一時帰国した友人を囲んで、丸ビル36階にある ANTICA OSTERIA DEL PONTE (アンティカ・オステリア・デル・ポンテ) でお昼をいただきました。本店はミラノから車で1時間のところにあるというイタリアン・レストランで、店名は”橋のたもとにある古い旅籠"という意味だそうです。
東京のお店は近代的なビルの中ですが、石造りを模した外観とダークウッドのエントランスが重厚で落ち着いた雰囲気です。お店の方が、ちょうど個室が開いていると通してくださったので、気兼ねなく食事やおしゃべりが楽しめました。スパークリングウォーターで乾杯し、コースのお料理をいただきました。
まずは小さなアペタイザー。直径2㎝くらいの小さなシュークリームの皮に、ブルーチーズやマイクロトマトなどがつめてあります。指でつまんで一口でパクッといただきました。
アミューズはグラスに入った冷たいスープでした。詳細は忘れましたが、何層にも重なった複雑な味わい。たまねぎの甘さと歯触りも楽しめる一品でした。
”鹿児島直送キビナゴと赤パプリカのマリネ クスクスとタジャスカオリーブのヴィネグット バジリコオイル” タジャスカオリーブは小粒のオリーブ。小さく型取りしたクスクスにぴったりでした。どちらもさわやかな酸味があり、夏にぴったりの一皿でした。
”スパゲティーニ ”ジュゼッペ コッコ” ズッキーニのラグー、リコッタチーズ ボラのカラスミ燻製コラトゥーラ” ジュゼッペ コッコというのは、パスタのブランドのようです。コラトゥーラはイタリアの魚醤です。といってもナンプラーのようなクセはなく、さっぱりといただけました。
メインのお料理はお肉かお魚を選びました。私は、”真空調理し旨味を閉じ込めた豚の肩ロース 茄子のピューレと黄金梅”をいただきました。お肉がジューシーで柔らかい。梅の酸味がよく合いました。
お魚は、”旬の鮮魚と厳選したトマトのガスパチョ アンティカ・オステリア・デル・ポンテスタイル”です。お店の名前を冠したお料理なので、こちらにしてもよかったな。とってもおいしそうでした。
デザートはワゴンが運ばれてきて、8種類くらいから2つ選びます。私はラズベリーのケーキと、洋梨のタルトにしました。カプチーノといっしょにおいしくいただきました。最後に小菓子(マドレーヌとカヌレ)がつきます。
お部屋はテーブルのほかにソファ(荷物置き場になってしまいましたが^^;)もあって、ぜいたくな造り。広々としていました。
窓からは眼下に東京駅、その向こうに日本橋方面のビル街が見渡せました。