KDDIとテレビ朝日、ワンセグの新事業実験

2006年03月24日 10時24分37秒 | ニュース
このジャンルでテレビ朝日が出てきました。

http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=20060323fa001fa

KDDIとテレビ朝日は23日東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで会見し、携帯機器向けの地上デジタル放送「ワンセグ」について、4月から共同で事業検証をすると発表した。ワンセグは映像とは別に画像や文字情報を送信するデータ放送が特徴だ。テレビ朝日が放送する音楽やショッピング番組で、携帯電話のネット機能を使って追加情報を得たり、商品の購入ができるようにし、その効果を検証する。

 テレビ番組とデータ放送の組み合わせで、3パターンの事業検証をする。

 1つは番組の合間に流れる広告の追加情報の提供で、広告の映像が出ている画面の下に携帯電話向けの広告サイトへのリンクを表示し、利用者を誘導できるようにする。通常のテレビ広告では、ネットやメールのアドレスを告知するだけで、利用者はそのアドレスを自ら入力する手間があった。そうした手間を省略できることでの広告効果を検証する。

 2つ目はショッピング番組とショッピングサイトの連携で、ショッピング番組で紹介した商品を、テレビ朝日やKDDIの携帯向けショッピングサイトで購入できるようにする。

 3つ目は、テレビ番組の付加価値を高めるもので、テレビ番組独自の着信メロディーやアプリケーションを番組に連動して配布できるようにする。

 まずは9月までをめどに検証を実施するが、効果が表れたものに関しては「順次事業化していく」(KDDIコンテンツ・メディア事業本部メディア本部の神山隆メディアビジネス部長)という。

 KDDIとテレビ朝日は、先行して共同事業の開始を発表したが、「テレビ朝日とは以前から取り組んでおり、早く開始できた。他のテレビ局ともオープンに、等距離にやっていく」(KDDIの神山氏)、「他の携帯事業者ともオープンにやる」(テレビ朝日事業局の小西裕之デジタルコンテンツセンター長)というように両社とも他社との連携も今後進めていく見通し。

 テレビ朝日は通常のテレビと同様に広告をワンセグでの収益の柱の一つとすることを見込んでいるが、「端末の普及がないと成り立たない。当面はショッピング番組との連携や番組の独自コンテンツの配信が中心になる」(小西氏)という。

 会見では、BSデジタルのようにショッピング番組が多くなるのではという質問が飛んだが、「ショッピング番組ばかりでは視聴率がよくない。広告収入とショッピングなどの事業収入のバランスが取れるように考えていく」(小西氏)と答えた。

[2006年3月23日/IT PLUS]

米CBS、看板番組「60分」をヤフー無料配信

2006年03月24日 10時22分11秒 | ニュース
朝刊未掲載でしたが、新しい動きです。
どういったスキームで付加価値を作り出せるのでしょうか。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060324AT2M2401024032006.html

【ニューヨーク=八田亮一】米CBSコーポレーションは23日、看板ドキュメンタリー番組「60分間」を今秋から米ヤフーのサイトで無料配信すると発表した。実際に放映した番組だけでなく、未放映映像や関連地図、ブログ記事などをあわせて提供する。ネット配信時にコンテンツの付加価値を高める試みとして注目を集めそうだ。

 「60分間」は1968年に放送を始めた人気番組。一題材十数分のドキュメンタリーを4本まとめて、毎週日曜日に放送、全米で1400万人が視聴する。CBSは4つの題材の1つを選び、放映後にヤフーのサイトで配信する。コマーシャルがCBSの収入源となる。過去の放映番組も毎週1本ずつ提供する。

 CBSはグーグルやアップルコンピュータのサイトを通じ、スポーツやドラマ番組を有料配信する。いずれも放映した番組をそのまま配信するだけだった。ヤフーとの提携では、初めて番組の関連情報を付加して、通常放送と差をつける。 (09:54)