ガタゴトぷすぷす~外道教育学研究日誌

川口幸宏の鶴猫荘日記第2版改題

死して後、名誉獲得、セガンさん

2018年09月04日 | 研究余話
 セガンはフランス時代、科学アカデミーからは賞讃されましたが、医学アカデミーはまったく無視を決めつけ続けました。実質は石を持て追われる如くアメリカに移住し、知的障害教育の活躍の場を求め、拓いていったのでした。
 それが、死後14年後の1894年7月4日に開催されたフランス医学アカデミー総会で外国人通信会員(membre corespondants étrangers、名誉会員)に選出されました。死後とはいえ、医学アカデミーの名誉会員に選ばれたということは、セガンがフランス医学界に、その業績を正式に認められた、ということになるわけです。
 この記事の出どころは、セガンも創刊にかかわったらしい、そして記事を投稿した『ラ・プレス』という大衆向け新聞の1894年7月5日号。