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フォールガイ

2024年09月01日 | 映画

ライアン・ゴズリングがスタントマンを演じるアクションコメディ映画です。


フォールガイ (The Fall Guy) 2024

コメディは苦手ですが、本作はライアン・ゴズリングというよりは、ヒロインのエミリー・ブラントを目当てに見に行きました。監督は自らもスタント出身という「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ。

キレのいいアクションにスピード感のある展開、コミカルな会話、ほんのりロマンス、ミステリーの要素もあって、夏にぴったりのエンターテイメントムービーでした。


冒頭からノリノリではじまるKISSの I Was Made for Lovin’ You、細いワイヤーにつながれたスタントマンのコルト (ライアン・ゴズリング) が高い崖の上から背中から飛び降りるシーンに一気に映画の世界に引き込まれました。

私が初めてワイヤーアクションを見たのは、キアヌ・リーヴスの「マトリックス」と記憶しています。その後に見たミシェル・ヨーの「グリーン・デスティニー」での人間離れしたアクションも印象的に覚えています。


高く飛び上がってキックしたり、かっこよくポーズを決めたり、当時はどうやって撮影しているんだろうと思っていましたが、本作を見て、その謎が解けたのがうれしかったです。

それにしてもあんなに細いワイヤーに命を預けるなんて信じられない! 本作ではライアンがスタントマン役を演じていますが、そのライアンのアクションもライアンのスタントダブルが演じているのですよね。

本作は、リーチ監督によるスタントマン賛歌であると受け止めました。映画ネタ(そのセリフは「ノッティングヒルの恋人」じゃなくて「プリティウーマン」だよ、とか)も次から次へとぽんぽん飛び出して楽しかった。


音楽はリーチ監督の好みか、全体的にハードロックが多めでしたが、懐かしかったのがエミリー・ブラントがフルコーラス歌う、フィル・コリンズの Against All Odds。映画「カリブの熱い夜」(Against All Odds) の主題歌ですが、映画公開当時大好きな歌でした。

というわけで、何かと大いに楽しめました。

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