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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

スーパーライセンス(平和、デジパチ)

2014-07-30 04:21:30 | 現金機デジパチ



1991年(平成3年)に平和から登場した新要件デジパチ「スーパーライセンス」


★賞球:7&15
★大当り確率:1/235
★最高16ラウンド継続
★出玉:2300個
★中当り、小当りアリ
★中当りの「確率変動機能」アリ
★意図的な連チャン性…なし
★当時の実戦ホール…小田急線・百合ヶ丘駅北口「パーラー百合ヶ丘」(閉店)
★後に、同タイプのデジタルを使った後継機「GPチャンピオン」(1992年)も登場




90年代初頭のF1ブームにあやかり、「カーレース」をモチーフとした本機。

そういえば、この時期、パチスロメーカーのユニバーサルが、全日本F3000のレースに参戦して話題になっていた。1990年にチームスポンサーとしてレース初参入。翌91年には、ドライバー以外の体制を刷新して、新チームの結成に至った。この当時、英国ローラ社の車体(T90-50、T91-50)を使用しており、「ユニバーサル・ローラ」と呼ばれていた。

ユニバーサル・レーシングチームに花を添えたサーキットレディ達(1991年)。
一方、黄色・赤・青とカラーリングされた車体には、社名「UNIVERSAL」の他、人気機種「センチュリー21」「リバティベルIII、IV」でお馴染みだった「ピエロマーク」や、「777」のロゴなどが入っていた。なお、91年当時のメインドライバーは、鈴木利男。カーナンバーは、パチスロのビッグボーナスに因んだ「77」番だった。







さて、本機はFL蛍光管を使った美麗なデジタルも特徴で、運転席のタコメーター(インディケーター)を思わせるものがあった。

また、盤面右上には2人の「レースクイーン」の姿が描かれているが、表情がやけにリアルだったので、「美人」というよりも少々怖かった…。

顔だけ実写っぽいイラストってのもねぇ・・・(笑)



残念ながら、本機はそれほど設置が伸びなかったが、「斬新」な機能も幾つか搭載していた。
以下、その詳細について説明を加える。


★大当りは16通り
メインデジタルは「0~9」の数字の他、「J、F、H、L、P、U」のアルファベット6種で、計16図柄。
これらの3つ揃いで大当り。大当り確率は1/235。デジタル停止順は、左⇒中⇒右。

★中当りは2種類
本機には、大当り以外に「中当り」もある。中当りには2種類あり、当選確率及びアタッカー開放時間が異なる。なお、本機に電チューはなく、中当り時はメインアタッカーが開放する。

・中当り(1)
「J、F、H、L、P、U」(アルファベット)と「0」のリーチが外れた時(計105通り)
⇒アタッカーが5.8秒開放(確率は1/188

・中当り(2)
「2、4、6、8」(偶数)のリーチが外れた時、又は非リーチ時に右デジが「J」で停止した時(計300通り)
⇒アタッカーが1.4秒開放(確率は1/67.1


★さらに小当りも搭載
「1、3、5、7、9」(奇数)のリーチが外れた時(計75通り)
小当りでアタッカーが約0.4秒開放。但し、開放は一瞬なので空振りも多い(小当り確率は1/62.7


※ご覧のように、本機ではリーチが掛かった時点で、「小当り以上」が確定する。
※大当り、中当り、小当りをトータルした図柄の組み合わせは、合計480通り。



★中当りの「確率変動機能」を搭載
メインデジタルに「77H」or「33H」が出ると、中当りの確変に突入
(⇒3、7のリーチで、右デジがHで外れた時)

確変は次回大当りまで続くタイプではない。確変に入ると、中当り(1)が10回来るまで、中当り(1)の確率が1/21.4、中当り(2)の確率が1/7.1にそれぞれアップする。

但し、確変中に大当りした時点で、確変は終了となる。また、確変中に再び「77H」「33H」が出ると、確変は再び最初からスタートする。なお、確変突入率は1/2193.3と低い。


確変に突入すると、メインデジタル上部(画像では「HEIWA」の左下あたり)に「START」ランプが点灯する。同時に、タコメーターのようなアーチ状ランプも点灯(全灯)。アーチランプには「1~10」の番号が付いており、中当り(1)が来るたびに1個づつ消灯する。10個のランプが全て消えた時点で確変は終了。確変中に「77H」「33H」が来た場合、再びアーチランプが全灯。








(余談)「確変と時短」に関して


平成3年の「新要件機」の大きな特徴として、新たに「確変機能」が認められた事が挙げられる。

「確変」とはいっても、「大当り確率」がアップするのではなく、特定の出目がデジタルに出ると、「中当り」や「小当り」の確率がアップして、次の大当りまで玉持ちが良くなる、というもの(確変の開始条件・終了条件は他にもアリ)。中には、「止め打ち」でハマるほどに持ち玉がザクザク増える機種もあった。

中当り(小当り)付きの台は、旧要件時代にも、少なからず存在した。特定出目で中当りすると、メインアタッカーが一定時間開き、玉持ちアップに貢献するタイプだ。しかし、次の大当りまで中当り確率がアップし続けるような「確率変動機能」は、まだ認められていなかった。

平成2年10月の規則改正により、メインアタッカー以外に、新たな「電動役物」の搭載が認められるようになった。これを受けて、翌年春以降、新たに電チューを搭載する新要件デジパチが幾つも出たが、当初は単なる「お飾り」の電チューに過ぎないものも多かった。
(大一「カクテルA」など、電チューが連チャンに直結する機種もあったが…)

それが、三共「フィーバーチャレンジII」の登場により、大きく変わる。同社は、平成2年10月の改正を巧みに解釈する事で、電チューを使った小デジタルの「確変機能」を実現した。同機は、メインデジタルが「777」で大当りすると確変となり、電チュー開放確率が10倍アップする(1/70⇒1/7)。この状態は次回大当りまで継続する為、玉持ちに大いに貢献した。ただ、電チューやスルーをマイナス調整して、確変中に玉減りする店も多かった。

因みに、新要件初期の1991年(平成3年)に登場した主な「確変デジパチ」は、次の通り。

フィーバーチャレンジII(三共)、フィーバークリスタルII(三共)、ダイナミック7(平和)、スーパーライセンス(平和)、ルーキーパステルP2(西陣)、ミラクルエキサイト2(ニューギン)、マーブルDX(奥村)、ドリームEX(奥村)、ドリームZ(奥村)、ウルトラセブン(マルホン)、スーパーダイヤ(マルホン)、ラッキー7(大一)、ラッキー7A(大一)、サーカス(銀座)、ペガサス(京楽)、フィーバーフェニックス(大同)、トロピカル(三星)、トロピカルS1(三星)…etc


上記の確変デジパチは、中・小当りを「メインデジタル」で決定するタイプと、専用の「ミニデジタル」で決定するものに分かれた。同様に、中・小当り時にメインアタッカーが開くものと、専用の電動チューリップが開くものが併存していた。

新要件機の新たな「ウリ」として、電チューを付ける機種があった一方、「中当りするとメインアタッカーが開く」という、旧要件機を踏襲するタイプもまだ存在した、という事である。



ところで、この当時、「時短」という概念や用語は、まだ存在しない。現金機デジパチで「確変」といえば、当たり前のように、中当りや小当りの確率がアップするものを指した。

もちろん、CR機が登場した1992年以降、合法的にメイン確率アップが認められたCR機については、メイン確率がアップした状態を「確変」と呼んだ。

ただ、現金機で「確変」という時は、あくまでも小デジタル等の確率アップを指した。当時の現金機デジパチは、メイン確率状態のアップが「建前としては」認められていなかったからだ。
(メイン確率もアップする「カラクリ」をちゃっかり施した確変機も、数多く存在したが)

その為、小デジ変動時間が短縮したり、電チュー開放回数が増えたりするものでも、小デジ確率がアップするタイプは、全て「確変デジパチ」と呼んだ。

一方、「時短機」「時短デジパチ」なる用語は、本機登場から約3年後、ニューギン「エキサイトレディ2」(1994年11月)が登場して、はじめて使われた言葉である。E・レディ2が、しばしば「初の時短機」と呼ばれるのは、その為である。

同機の登場後しばらくは、「時短機」なる言葉もあまり根づかず、「新・確変機能」「新・連チャン機能」と形容される事が多かった。

その後、同タイプのデジパチが一気に増えて、「時短機」という用語が多用されるようになった。

こうした時短機(疑似連チャン機)の増加は、1993年10月以降に現金機の「連チャン規制」(CR機導入の為の画策)が強まり、それに代わるものとして、従来型の「確変機」が重宝された流れが、より一層進んだ結果である。

初期の時短機は、通常の小デジ確率を予め高く、小デジ変動時間を長く設定した上で、全大当り後の数十回転に限り(或いは特定図柄で大当り後)、小デジ変動時間を大幅短縮させることで(但し、小デジ確率は不変)、一定の間、電チューの拾いを通常時よりも良くしていた。運が良ければ、玉減りすることなく次の大当りが期待出来た訳で、合法的な「数珠連チャン」が実現した。

これが、当時「新・連チャン機能」と呼ばれた理由であり、通常時と確変時で小デジ確率に差を付けた従来の確変機とは、大きく異なる点であった(無論、「コロンブスの卵」的な所はあった)。

ただ、時短機が増えるにつれて、電チュー開放時間が大幅延長したり、電チュー開放回数が通常時より増えたりするタイプも、数多く出るようになった。また、これらの機能を組み合わせた機種も登場した。

中には、小デジ変動時間がほとんど短縮しないものもあったが、結果的に時短と同様の効果がある為、すべて「時短機」として一括りにされるようになった。


厳密にいえば、「時短デジパチ」は、小デジ変動時間のみ短縮するもので、小デジ確率自体は変動しない。よって、小デジ確率がアップする「確変機」とは、明確に区別されるべきである。

だが、時短機がシェアを伸ばすにつれて、たとえ小デジ確率がアップしても、小デジの時間短縮機能さえあれば、それを「時短機」と呼ぶケースが増えた。

さらに、「確変」とはCR機特有の機能であるとして、「確変=メイン確率アップ」と考える向きも増えた。こうなると、「確変」の意味合いが、90年代前半と大きく変わるのも当然であろう。


ただ、当ブログでは、1990年代の古き良き台を、当時の時代背景も含めて振り返っている。よって、各台の属すべき「カテゴリー」も、時代背景を考えた上で分類している。

1994年以前、小デジタルの「確変機能」を有する機種を、全て「確変機」(確変デジパチ)と呼んでいた以上、やはり当時の考えに沿ってカテゴリー分けすべきであろう。

したがって、当ブログで「確変機」(確変デジパチ)という時は、主に「小デジタル確率アップ」の機能を有する現金機で、1994年10月よりも前に登場したものを指す。さらに、94年11月以降の台であっても、小デジ確率がアップするものは、時短機でなく「確変機」と呼ぶことがある。

一方、「時短デジパチ」という場合、「小デジの変動時間、開放時間、開放回数などは通常時と変わるが、小デジ確率自体は不変」の現金機を指す。


そんな訳で、今後も当ブログにおいては、メイン確率不変の現金機を「確変機」と呼ぶ機会が多くなると思われる。その旨、どうかご了承頂きたい。

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