屋側からテキ屋さんの庭ばあらしの慰労金を送ってるんだけど私有してしまいテキ屋連中を締め出す立場
それに対抗する千恵蔵さん一派との抗争劇であるんですね
 
ってことで当時の芸人さんたちがその達者なタンカバイのか口上を見せてくれるもののその口調のほとんどが関西弁だったんですが
舞台が浅草ってことで
そこは生まれも育ちも浅草っ子って言う主人公を演じる鶴田浩二さんのセリフは全て関東弁
最初は芸人さんの口調に紛れてたんですが最後まで関西弁を全く離さない鶴田浩二さんはさすがでした
 
クライマックスはなんと大屋根の上での近衛VS鶴田の決闘で2人して落下しての相打ちだったようですね
っていうか博徒としては千恵蔵さんの息子でありつつも不倫のこと言うことだ家出してテキ屋から無職渡世になったってことで博徒は鶴田さんお一人だったのね
 
今年の2月に日本映画専門チャンネルで見逃していたんですがYouTubeでの視聴
 
1964年製作、日本映画、東映作品
小沢茂弘監督作品
出演:鶴田浩二、松方弘樹、大木実、島倉千代子、藤純子、近衛十四郎、安部徹、八名信夫、山本麟一、楠本健二、小田部通麿、平沢彰、砂塚秀夫、佐藤晟也、潮健児、茶川一郎、宗方奈美、飯沼慧、遠藤辰朗、内田朝雄、加藤嘉 、佐藤綾子、植村謙二郎、中田ダイマル ・ラケット、鳳啓助、蓑和田良太、田中春男、有川正治、毛利清二、汐路章、阿部九洲男、丹波哲郎、片岡千恵蔵
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新・男の紋章 若親分誕生

2025-03-31 17:17:17 | 邦画
これもYouTubeで見させてもらった作品
一応この作品の公開がなんと高橋英樹さんの人気シリーズでは10本も続いた「男の紋章」シリーズの最終作品「男の紋章 竜虎無情」の次の高橋英樹作品として公開されており、日活さんとしても「新・男の紋章」としてシリーズ化して行こうってこのタイトルをつけたようですし制作もそう言う意気込みだったんでしょうか
なんと英樹さんの親分を演じてらっしゃるのは石山健二郎さん
と言うとだったようですが
 
併映作品がちょっと今ではカルト化してる宍戸錠さんの「拳銃(コルト)は俺のパスポート」って言うのもあったんでしょうか
ヒットせずに終わったっていうか、この作品原作が八尋不二さんと言うことで
「新・男の紋章」を冠せずに村瀬政吉を主人公として第二弾「関東も広うござんす」第三弾「関東刑務所帰り」と三本作られたようですね
 
ってことで英樹さん演じる村瀬政吉はやくざの息子で初井言栄演じる母親に厳しく育てられなんと今では大学での政治家の書生を務めてそこの娘とも幼なじみで相思相愛のは仲
しかし、運命の悪戯か政治家が暗殺されその家族は高利貸しによって離散に・・・
酒に酔い土地の掏摸の家で寝込んでしまったために伊三郎一家の代貸と売り言葉に買い言葉で伊三郎一家に連れてかれ
この伊三郎実は政吉の死んだ父親とは飲み分けのは義兄弟であったため
 
縁とは不思議なものでって言うか血のDNAなのか書生をすっぱり諦めて都政の道に入ってしまう主人公
ってそれでなければ任侠映画にはなりまへんが
メキメキと頭角を表していくうちにもう一方のヤクザのゴリ推しに代貸が殺られて
この代貸にも高品格さん、実にいい役ですそして奥さんにはなんと長内美那子さん
 
揉め事を避けるのと渡世の修行と旅に出る政吉
股旅渡世では農民のためにヤクザ同士の喧嘩仲人を務めたりで名を売り出していく
って言うかこの喧嘩親分になんと田中邦衛さん
日活全盛期の作品ですから配役もそれなりに豪華
再び敵役に名古屋章さんとかね
 
最後は敵陣に1人殴り込みにいくものの幼なじみで結婚式の途中で抜け出してる政吉に父親のは形見の長ドスヲタ届ける山本陽子さんがいじらしい
 
この村瀬政吉シリーズは残り2作品が未パッケージ作品なんですが
何とか見てみたい気がする
この後英樹さんは「新・男の紋章 度胸一番」と言う作品にも出演されてるが、「男の紋章」シリーズとも、この村政シリーズとも関係のない作品
どうも日活制作部では「男の紋章」で集客したかったようですが観客を余計混乱させるだけ
 
出演:高橋英樹、橘和子、山本陽子、須賀不二男、見明凡太朗、初井言栄、佐野浅夫、長内美那子、郷鍈治、弘松三郎、山田禅二、宮阪将嘉、高品格、加原武門、雪丘恵介、野呂圭介、玉村駿太郎、河野弘、武藤章生、相原巨典、高橋明、立川博、前田武彦、名古屋章、玉川良一、田中邦衛、石山健二郎
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スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム

2025-03-31 05:05:05 | 邦画
まぁ前2作品も見てるし、この作品を消化しとかないと今月のいわゆる新作レンタルのノルマも難しいし
知らなかったとは言え、高石あかりさんも出演されてることだし
北川景子さんで始まったと言っても過言ではないこのシリーズも今作で一応最終章って銘打たれていますので
やっぱり血液型Aってのもあってって自分では私生活ではかなりズボラですけど
こう言ったシリーズものとかやっぱ見とかないとって言う強迫観念に囚われることがありますので・・・

いや今作は殺人鬼浦野が主演の作品でしたかな
彼が前作で海外に逃げたってとこで終わってるとこから今作が始まり
実は韓国に連れてかれ
なんと日韓首脳会談阻止のテロ組織に雇われて彼のハッカーとしての能力を買われてテロを仕掛けるって言うなんと前2作からは想像もできないほど
今作はどでかいお話になっているのね

まぁ前作からの引き継ぎで千葉雄大演じる刑事加賀谷は首脳会談対策チームに選抜されてて
やっぱ浦野との対決がメインになっていくんですね
お話が大きくなったものの浦野の過去が浮き彫りにされ、さらに過去作の関係とタイトルとの整合性から今作ではハッキング対策にってことで田中圭さんのスマホがわざと落とされるのね
ってことでこの落す役割を担っての浦野のグループの一員として高野あかりさんが出演されておりました

そう最終的にテロ犯のボスってこいつなのねって言うオチは映画としてはそうだよねって言うお約束のオチになるんですが
確かに見終わって思い返してみるとジャパニーズ警察が韓国内で浦野に対して拳銃構えてってできるはずもなく
逆もまた真なりで大谷亮平が日本に帰った浦野を殺せとクォン・ウンビ演じるスミンに拳銃を渡すんですがどうやって日本に持ち込めたのか
ってツッコミどころですよね

クォン・ウンビが今作のヒロインになるのかな、日本語がちょっと辿々しいとこはちょっとご愛敬でしたが大谷亮平さんは韓国語の発音がそれなりに聞こえてたのは実質我々には韓国語の本質やイントネがわからないからそう聞こえただけで
韓国人が聞いたら変な韓国語を喋ってたのかもわかりませんよね

最終章での完オチはきっちり読めましたがあの成田さんは美しすぎるだろう
ってことでやっぱり偏愛物語でしたんですよんるこのシリーズは
あんだけのドローンはCGですよね本物のいくつかをのぞいては
北川景子さんは過去作から転用だけであのレースカーテン越しはお顔が見えないからボディダブルですよね
あんだけでもご本人だったら製作費が嵩みますものね

2024年製作、日本映画、「スマホを落としただけなのに〜最終章〜」製作委員会作品
中田秀夫監督作品
出演:成田凌、クォン・ウンビ、大谷亮平、白石麻衣、井浦新、佐野史郎、真飛聖、 利重剛、猪塚健太、髙石あかり、田中圭、原田泰造、千葉雄大

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浪花侠客 度胸七人斬り

2025-03-30 17:17:17 | 邦画
1967年製作の鶴田浩二主演の着流しやくざのいわゆる師リース作ではない単体作品
未パッケージ作品でタイトルクレジットなしでYouTubeで視聴した作品
見てるうちに一回か二回は見てると言う既視感の作品だったが
流離のブロガーですからどっかに感想書いてるかも知れませんが、イマんところ見つけられないので
ここに残しておきます。
 
ある意味男と書くか侠と書くかまぁどっちゃでもいいですが
そう男というか人間としての生き様死に様を描いた作品だったかな
脚本は鳥居元宏と鈴木則文監督との共作でして
それを職人小沢茂弘さんがメガフォンを取られていた
 
ってか志村喬さん演じる北駒親分の下、天津敏さんがなんと代貸でどの下の小頭に鶴田御大でさらに代貸に可愛がられてる子分衆の1人に汐路章さんと言う
なんとも東映任侠映画を見慣れている私にとっては違和感ありすぎなキャスティングに戸惑うがクライマックスに持っていく作劇術にハマることにした
さらにバラケツ団団長にルーキー新一
これがコメディリリーフを通り越してじつにうるさく任侠映画としては浮いてる
浮いてるといえばそのバラケツと対立する女バクレングループの団長に橘ますみさん
この女グループを見てるとここから則文監督の女賭博師緋牡丹お龍さんに繋がり
さらに杉本美樹屋台骨池玲子へのスケバンシリーズに発展してったんだろうな
って言う道順が見えた気がした
 
しかし、まぁキャラというかお顔なんでしょうか北林早苗さんは薄幸の女性が似合いすぎるよね
さらに松尾嘉代さんもいい味出されてたなぁ
 
やっぱ志村親分が死なれて本領発揮される天津敏さん
そして敵対するくみの親分は相変わらずの策士金子信雄さん、その配下の代貸に関山耕司さんでしたが、こんな台詞の多い関山さんを見たのは初めてかも知れない
 
クライマックスでの殴り込みは自分の一家でしたから有象無象の子分衆が1人も雑魚として餌食にされずに
タイトル通り鶴田御大が仕留めるのは7人だけなんですね
 
1967年製作、日本映画、東映作品
鳥居元宏・鈴木則文共同脚本、小沢茂弘監督作品
出演:鶴田浩二、北林早苗、松尾嘉代、天津敏、横山アウト、金子信雄、ルーキー新一、橘ますみ、内田朝雄、荒木雅子、関山耕司、沢淑子、山田桂子、汐路章、結城哲也、香月涼二、楠本健二、志賀勝、京唄子、鳳啓介、高並功、蓑和田良太、志村喬、大木実
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