セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

リストランテ 鎌倉フェリーチェ

2020年04月11日 | グルメ

昨日から本格的に在宅勤務がはじまりましたが、仕事関係のメールがプライベートアドレスにどんどん転送されてくるので、公私に気持ちを切り替えるのが難しい。今日はようやく朝から静かでほっとしました。

***

さて、パンデミック前の鎌倉散策、ランチ編です。即売所で買った鎌倉野菜を稲村ヶ崎の駐車場に置いたついでに、近くでお昼をいただくことにしました。気になっていたお店がすでに満席だったので、それから Google Maps で探して、高台にあるイタリアン リストランテ 鎌倉フェリーチェ に予約の電話を入れました。

猫の通り道のような細い坂道をひたすら上ってたどり着いたのは、1階がご自宅、2階がレストランという一軒家です。急な来訪にもかかわらず、マダムが笑顔で迎えてくださいました。軽くパスタのつもりが、思いがけずプリフィクスのコースになりました。

アンティークのレースとカトラリーがシックなセッティング。

前菜です。中央にあるのはふわふわとしたチーズのムース。生ハムとまだほの温かい自家製グリッシーニ。イタリアから取り寄せた旬のグリーンピースとマスカット、そら豆が添えられた春らしい一品です。

こちらの前菜は、うずら肉に細いパスタをまとわせ、フリットにしたもの。山形の卵で作られたポーチドエッグと、イタリア直輸入の野生のアスパラガス。グリュイエールチーズのソース。たまごの黄身をからませながら、おいしくいただきました。

自家製のテーブルロールとフォカッチャ。

自家製生パスタ(名まえは忘れた)。トマトとズッキーニ、はんぺんのような食感のぷるぷるしたチーズであえてあります。

こちらは、生のホワイトアスパラガスと帆立を使ったオイルベースのパスタです。生のホワイトアスパラガスは、うどのようなしゃきっとした食感でした。

メインのお料理です。フランス産の豚肉と、イタリア産のきのこ(名前は失念)、ラディッキョ(紫のチコリのような野菜)。濃厚なソースが絶品でした。

私はお魚のフリットにしました。(なんのお魚だったか忘れた) イタリア産の野生のきのこ、タンポポの葉が添えられています。

デザート。イタリア風モンブランです。栗と柿、削ったチョコレートが添えられています。

私はセミフレッド(カスタードを凍らせたアイスのようなデザート)と、アプリコットケーキの盛り合わせを、ローズヒップをベースにしたハーブティとともにいただきました。

海に向かってテラスがあり、窓からの眺めがすばらしい。江の島が見えます。シェフはこの眺めに惚れ込んで、ここに決めたそうです。

鎌倉のレストランといえば、しらすや鎌倉野菜を看板メニューにしたお店が多いですが、我関せずイタリアの食材を取り入れているところにシェフのこだわりを感じます。食材は、現地に商社の目利きのバイヤーがいて、週一回空輸されるのだそうです。本格的なお料理はどれもおいしかったです。

【関連記事】
鎌倉散策 鎌倉市農協連即売所 ~ 鶴岡八幡宮 ~ 江ノ電 (鎌倉散策・観光編)
鎌倉野菜を使って & 鎌倉で見つけたすてきなもの (鎌倉散策・お買いもの編)


コメント (4)    この記事についてブログを書く
« 鎌倉散策 鎌倉市農協連即売... | トップ | イースターのキャロットカッ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
センスがいい♪ (ノルウェーまだ~む)
2020-04-12 00:30:57
セレンさん☆
なんて素敵なレストランでしょう!
2階からの眺めが良いから、お2階がレストランになっているのですね~
うずらなんて前菜からメインのようです♬
パスタはどちらも本当に美味しそうですね~ホワイトアスパラを生で頂けるなんて知りませんでした・・・
いつか行ってみたいデスが、駅からちょっと遠いのかな??
返信する
☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ (セレンディピティ)
2020-04-12 18:37:44
まだ~むさん、こんばんは。
思いがけない展開になりましたが
とてもすてきなレストランでした。
2階のレストランからの海の眺めがすばらしかったです。
ほんと、うずらの前菜だけでもメインという感じですよね。
素材の選び方から生かし方まで、イタリア各地で修業されたという
シェフの熱い思いが伝わってくるお料理でした。
駅から歩いて10~15分くらいかかるかもしれませんが
いつか機会がありましたら☆
返信する
Unknown ()
2020-04-12 21:49:26
地元の野菜や肉類を活かした料理で、今の騒動がきっかけとなって地産地消の考え方が根付くと良いですね。外出して観光や旅行にお金を割く事は無くなり、デリバリーなどの盛況もあり食費に回す人が多くなっていると思います。

同様に宅配による食の購入と消費は続いていると思いますので、こういう時にこそ地産地消で地域ブランドと、地元の優れたレストランがイメージとして結び付くのであれば、この隔離期間を経ても、利用客が店を忘れない事になり、食を通した絆になるんじゃ無いでしょうか。

料理って芸術の要素があるそうなので、食材選びというのは、絵具とかキャンパス選びと同じようなもので、料理のメニュー、全体図というのは、モデル選びになると思います。感覚として、芸術家というのは精神の安定や、下劣では無い高いテンションが必要だと思いますから、芸術家の側が地域と息づき、包み込まれていると考えられる事は良い作品を生み出す事に繋がると思います。
返信する
☆ 隆さま ☆ (セレンディピティ)
2020-04-12 23:05:56
隆さん、こんばんは。
最近はフードマイルへの意識の高まりから
地産地消をうたったレストランが増えてきていますね。
それからすると、こちらのレストランは
時代と逆行しているという考え方もあるでしょう。
ただ私はシェフの、自分が感動したイタリアのおいしい食材やお料理を
多くの人たちに伝えたいという情熱も理解できました。
未知なる食材やお料理に出会うことも人生の喜びのひとつですからね。
返信する

コメントを投稿

グルメ」カテゴリの最新記事