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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

アイミタガイ

2025-04-20 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
まぁ日本映画の泣かせ上手なプロットには感服するにしかくないほど
ほんま泣かせ上手な作品でしたねぇ
原作があるんですね、中條てい氏による同名の連作短編集はこの映画の登場人物たちの連作短編でつづられてるようですね相変わらずの未読ですが、映画見終わってそこいらの知見を得ました、映画「アイミタガイ」はその短編集の登場人物たちの大切な人をなくした喪失感とそこからの再生をなんと見えない糸であたかもぬすばれてるがごとく実にうまく紡いだ見せる群像劇で
 
その見えない繋がりを上手く一本の映画作品として見事に紡いだ草野監督もいわゆるこの映画に関わった挙句に亡くなられた方々への喪失感からくる再生を見事に成し遂げられと言ってもいいかもしれない
所詮映画も舞台劇もアンサンブルでして、それを紡いで見せてくれるのは俳優さんたちでありましてそういう意味ではナイスキャスティングでしたねぇ
ピンク映画やエロチックOVでお馴染みの吉岡睦雄さんまで皆さんナイス演技
まさかの草笛充子さんまでが戦争に送り出した若者たちへの鎮魂からご自身が再生されるとは・・・
 
しかし、気になったのはアイミタガイって言葉をこの後世代の人は知らないと言うこと
まぁ漢字で書けばっていうかパソコンでaimitagai って打てば”相身互い“と変換してくれますが
もう死語に近いというか、そういや私自身も現役の時に教室では1度も口にしたことがなかったかも
また私生活でも日常口にしてなかったかも
まぁ時代劇をよく見ていたんでそんなトコで自然と耳に馴染んでるだけだったかも
 
本当によく練られた脚本でまさかの回想シーンはリアルタイムでのエピかと思わせる演出しといて過去の回想シーンとわからせるなど
そして先にも書きましたが誰かが誰かと知らない関係でありながらも見事に相互扶助ではありませんがなんらかの形で繋がって最後に全部それが見事な輪になってるなんて素敵ですよね
今時電車で文庫本読んでる若者なんてって思ったら、そういう訳だったのね
まぁちょっとそこだけクソリアリズム感ではありましたが・・・
 
2024年製作、日本映画、「アイミタガイ」製作委員会作品
草野翔吾共同脚本・監督作品
出演:黒木華、中村蒼、藤間爽子、安藤玉恵、近藤華、白鳥玉季、吉岡睦雄、松本利夫、升毅、西岡尚美、田口トモロヲ、風吹ジュン、草笛充子
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高校生無頼控

2025-04-19 18:03:07 | 邦画
70年代に入ると大映日活が自社配給を止めて
大映は倒産日活はロマンポルノ二転身してゆき、日活や大映の俳優さんたちは他の三社に移籍したり、芸能事務所に移籍したりでTV等に活路を見出していた時代
そんな時に映画会社としての先見の明があったとでもいうべきなのか
東宝さんが自社での映画製作に終止符をうち
スタジオはレンタルに
自社直営館はそのままにして独立プロや、石原プロ勝プロ等の製作した作品を東宝直営館で上映するだけという
映画会社とは思えない実際に配給専門会社になっていた

そんな中で勝プロさんは勝新太郎さんの男気でしょうか大映のスタッフの技量を使って座頭市、悪名の旧シリーズものの新作を東宝さんの劇場で上映させるということで
ご自身は小池一夫さん原作の劇画
そうなんですよね70年代は漫画じゃなくて劇画だったんですよね、「子連れ狼」や「御用牙」とか東宝配給で作っていたんですよんる
そんな作品の一本として小池一夫先生の劇画の一本として国際放映が製作したのがこの「高校生無頼控」シリーズ

まぁこれは余談ですが70年代を他社作品で乗り越えた東宝さんはバブル期にはTV局が作る映画をこれまた配給するのみで
映画を制作するというリスクを避けて今日まで映画会社として君臨してるわけで
一方そんなバブル期には数社が寄せ集まって製作委員会制度で映画が作られるようになってきたというわけで

さてこの映画ですが、まぁお気楽に女優さんのハダカと主人公のトッポさとアクションをお気楽に楽しむだけの作品でして
なぜかは知りませんが沖雅也さんはこの一本で降板されてしまうんですね
当時のことですから何があったかは知りませんが・・・・

まぁ昔の明るく楽しい東宝映画だったら絶対に作らない作品
よくまぁ<東宝名作セレクション>シリーズとは言えDVD化されたものだと思います
示現流の使い手っていうことで高校生剣道部の主人公ムラマサが
赤軍派活動家として警察に兄が捕まったことで母が自殺したことを受けて
兄を斬るんだと鹿児島から東京までの道中で
宮崎、姫路、京都、横浜、東京で袖すり合う女の子たちと肉体を重ね合わせながらのロードムービーということでしょうか
原作にあるエピソードを各地での女の子とのお話として紡いだ作品なのね

見てる分にはハダカも出てくるものの退屈はしないがパターン的にほぼやってることに変わりがないためにさほど面白く見てはいなかった

1972年製作、日本映画、国際放映・東宝作品
江崎実生監督作品
出演:沖雅也、夏純子、八並映子、中川加奈、沢知美、進千賀子、川村真樹、木村由貴子、集三枝子、長谷川照子、南利明、杉山俊夫、レナッタ・ヘラルド、岡崎二朗、杉江広太郎、柳瀬志郎、高橋ひとみ、赤塚真人、榎木兵衛、江戸家小猫、岸田森、宍戸錠

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はたらく細胞(実写版)

2025-04-18 05:05:05 | 邦画
原作が漫画でアニメ化されての実写版ですね
日本のサブカルチャーの典型的なメディア露出っていうことですが
普通だとこういった過程を踏んでくる作品にはそれぞれのヲタクがいて結構実写に関しては賛否が分かれるものですが
この作品に関してはあんまそれがほとんどないっていう
まぁ主人公が誰がやってもいいような
 
って言っちゃあかんのだろうけれど何せヒロインが赤血球でヒーローが白血球っていうことで
こういった体内の細胞を擬人化して体外から体内に入ってくる細菌や病原体を退治(つまり健康体を維持)するだけかって思ったら、体内の細胞にも不幸に生まれたやつがいてそいつまでが悪さをするという
そして良く言われる生活習慣病というか自堕落な生活や健康を考えずに刹那的な快楽のは赴くまま生きてる人間の体内での細胞たちがどうなってるか
 
そうなんです健康的に生きてるJKの娘と自堕落な生き方をしてる父親の姿を通して二人の体内ので細胞たちがどんな働き方をしてるのか
っていうことをわかりやすくそして白血球が佐藤健さんですから体外から(さらに体内での異端児細胞も含めて)の細菌たちとのアクションを取り混ぜての絢爛豪華な娯楽作品に昇華させた映画だった
 
あの洋風の村は和歌山のポルトヨーロッパっていうのは一目瞭然でしたが
まぁ先に絢爛豪華って書きましたがなんとも凄いエキストラを導入しているんですね
まぁ何百万っていう細胞の一つ一つを擬人化してるんですからそりゃボランティアエキストラをこんなによく集めたもんだし
ロケ以外にも体内のそれぞれに関してはスタジオ借りてセット組んでるし
それなりに金かければ
確かに原作が素晴らしいっていうのを差し引いてもこんな素敵な娯楽映画ができるんですね
 
まぁ芦田愛菜、阿部サダヲのは親子は10何年ぶりなんでしょうが息もピッタリ
悪玉の擬人化造形は東映の戦隊モノの悪役をさらに増幅させたようでしたねぇ
楽しくお勉強もできた2時間
こういう作品こそ文部省じゃなかった文科省特選ってつかないとあかん映画ではなかったかと(笑
 
2024年製作、日本映画、実写版「はたらく細胞」製作委員会作品、WB配給
武内英樹監督作品
出演:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、マイカ・ピュ、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、塚本高史、板垣李光人、DJ KOO、加藤諒、高橋りな、加藤清四郎、Fukase、光石研、鶴見辰吾、阿部サダヲ
コメント (2)
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本心

2025-04-15 05:05:05 | 邦画
なんなのこれってSFだったのだ。
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品でしたが
普通に現代を描いた作品だと思って見てたら
もうホントそこまで来てるAI技術ではあるんだろうけども
AIによって仮想空間上に一人の生きていた人間を作るVF(バーチャルフィギュア)という近未来のお話だったのね
 
まぁラストシーン手を空間に伸ばして死んだ母をつかもうとする池松壮亮の手に重ねるようにヘアバンドの手が重なるってことで
これはちょっとした男女の不器用な恋愛映画でもあったんだろうと見るべきなのか
相変わらず原作読まないからどこんとこはっきりせんのやけど
私はそう見たい
し、そういう方向性で進んでるやろ映画のプロット自体も・・・
 
目の前でたった一人の母親を死なせてしまった主人公
母を助けようと川に飛び込むものの自分も意識不明で意識が戻ったのはなんと一年後
その間にAIによって単純労働は全てAIロボットがまかない
なんとか法律によって自由死が認められてて(ここいらは現代日本の超高齢化社会へのアンチテーゼなんかな)、財産も全て彼のものに
っても高校生の時に暴力事件を起こし単純労働にしか就けないんだから
この社会ではもうはみ出しもの
そう低下槽の人間として
働き口はUber Eatsみたいな感じの代行業務のアバターしかなく
 
母と同じとこに働いてた三好という妙齢の美女がシェア同居人として、また母親のVFの話し相手として登場してきて
そんな社会である意味私にはマザコンとしか思えん池松壮亮の母親のヴァーチャルフィギュアとの会話劇で右往左往
アバター業務で右往左往する姿を見せられただけの2時間強の映画だった気がする
 
まぁ唯一の儲け物は三吉彩花さんの横乳が見られるシャワーシーンだけが印象に残った作品だったかな
そして今やRIKIプロジェクトがこのような一般作の製作委員会の一員であることにちょっと驚いた

切り口の違う記事はコチラ
 
2024年製作、日本映画、「本心」製作委員会作品、東映配給
石井裕也脚本・監督作品
出演:池松壮亮、三吉彩花、水上恒司、仲野太賀、二階堂智、笠原秀幸、中村中、田中泯、綾野剛、窪田正孝、妻夫木聡、田中裕子
 
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おしょりん

2025-04-13 05:05:05 | 邦画
この作品も積極的に日本映画を見ていこうと言う企画で視聴した作品としておきますが
普通なら多分推しの女優さんが出演されてない限り、個人的にはほぼ素通りする邦画だと思うんですが
何せ下手すると今月の早朝予約投稿の第一部作品が今月不足するかなって言う状況にこの10日あたりから計算上では起きる可能性が大きくなってることもあり
こう言った映画も一応見ておかないと
そう言うことで心因的に溜まったストレスは二部作品で発散させていこうと・・・
 
まぁ皆さんよく知ってることですがメガネのフレーム生産の国内シェアの90%が福井県の鯖江でまかなわれていることを
そんなメガネフレームを最初に鯖江で作って見せた増永メガネの
いわゆるそんな何もない全く”無“の状態から今日メガネフレームといえば福井の鯖江とまで言わせることになったお話
 
増永五左衛門と妻むめ、そして五左衛門の弟の幸八の三人の物語
なんと福井県全面協力の元、福井の町おこし映画といっても間違いのない作品
みんないい人しか出てこなくて
さらに絶対に最後は泣かせに持ってくのが見え見えの映画ですからねぇ
こんな映画絶対福井の人しか見ないだろうってそう言うことなんでしょうね
二次使用のDVD化にしても2023年に一般公開されてる作品が2025年の4月4日にDVDリリースですからねぇ
 
そんな感じで福井県出身の高橋愛や津田寛治まで出演してると言う念の入れよう
まぁ幸八がメガネというものを土地のみんなに説明してゆくところですが福井ではフレームしか作ってないわけですが生まれた時から近眼の子供にメガネをかけさせ
みんなを説得するシーンではレンズの度数とかそんなものは文字通り度外視してるんですね
まぁ明治時代でレンズも丸くってことでほとんどがまるメガネでフレームはチタン合金だったんですね
そこから始まり、きちんとそこから製造技術を生得して行く中で金とか銀とかの他金属のフレーム
さらにセルロイドのフレームまでってことで
映画でも鯖江がメガネフレームの生産拠点となるまでの苦労話が延々と述べられていくだけ
 
ってかこの映画実は原作があったんですね、
福井県の産業と観光のビデオ映像から始まるという本当にある意味他県民から見たらやばい映画でしかないんですが、原作ありきってことでかっちりとはできてはいますが
やっぱ福井県民が見て喜ぶだけの作品でしかないんだろうね
そんじゃダメだってことで見てるこっちには弟幸八のひそかな兄嫁への思慕を匂わせてみたり的なプロットで進みますし
北野きいさんを舐めるように見た津田さんが、なんかしそうなって言う変化球も全くない作品だった
 
しかし、東てる美さんもかたせ梨乃さんもなんと主人公たちの母親役という
それなりのお年を召されてて昔の面影今何処って一抹の寂しさを感じた作品でもありました。
 
2022年製作、日本映画、「おしょりん」製作委員会作品、角川映画配給
児玉宜久共同脚本・監督作品
出演:北乃きい、森崎ウィン、駿河太郎、高橋愛、秋田汐梨、磯野貴理子、津田寛治、佐野史郎、東てる美、榎木孝明、かたせ梨乃、小泉孝太郎
 
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血斗

2025-04-12 17:17:17 | 邦画
前作「対決 」に続いて小林旭扮する風来坊の満州常が高橋英樹を助けて、悪の組織を斬って斬って斬りまくる仁侠娯楽アクション
小林旭さん以外に英樹さん、安部徹、青木義朗、女優さんでは北林早苗に三条泰子とほぼ共演者が重なっておりますが
舞台となる町も共演者ののキャラも別人となっているもんですね
 
一応池上金男原作脚本で今作も舛田利雄監督がメガフォンを取られており
なんか代わり映えせんようなしてるような
っていうのも今作では悪の大玉に安部徹さんですが最後っていうか映画が終わるまで死なない役所でして
代わりに旭・英樹に退治されるのはその安部徹の息子役の青木義朗、小高雄二、 郷鍈治、市川好朗演じる4人の息子たちだジェという変わり種の作品でもうありました
ってかこれまた意外だったのはいつもは開くの中枢にいる深江章喜さんがなんと今作では堅気も堅気船大工のの役だったこと
死なない悪玉安部徹さんといい深江さんといい
日活映画常連さんを完全に手玉にとってくれてるし舛田利雄監督遊びすぎでしょ
 
もうオープニングから今夜は出入りと土地の善良親分が命を賭して戦おうって安部徹のグレン隊上がりの組との出入り支度の忙しさから
こっちは人数が少ないからと足をあらい今では船大工としても将来を嘱望されてる喧嘩の腕も確かな英樹さんに助っ人頼みに来た代貸杉江弘を目の前で帰路された英樹さんと
ふらりこの町に来た満洲常が安部徹一家に殴り込んで安部徹をギャフンといわせたまでは良かったが
その夜戦勝に沸く英樹さん一家が皆殺しにあい
そして一家の娘である松尾嘉代さんまでさらわれて・・・
 
三年が経過してふらり帰ってきた英樹さん
まぁいわゆるこちらは仁義だ義理だっていうお話ではなくチャンバラアクションを楽しむ任侠作品と言う位置づけで作ってますから
ヒーロー何敵に捕まったりしても相手に一泡吹かせてもうツメが甘くてっていう作品でして
単純にアクションを楽しめば良い作品となっておりまして
いや英樹さんやくざ剣法で斬りに斬りまくってくれてる作品でしたね
なんで二本だ満洲常が終わってしまったのかは知る由もありませんが
こう言った斬った張っただけの映画も見てる分には楽しいよね
 
1967年製作、日本映画、日活作品
池上金男原作・脚本、舛田利雄脚本・監督作品
出演:小林旭、高橋英樹、松尾嘉代、三条泰子、北林早苗、小高雄二、高品格、青木義朗、深江章喜、郷鍈治、市川好朗、 杉江弘、武藤章生、河野弘、高橋明、水木京一、 浜口竜哉、桂小かん、前田武彦、浜田寅彦、河村弘二、 安部徹
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二人静か

2025-04-12 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品
まずは疎いと言われるかもしれませんが、国映が映画会社賭して存続してること自体知らなかった
ピンク映画がフィルムからデジタルに変わって大蔵映画のみがピンク映画を制作してのは知ってましたが
ピンク映画を撮らないだけで会社自体は存続していたんですね色々と形態を変えて
そんな国映で育った坂本礼さんが国映で作られたいわゆる一般映画
それもじつに重たい内容の作品だった
 
まぁ坂本監督だし脱げる女優さんである西山真来さんだし劇場公開時にはR -18指定受けてるしで
一応DVDもR -15だし濡れ場はあるんだろうなっていう淡い期待はありましたが・・・
子供がいわゆる初期認知症の祖父と公園で遊んでる時に拉致されて5年
今では夫婦間の愛情も冷めて
ただただ毎日曜日子供探しのチラシ配りをしてるのが夫婦をつなぎとめてる岳の夫婦
 
そんなチラシ配りに身重の女性が参加を求めてきたことことから
夫婦をつなぎとめていた何かが崩れていこうとするわけで
映画はそんな夫婦の壊れていく様と身重女性の過去を明らかにしていく中で
この夫婦間の再生と身重女性のトラウマ
そうなんですこの身重女性は幼少期拉致監禁を受けておりそのトラウマをこれまた西山真来と同時に過去を訪ねていくことでトラウマから解放される
 
そんな映画でして、じつに暗澹たる気分で見させられる作品だったかな
この夫婦実は子供がなかなかできなくて
その経緯を旦那役の水澤紳吾がとうとうと居酒屋の女客にこれまでの経緯を語る4、5分のシーンがこの映画のクライマックスだったと言ってもいいかもしれない
ほんと聞き入ってしまいましたがな
何十年ぶりかの夫婦のセックスによって再生されるって言う濡れ場がR -15になってる関係でなんか付け足しにしか見えなかった気がするのが残念
ギラギラしてない川瀬陽太さんを見るのはじつに久しぶりな気がする
 
結局エンドクレジット後の映像で
ハッピーエンドにしてきちゃいましたねぇ、個人的にはこのシーンない方が良かった気がする
 
2023年製作、日本映画、国映映画研究部作品
坂本礼監督作品
出演:西山真来、水澤紳吾、ぎぃ子、裕菜、伊藤清美、佐野和宏、小林リュージュ、川瀬陽太
 
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顔役

2025-04-11 17:17:17 | 邦画
YouTubeで視聴させてもらった作品
1965年東映東京撮影所制作のいわゆる背広のやくざが蠢く任侠路線が金脈となる以前から東映で作られてきているギャング映画の流れをひきづってきてる作品だと言ってもいいんでしょうが
まぁ上で1965年制作とか書いちゃったんですが製作期間というか時期は1964年
いわゆる65年の1月3日公開された正月のオールスター映画
 
主演級の男優陣が鶴田御大、健さん、待田京介、江原真二郎、天知茂、大木実、長門裕之、アイジョージ、曽根晴美と賑やかだし
女優陣も佐久間良子三田佳子のWよしこに藤純子と看板女優揃えてるもののヒロインは三田佳子さんになるのかな
 
まぁ着てる衣装が着流しと背広の違いと後は道具でしょうか誰も9寸五分やポン刀は持ってないで拳銃オンリー
派手に拳銃で撃ち合うものの基本シノプシスは金脈の任侠映画から我慢を取り去って
一応関東勢と関西勢との新興都市開発を巡っての鞘当てを表にして関東内部での内輪揉めをメインに扱った作品だったのかな
やっぱ天知さんはこういった小賢しい役が似合いますよね
健さんが本当においいしいとこをかっさらって言った作品だったかな
 
戦後20年も経ってるものの未だ映画の内容でも大木実と鶴田浩二は特攻の生き残りを演じているんですね
脚本は基本は笠原和夫さんだったようですが、監督に決まっていた深作さんがズタズタに書き直して撮影に臨もうとした時に病気で倒れはって
お正月映画と公開が決まっておりスケジュールの調整が無理ってことだ石井輝男さんが監督されて公開に間に合わせたらしい
 
やっぱこういった任侠とかわり無いようなシノプシスは深作さんには合わなかったって企図だったんでしょうかねっ
って笠原和夫さんもある時期に限界感じられて「仁義なき戦い」を書かれて深作、笠原の名コンビが生まれる萌芽はもうこの時からあったようなんですかね
 
石井監督ってことで劇中では健さんに「網走番外地」の原曲を歌わせているだけでなく
なんと三田よしきさんにまで弾き語りまでさせていた貴重な作品でもあったようですね
 
1965年製作、日本映画、東映作品
笠原和夫・深作欣二・石井輝男共同脚本、石井輝男監督作品
出演:鶴田浩二、高倉健、佐久間良子、藤純子、三田佳子、江原真二郎、アイ・ジョージ、長門裕之、待田京介、曽根晴美、佐々木孝丸、神田隆、安部徹、宇佐美淳也、内田朝雄、沢彰謙、遠藤辰雄、潮健児、関山耕司、河合絃司、片山滉、曽我廼家明蝶、大木実、天知茂
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対決

2025-04-10 17:17:17 | 邦画
チャンネルNECOで捕まえた小林旭と高橋英樹のW主演の1967年製作の任侠映画
日活作品ですので東映さんの任侠映画と違って我慢劇ではありません
いわゆる復讐劇となっております
オープニングやくざの安部徹扮する親分が相手組織が油断してるうちに殴り込みをかける相談を青木義朗と中谷一郎の代貸と相談し
中谷一郎の実弟にあたる高橋英樹に留守を頼むものの喧嘩好きな英樹さんなかなか“うん”とは言わずに
 
隠れて喧嘩支度して殴り込みの先陣を切る
まぁそこに流れ者の青木義朗と昵懇の旭さんが助っ人に
ってことでオープニングから派手派手しい出入りのシーンから
まぁ相手の隙遠ついての殴り込みですから勝利して料亭で祝杯を
まぁ出入りの中で旭さんの窮地を救った英樹さんと
もう見せ場もしっかりと作り上げてる脚本は池上金男さん
じつに手慣れたシノプシスでして

 
その祝賀宴会に殴り込まれた生き残りが押し掛けてきて電気が消えた後に安部徹親分の死体が・・・
そんな出入りと殺し合いの責任を1人被った英樹さんが網走でお勤め中
沙婆では関東大震災があったようだし英樹さんも務所内で命を狙われたり
6年ぶりに帰って見ると組は知らねぇ恋中が幅をきかせており
製糸工場の女工は色街に売られ、英樹さんの恋人も今では女郎さんに
さらに兄貴はこ○き同然になってて
 
1人幅を利かせているのは青木義朗となんと敵対組織だった組の代貸だったりで・・・
一番こっちがびっくりさせられたのは安部徹さんが出演されてるのに今作ではなんと悪役ではなかったことですかね
まぁ小林旭さんが一枚目の看板なんですがってそれなりに出演はされてるものの
ほぼ英樹さんの映画でしたかねぇ
務所中に恋人は売られ、親分を殺した黒幕は組みをのっとるために青木義朗が旭さんに組長殺害を依頼してたり
兄貴は落ちぶれていたりと
1人で敵討ちへと駆り立てられていくうちにつかまって私刑を受けてるところを旭さんが
ってことで
 
タイトルの「対決」は全てを片付けたのちに親の仇と知った旭さんとの勝負だったのね
一途に突っ走る英樹とぬらりくらりの旭さんが対照的に描かれてる役者のある意味キャラをそのまんま作品に打ち込んだとこはさすが池上金尾
男さんだし
ベテラン舛田利雄の演出もじつに手堅い作品でしたし
女優陣が和泉雅子、北林早苗そして三条泰子さんと結構豪華だったけど
日本盛とのタイアップがちょっと鼻についた
 
1967年製作、日本映画、日活作品
舛田利雄監督作品
出演:小林旭、高橋英樹、和泉雅子、北林早苗、玉川伊佐男、青木義朗、山田禅二、久遠利三、三条泰子、武藤章生、杉江弘、榎木兵衛、木島一郎、河野弘、島村謙次、高橋明、桂小かん、立川博、水川国也、前田武彦、葉山良二、中谷一郎、安部徹
 
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若親分

2025-04-09 17:17:17 | 邦画
YouTubeで視聴させてもらった多分期間限定の無料公開
イヤー雷蔵さんの任侠映画ったらいわゆる股旅ものしか見たことないからねぇ
着流し任侠映画って言っても殺陣が時代劇の殺陣になってるのが難点でしたかねぇ
でも凛々しい若親分っていうかそんな姿もいいけど
 
日露戦争で勝利した海軍少尉南條武が、父親である南條組親分がう闇討ちされ命を落としたことで
海軍を除隊して南条組二代目を継承して父親の仇を打つというだけのお話
 
軍服姿にしろ着流しにしろ折り目正しい雷蔵さんのある意味東映さんや日活さんとは一線を引いたように人物造形が作られてるのが雷蔵さんの任侠作品なのね
何せ眠狂四郎のシリーズと二本立てのシリーズとして8本作られてる若親分シリーズの第一作目
 
東映さんと日活さんとは違うって書いたのはなんとヒロイン役の朝丘雪路さんに恋の告白して一緒になろうって言うような人物像であったりして製作側も東映さん日活さんとは一線を画して作ってるように思えたけど
 
何せ物ごとにあんまり動じない南條武がじつにかっこいいし
またかっこよく池広一夫もの撮ってるんですね
1965年制作ということで皆さんお若いことお若いこと成田三樹夫さんのお顔がのっぺりしてたしアクの強さもでてんsかったなかで
佐藤慶さん1人が悪の親分として頭抜けた演技を見せているのに対して正義側があっさりとしすぎてるのがちと・・・
 
でもまぁ見てる分にはきちんと世界観が楽しめるのでそこは娯楽映画としてのノウハウを心得て作られてるプログラムピクチャーの持つ素晴らしさなんでしょうね
 
1965年製作、日本映画、大映作品
池広一夫監督作品
出演:市川雷蔵、朝丘雪路、藤村志保、三波春夫、山下洵一郎、山田吾一、原泉、石黒達也、水原浩一、杉田康、伊達三郎、杉山昌三九、桜京美、成田三樹夫、佐藤慶
 
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