※文末に追記あり(コメントへの回答)
1994年(平成6年)に三洋から登場した現金機「ポップコーンII」
★賞球…7&15
★大当り確率…1/209
★大当り絵柄…0~9、A、U、F、H、P(15種類)
★「H」以外の絵柄で当ると、プラス2回の確率変動に突入。「H」だと単発。
★確変時の出玉=7000発以上、単発時の出玉=2400発(確変のループはない)
「3回ワンセット」という変則スペックが特徴の確変デジパチ。
確変突入率は「14/15」と極めて高く、デジパチというよりは「3回権利物」に近い。
それゆえ、1/15の単発絵柄(「H」)を引いた時の虚脱感は、ハンパなかった。「H」を悪役にする辺り、ライバルメーカーの平和に対する対抗心の現れ…かもしれない。
マルホンの「サイドセブン」(3,7以外で当ればプラス2回の確変)に近いゲーム性だが、大当り確率が全く違っていた。サイドセブンは1/515と極悪なのに対し、ポップコーンIIは1/209と甘い。
ただ、その分はキッチリ帳尻が合っていて、ポップコーンはデジタルを回すのが大変だった。
本機は始動チャッカーが一寸変わっていて、「二つ穴クルーン」になっている。
天横(デジタル上部)から入賞した玉は、デジタル下のクルーンをしばらく回った後、手前か奥の穴に落ちる。奥に入るとデジタルが回り、手前ならハズレとなる。
チャッカー入賞率はおおむね1/2で、寝かせやクセによって多少変化する。
当時、大抵のホールは天横の入賞口をガッツリ締めており、保留ランプをフル点灯させるのも一苦労だった。その為、1000円で10回も回らないようなクソ台も、ゴロゴロしていた。
まぁ、確率が甘く、ほぼ確実に確変突入&7000発のスペックなので、仕方のない所だが。
確変中は右打ちで消化。スルーチャッカー通過で、天下の小デジタルが回転する。ここに「7」が出ると、盤面右の電チュー(スタートチャッカー)が0.7秒×3回開放する。
確変中は、小デジ確率が1/20⇒1/2にアップするので、持ち玉を減らさず次の大当りを獲得可能。
但し、メインデジタル確率はアップしていない為、300回、400回…とハマる事もあった。まぁ、ハマれば確変中の玉増えも期待できたので、特にストレスは溜まらなかったが。
確変中は、メインデジタルの色が2回目⇒緑、3回目⇒オレンジと変化する。この独特の色合いが何とも綺麗だった。
確変中に大当りした場合、そのまま右打ちで問題ない店もあった一方、釘調整によっては右打ちだとパンクしてしまう事もあったので、注意が必要だった。
連チャン規制が本格化していた当時、こういった大量獲得型のデジパチには、割と食指を動かされたものだ。しかし、新台時期を過ぎると一気に回らなくなるケースが多く、本来のゲーム性を堪能できる期間が短かったのが残念である。
★★追記★★
コメント欄の質問にあった「点棒が出てくるデジパチ」は、この台ではないだろうか…
レモン牌(平和、1996年)
大当り確率1/245.5
「三筒、七筒、花牌、発」で確変(時短)突入
デジタルの左側にリーチ棒が降りてくると、必ずSPリーチに発展する。
SPリーチアクションは「迷い捨て牌」「カウントダウン」「ツモ切り」「全回転」「天和」の5種類。