久しぶりにみかん山に行ってきましたので、少しみかんの話でも。
みかんの花です。
青空もすばらしかったので思わず写してしまいました。
GW前後は、例年みかんの花が満開です。
みかんの花って、白くて、あまり大きくありません。
今年は、豊作年ということもあり、花が非常に多いです。
みかん農家って、収穫の時期だけが忙しいとお思いでしょうが、
実はこの時期も結構忙しいです。
まず、「摘蕾」と言う作業をします。
字のごとく、蕾を摘みます。
みかんだけではないのですが、植物は花を咲かせるときにたくさんのエネルギーを必要とします。
それで、今年のように花の多い年は、蕾をある程度摘んでやらないと、栄養が花にとられて新芽が出ません。
この時期の新芽は、来年の為にも、夏以降の光合成のためにも非常に重要なのです。
特に、枝の先のほうに付いた花は、新芽の邪魔をしますし、上向きに着く実はゴツゴツで美味しくないみかんになりますので、そういう場所に着いた蕾を中心に摘み取ります。
花が咲いてしまうと意味が半減しますので、この時期に集中的に行う作業なのです。
花が散ると、次は摘果という作業があります。
実がたくさんつきすぎた場合、一つ一つの実は小さくなりますし、もちろん木にも負担がかかります。
来年もたくさん収穫するために、又、美味しいみかんに仕上げるために、まだ青い実をまびきます。
摘果は6月以降、秋まで行われます。
生産者の技術、労働配分、仕上げたい味、大きさ等によって、微妙に時期は違います。
そして同時に農薬をまいたりもします。
これから梅雨に入ると、ウイルスや虫の発生が増えます。それを抑えるためです。
ですから、意外だとは思いますが、この時期も結構忙しいのです。
そして、この時期にがんばっている生産者の方ほど、熱心な方が多いです。
摘蕾や摘果はしなくてもみかんは出来ます。
ただ、しておけば美味しくなったり、大きさを揃えられたり、来年もたくさん出来たりするのです。
結局は、農業も毎日の積み重ねなんですよね。
立派な木に、仕事の出来る木に育てる為には、みかんと言えど一年中愛情を持って育てなければならないのですよね。
花がたくさんついたからと言って、その時は美しくても、それは一時のことだったりもします。
来年は花が少なかったり、出来上がる実が小さかったり。
大切な花を摘む行為、それだけを見ると「もったいないなぁ」なんて思いますが、理由がちゃんとあるのですね。
今年は去年の儲けで大きなエンジンを1台買いました。
もちろん中古です。
使われずに納屋に眠っていたエンジンを格安で譲っていただいて、色を塗りました。
今日は、そのエンジンを使っての試運転。
年代物のディーゼルエンジンは、30センチほどのクランクでエンジンをかけます。
すごい力が必要で、私はこのエンジンをかけられません(涙)
ぐるぐる~っとクランクを3回転ほどさせると、パンパンパンとエンジンがかかりました。
汗ばむような初夏の陽気の下で、みかんの花に見守られて。
ああじゃない、こうじゃないとみんなで悩みながら作業をしていると、本当に気分がいいですね。
農業も毎日こんなだったら、もっと就農者が増えるのになぁ、なんて思ってしまいました。
みかんの花です。
青空もすばらしかったので思わず写してしまいました。
GW前後は、例年みかんの花が満開です。
みかんの花って、白くて、あまり大きくありません。
今年は、豊作年ということもあり、花が非常に多いです。
みかん農家って、収穫の時期だけが忙しいとお思いでしょうが、
実はこの時期も結構忙しいです。
まず、「摘蕾」と言う作業をします。
字のごとく、蕾を摘みます。
みかんだけではないのですが、植物は花を咲かせるときにたくさんのエネルギーを必要とします。
それで、今年のように花の多い年は、蕾をある程度摘んでやらないと、栄養が花にとられて新芽が出ません。
この時期の新芽は、来年の為にも、夏以降の光合成のためにも非常に重要なのです。
特に、枝の先のほうに付いた花は、新芽の邪魔をしますし、上向きに着く実はゴツゴツで美味しくないみかんになりますので、そういう場所に着いた蕾を中心に摘み取ります。
花が咲いてしまうと意味が半減しますので、この時期に集中的に行う作業なのです。
花が散ると、次は摘果という作業があります。
実がたくさんつきすぎた場合、一つ一つの実は小さくなりますし、もちろん木にも負担がかかります。
来年もたくさん収穫するために、又、美味しいみかんに仕上げるために、まだ青い実をまびきます。
摘果は6月以降、秋まで行われます。
生産者の技術、労働配分、仕上げたい味、大きさ等によって、微妙に時期は違います。
そして同時に農薬をまいたりもします。
これから梅雨に入ると、ウイルスや虫の発生が増えます。それを抑えるためです。
ですから、意外だとは思いますが、この時期も結構忙しいのです。
そして、この時期にがんばっている生産者の方ほど、熱心な方が多いです。
摘蕾や摘果はしなくてもみかんは出来ます。
ただ、しておけば美味しくなったり、大きさを揃えられたり、来年もたくさん出来たりするのです。
結局は、農業も毎日の積み重ねなんですよね。
立派な木に、仕事の出来る木に育てる為には、みかんと言えど一年中愛情を持って育てなければならないのですよね。
花がたくさんついたからと言って、その時は美しくても、それは一時のことだったりもします。
来年は花が少なかったり、出来上がる実が小さかったり。
大切な花を摘む行為、それだけを見ると「もったいないなぁ」なんて思いますが、理由がちゃんとあるのですね。
今年は去年の儲けで大きなエンジンを1台買いました。
もちろん中古です。
使われずに納屋に眠っていたエンジンを格安で譲っていただいて、色を塗りました。
今日は、そのエンジンを使っての試運転。
年代物のディーゼルエンジンは、30センチほどのクランクでエンジンをかけます。
すごい力が必要で、私はこのエンジンをかけられません(涙)
ぐるぐる~っとクランクを3回転ほどさせると、パンパンパンとエンジンがかかりました。
汗ばむような初夏の陽気の下で、みかんの花に見守られて。
ああじゃない、こうじゃないとみんなで悩みながら作業をしていると、本当に気分がいいですね。
農業も毎日こんなだったら、もっと就農者が増えるのになぁ、なんて思ってしまいました。