ガタゴトぷすぷす~外道教育学研究日誌

川口幸宏の鶴猫荘日記第2版改題

Enseignement の訳語

2018年09月10日 | 研究余話
Enseignement は、字義的には、「教育」「教職」そして「教訓」である。
サン=シモン教の教義書(活動記録を含む)に、
Religion SAINT-SIMONIENNE.
Enseignement central
(EXTRAIT DE L’ORGANISATEUR.)
という、1831年刊行書物がある。
これをどう邦訳題にするか。

サン=シモン教
中央Enseignement
(『オルガニガトゥール(組織者)』紙抜粋)

 「教職」はない。「中央教育」?「中央教訓」? もっと宗教的な活動を意味する言葉はないものか。
 évangélisation福音の唱導という意味内容だろうか。だとすれば「伝導」という言葉を選んでも誤りではあるまい。セガン研究でサン=シモン教に関してはenseignementに「伝導」との訳語を当てようと思う。