まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

スロマガ・パチマガ「(読者参加)ドル箱大会」(1991~1992年)

2016-11-15 15:17:56 | 懐かしのパチンコ本・攻略誌・漫画

自粛中に頂いたコメントの中に、次のような質問があった。
「通常営業」に戻ったこの機会に、お答えしたいと思う。



「ところで昔、スロマガ主催で約26年前ぐらいに読書参加型の
スロット店でのイベントがあったの覚えてますか?(以下略)」
(ビスカスコウジさんより)



無論、覚えております。


件のイベントとは、1991年(平成3年)から「パチスロ攻略マガジン」
「パチンコ攻略マガジン」両誌協賛で行った、「ドル箱大会」という
読者参加型のパチスロ出玉イベントだと思われる。
(「大盤振舞$箱大会」と呼ばれる事も)

当時のスケジュールを全て把握している訳ではないが、
少なくとも、1991~92年の間に計5回ほど開催された。
(出場希望者は雑誌の一部をハガキに貼りつけて応募)

  ~パチマガ・スロマガ協賛、「ドル箱大会」概要~

★第1回ドル箱大会
日時:1991年11月22日
会場:埼玉・浦和駅「セントラル」
(同年11月16日に新規オープン)
参加人数:読者代表72名
対戦機種:アラジンⅡ、スペーススペクター
結果:優勝…阿部さん(女性)、2位…横山さん、3位…丸山さん

★第2回大盤振舞$箱大会(⇒未開催)
予定日時:1991年12月20日
予定会場:埼玉・北浦和「セントラル」
予定対戦機種:コンチネンタルⅢ
結果:諸般の事情により「中止」。

★第3回ドル箱大会
日時:1992年1月24日
会場:神戸・西区玉津町(西明石)「JACK&Betty」(Betty店)
対戦機種:ワイルドキャッツ、セブンボンバー
結果:優勝…奥野さん(ワイルドキャッツ)

★第4回ドル箱大会
日時:1992年2~3月頃
会場:和歌山・新宮駅「パチンコ21世紀・シアター新宮」
対戦機種:スペーススペクター、ミラクル
結果:優勝…更谷さん(ミラクル)、2位…中山さん(ミラクル)、
3位…大島さん(スペスペ)

★第5回ドル箱大会
日時:1992年4月17日
会場:東京・高円寺駅「パチスロフェニックス」
対戦機種:コンチネンタルI、コンチネンタルⅢ
結果:優勝…袴田さん(女性)(コンチⅢ)、2位…山岸さん(コンチⅢ)、
3位…吉田さん(コンチⅢ)

★第6回大盤振舞ドル箱大会
日時:1992年6月3日
会場:埼玉・本川越駅「パーラームネオカ」
(開店1周年イベントを兼ねて)
対戦機種:コンチネンタルⅠ、コンチネンタルⅢ、コンチネンタルⅡ
結果:優勝…江藤さん(女性)(コンチI)
※タレントの(故)ポール牧が来店(サイン会開催)



第6回大会まではスロマガ・パチマガ「協賛」の形を取っており、
パチスロ対決にも拘らず、当日の模様がカラーグラビアページで
パチマガ誌に掲載されていた。だが、それを最後に、パチマガに
大会の詳細が載る機会は、ほとんどなくなってしまった。

恐らく、両誌協賛は第6回が最後で、以後はスロマガ単独の
読者大会に変わったものと推測する(詳細調査中)。東京の
八王子「ナルモア」で読者大会が行われた、との情報もある
(栃木の大会もあったらしいが、詳細不明。当時のスロマガを
全て調べれば判るだろうが、完全に資料不足…)。恐らく、
ビスカスコウジさんが出た八王子の読者大会は、「ナルモア」
ではないだろうか。
(浦和については、第1回大会(「セントラル」)が濃厚)


なお、当時のパチマガでは、読者代表が軍資金1万円、制限時間
3時間(後に1万5千円、5時間に変更)で出玉を競う名物企画、
「パチンコ無制限・バトルロイヤル」が行われていた事もある
(1989~1991年)。この読者対決企画の終了を受けて、上記
読者パチスロ大会(ドル箱大会)へとシフトした形だ。


因みに、1990~1995年の時期は、パチマガ・スロマガに限らず、
多くの攻略誌が、同様の「読者参加型大会」(出玉勝負)を開催。
当時のパチンコ・パチスロブームにあやかった「便乗企画」とも
とれるが、ファン自身が、そのテの企画を望んでいたのも確かだ。
以下、その概要(全てを網羅した訳ではない)。


「パチスロ必勝ガイド」誌
「読者参加・設定6大会」(1991~1994年)
⇒立川「キャロム」、浅草「国際ゲームセンターパート3」、
吉原「チャンプ」等、主に都内で開催。文字通り、全台設定6。

「レディース爆発大会」(1991~1992年)
女性のみ出場可。コチラも全台設定6。「浅草国際P3」など。


「パチンコ必勝ガイド」誌
「ゲリラ読者大会」(1990年に数回開催)
⇒高田馬場「ダイナム」でドンスぺシャルB対決(第2回大会)など。
「東陽会館」で開催された事もアリ。第1回大会は3名しか集わず。

「釘大甘じゃじゃもれ大会」(1992年3月)
⇒埼玉・鴻巣「パチンコベンツ」で出玉イベント。
続く第2回大会を仙台「パーラーマイニチ」で開催予定も、
誌上で延期発表。代替大会が行われたかは、現在調査中。

「読者参加パチンコ大会」(1994年~1995年)
⇒会場は東京・吉原「チャンプ」や横浜・磯子「スティング」、
高崎「サンコー」など。なお、「チャンプ」の回がガイド誌に
紹介された際、「第24回大会」となっていたが、当方所持の
バックナンバーを幾らチェックしても、24回分の大会の詳細を
確認する事は出来なかった。上記「ゲリラ~」「釘大甘~」の
開催後、94年に「チャンプ」で大会が行われるまで、ガイドで
紹介された大会は無かったと思うが…。掲載されなかった大会が
多く存在したのか、単なる「誇張的表現」だったかについては、
現在調査中。ひょっとすると、白夜書房の攻略各誌が開催した
パチ・スロ読者大会を全部ひっくるめると、通算「24回目」の
大会という意味なのかもしれない。

「パチンコ鉄人戦」(1996~1997年)
「第一次選考ペーパーテスト(1996年末からガイド誌上で問題掲載)⇒
成績上位者がホールでパチンコ対決⇒上位者による最終決戦」の形で
行われた読者参加企画。「二次予選」のパチンコ大会が97年6月、
JR川崎駅「セブンS」で行われた所までは当方も把握しているが、
その後の展開については、資料不足により不明。


「プロが教える秘密のパチンコ術」誌

「パチンコ名人位戦」
(1989年~1991年)
⇒毎号欠かさず行われた、読者同士による
1対1のパチンコ出玉勝負。対戦時間1時間。
軍資金5千円。5回連続勝ち抜けで「名人位」。
凄腕の美人学生、西原利江子嬢が人気を博す。
会場は神田・神保町「ポニー」、新宿・西口
「ニューミヤコセンター」、下北沢「冨士」など多数。

「父娘パチンコ大会」
(1990年6月)
⇒松竹映画「パチンコ物語」((故)古尾谷雅人主演)の
公開に先立って開催された。計40組の本当の父娘ペアが
タッグを組んで実戦を行い、最も出玉を稼いだ組が優勝。
川崎・高津「ピーアーク溝の口」で開催。

「パチンコ新名人位戦」
(1991年~1993年)
⇒「パチンコ名人位戦」の後続企画。読者の男性と
人気AV女優(毎回、違う女優が出場)が、ホールで
1対1のガチンコ出玉勝負。会場は新宿西口「ジャンボ」、
渋谷「大番」、池袋・東口「イースタンパール」など。


「必勝パチスロファン」誌

「パチスロクイーンと勝負でデート」
(1992年~)
⇒男性読者同士が、文字通り、女性タレントとの
デートの権利を賭けて、パチスロ出玉対決に挑む。
会場は東京・新中野駅近く「パチスロピエロ」など。


「パチプロ必勝本」誌

「ジャイアンツ杯パチスロ大会」
(1991年11月)
⇒東京・東高円寺「パチスロジャイアンツ」で読者大会。
機種はコンチネンタルI(全台設定6)。当日のゲストは
女優の風間舞子とコメディアンの(故)星ルイス。
優勝賞品は豪華ハワイ旅行だった。

※「必勝本」誌は、パチンコのマニアックな知識を競う
「パチンコオタク・総合テスト」も、たびたび誌上で
実施(成績優秀者には、パチスロ実機など賞品贈呈)。



~その他のファン参加型・対決企画(90年代前半を中心に)~


★新台完成キャンペーンを兼ねたパチンコ大会

「がんばれ女の子!第1回パチンコ大会」(1992年8月)
⇒SANKYOハネモノ「OL娘I&II」リリースを記念して、
タイアップしたアイドルグループ「HI-ME」司会による
出玉対決イベントを実施(新曲「むすめミンミン~がんばれ
女の子(バップ)」のキャンペーンも兼ねた)。会場は
神奈川・湘南海水浴場の特設ステージ。出玉イベントに
出場したのはHI-MEの3人を含め、水着ギャル8組14名。


★TV番組の視聴者参加パチンコ大会

※90年代パチンコ関連番組に興味ある方は、
「1990年代放映のパチンコ番組一覧」で検索。
当方作成の過去記事(番組リスト)がヒットする。
(リンクを貼ると記事が消える不具合がある為、各自で検索を…)

「決戦!パチンコ腕自慢大会」(テレビ朝日、1990年5月)
情報バラエティ「素敵にドキュメント」(MC⇒(故)逸見政孝)
で放映された、視聴者代表のパチンコ大会。一般ファン16名が
出場した出玉対決。会場は川崎「ピーアーク溝の口」。対戦台は
ハネモノ「魔界組」と「スペースファイヤー11」。デザイナーの
清水さんが優勝。司会はタレントの(故)清水由貴子。

「パチンコ俱楽部」(SBS静岡放送、1991年)
⇒ローカル深夜番組だが、視聴者が参加する
パチンコ出玉大会が、目玉企画の一つだった。

「ハップス・パチンコ道場」(千葉テレビ、1992年~)
コチラもローカルのパチンコ番組。視聴者代表8名が
出玉を競うパチンコ出玉勝負が人気コーナー。

「TVチャンピオン・全国パチンコ王選手権」
(テレビ東京、1992~1995年)
⇒視聴者は往復ハガキで応募。予選⇒本戦の勝ち抜き方式。攻略誌
「パチンコファン」が全面協力(第1回大会優勝は、同誌の編集者)。
当方、第4回(1992年)の予選(高田馬場「ダイナム」)に参加。
第1回~第6回は一般の視聴者が参加したが、以後は有名プロ達に
よる対決企画(スターパチンカー日本一決定戦、パチプロ王決定戦)
に変更。92年には、女性ファン出場の「全国パチンコ女王選手権」
も開催された。

「カルトQ・パチンコ」(フジテレビ、1992年)
⇒出玉対決ではないが、パチンコに関する知識をクイズで競う。
予選を勝ち抜いた精鋭5名で決勝を行い、有名女性ライターの
神保美佳さんが優勝を飾る。司会はうじきつよし、中村江里子。

「パチンコNOW」番組200回記念パチンコクイズ大会
(TVKなど、1995年)
⇒こちらも視聴者クイズ企画。2週連続でパチンコクイズの
予選と本戦を戦い、チャンピオンを決定。司会は渡辺正行と
斉藤絵里(初代※)。解説は「守ピー」こと守屋彰二が担当。
※女性MCは二代目⇒中條かな子、三代目⇒菊池万里江と変遷。
(続編「パチンコNOW2」では、小林千絵がMC)

「パチンコスタジアム」視聴者大会(テレビ東京、1995年)
⇒ご存知、斉木しげる名人がMCを務めた、深夜パチンコ番組。
通常は、芸能人ゲストと名人が「自腹」で出玉勝負を行うが、
この年は計6回、視聴者代表がホールで対決する特別企画が
行われた(予選⇒本戦と2週連続で、計12回放映)。
ロケ地は上野「ピア」、所沢「宝島」、成田「ヴィーナス」など。

「炎のチャレンジャー」パチンコ玉一発でフィーバーしたら百万円
(テレビ朝日、1996年)
⇒260名の老若男女が参加。カメラの前で一発玉を弾いて大当りすれば、
百万ゲット。対戦台は「CRFギンガSP」。さすがに不可能と思われたが、
年配女性がまさかの成功。会場は神奈川県藤沢「グランドホール長後」。
※同番組では、パチンコ有名人らによる「24時間10万発勝負」も放映。


★ラジオ番組のリスナー参加パチンコ大会

「白昼堂々パチンコ大会」(TBSラジオ、1992年2月)
「まんなかラジメント・美川と千絵の白昼堂々」という
ラジオ番組の特別企画で行われたパチンコ大会。MCの
美川憲一、小林千絵がパチンコファンだった事から実現。
会場はJR五反田駅「五反田センター」。リスナー代表の
30名が出場(美川も参加)。対戦台は「フィーバースパークGP」。



しかし、20年以上前の古い話という事もあるが、上記企画に
絡んだタレントには、「故人」が多い気も…(今回はしっかり
調査・確認したので大丈夫だと思う)。自死を選ばれた方も
少なくない模様(滝汗)。単なる偶然とは思うが…。




※※ビスカスコウジさんからのもう一つの質問、
船橋駅(南口)「(パチスロ)スペースYOU」
関する情報については、92年11月と94年3月の
設置情報を当方掌握しているので、ざっと紹介。
⇒当時、ユニバの専門店(アンテナショップ)

(92-11現在)
コンチネンタルI、コンチネンタルII、コンチネンタルIII、
リバティベルIII、リバティベルIV

(94-3現在)
トロピカーナ、チェリーバー、オリエンタルII、ソレックス2、
オリエンタルII、コンチネンタルI、コンチネンタルII、
コンチネンタルIII、リバティベルIV
(最上階は、全台ベルIV)