先日、TVで死因が心不全とされることがよくあるが、心不全という病名はないということを言っていました。
心不全は心臓が弱って機能しなくなることで、死ぬ前にはたいていそういう状態になるとも言われていました。
そして、原因が特定できない場合に、死因を心不全とすることがあるのだということを知りました。
そういえば、亡くなられた方のご遺族に、亡くなった時のことをお聞きしていて、たとえば、高齢でがんが相当進行して、いろんな臓器に障害が出ていたという話の後に、「それで死因はなんだったのですか」と尋ねると、心不全という言葉が返ってきたことがありました。
がんが進行していたなら、死因はがんということになるのではと思ったのを思い出しました。
わかっているようで、案外知らないことは多いものです。
死因といえば、何十年も前から気になっているものの一つに、夏目漱石の小説「虞美人草」の登場人物の紅緒さんの憤死という死に方が一体どういうものなのか、いまだにわかりません。現在の病名でいえばいったい何になるのでしょう。
クラシックバレエの「ジゼル」の主人公ジゼルも、恋人の裏切りを知って狂乱した挙句、突然倒れて死んでしまいます。元々心臓が弱かったという設定ですから、心臓麻痺なのか、それともやはり心不全ということになるのでしょうか。
気になりだすと止まらなくなります。
しかし、明日は早朝から、新潟市の妙光寺(安穏廟のある)へ研修に出かけます。集合はAM6時15分、夜更かしはできません。