キムチに思う

もう、少し前の話になりますが、
韓国政府の調査で、中国産キムチに寄生虫の卵が付着していたという大問題がありました。
（中国政府も対抗して？10日程後に韓国産キムチから寄生虫の卵が発見されたと報道していましたが・・・）

韓国では、冬を前に本格的なキムチシーズンに入ります。
この時期に韓国の市場に行くと、沢山の唐辛子とハクサイが販売されています。
家庭には電気キムチ庫があり、1年分のキムチを漬けるそうですね。

今年はこのタイミングに中国産のニュースが出たので、韓国産ハクサイの相場が10倍ほどするそうです。

でも、問題は家庭で漬けるキムチではなく、レストランで出されるキムチなのだとか。
韓国のレストランでは、日本の漬物の様に、ごく当たり前にキムチを付け合せに出します。
このキムチ、実は90％近く中国産なのだそうです。
レストランで知らずに食べているキムチが、実は中国産で、寄生虫の卵が混ざっていた事を、後から聞かされたら・・・
自分だけならまだしも、自分の子どもがそれを知らずに食べていたら・・・
韓国国内のパニック度合いが理解できますよね。

こういう問題って、韓国だけではなく、日本も同じ状況ですよね。
FTA（自由貿易協定）が締結され、安い外国の食べ物が沢山輸入されてくる事は、
相手国の経済を豊かにし、日本の物価も下がるので、良い事かもしれませんが、安全性は確実に下がるでしょうね。
どれを食べるのか、責任は個人に任される訳ですから、それだけ判断する為の情報提供は必要になりますね。

わが社の今年の渾身の1アイテムに
”オークワ鍋の陣”という、11種類の個食鍋セットがあるのですが、これからは、ひとつひとつ産地や、原材料を公開しなければなりませんね。
難しい問題です。