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プーと大人になった僕

2018年09月21日 | 映画

A・A・ミルン原作の「くまのプーさん」から数十年後の物語を、ユアン・マクレガー主演でおくるファンタジー映画。監督は「007 慰めの報酬」のマーク・フォースター。

プーと大人になった僕 (Christopher Robin)

100エーカーの森でプ―や仲間たちと幸せな日々をすごした子ども時代から数十年後、大人になったクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)は妻子とともにロンドンに住み、仕事に追われる毎日を送っていました。休日返上で会社に行くことになった週末、広場のベンチで溜息をついていると、そこにはなぜかプーがいて...。

ピーターラビットに続いて、今度はプーの実写映画化です。^^ ポップなピーターラビットも楽しかったですが、本作はミルンの優しいノスタルジックな童話の世界をそのままに、ディズニーらしいハートウォーミングな物語となっていました。

現代を生きるちょっぴり疲れた大人たちの心に寄り添い、そっとなぐさめてくれる作品です。子ども向けというより、むしろ大人の心に響くメッセージがたくさんつまっていて、何度もはっとさせられました。

最初はプーが何かと邪魔してくるし、世話が焼けるし、いらっとすることも多かったですが^^; 後半はプーの一言一言が心に染みて、涙、涙で見てしまいました。

それにプーたちが動くぬいぐるみそのもので、表情やしぐさがとにかくかわいくて…汚れ具合がまた泣かせます。プーに困った顔でじ~っと見つめられると、それだけで胸がぎゅっと締め付けられました。

プーたちが大切な書類をクリストファーに届けるところは、はらはらドキドキ最高に盛り上がりました。クリストファーが旅行かばんという意外とニッチな部門で、そのわりには部下が多い?と思いましたが、なるほどそういうわけでしたか。^ ^ 何にしても最後はクリストファーたちの笑顔が見られてよかった、よかった。 

 

Doing nothing often leads to the very best kind of something.(何もしないことは最高の何かにつながる)ってほんとうに名言です。映画を見たあとは、いつもよりほんの少しゆったり過ごしたくなりました。

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