清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

トリノ王立歌劇場「椿姫」「ラ ボエーム」

2010-07-31 13:56:30 | クラシック

葬儀やら何やらで忙しい中、トリノ王立歌劇場公演「椿姫」「ラ ボエーム」を観に行ってきました。

 だって、チケット購入は半年前。

その時点では予想がつかないですから。

ナタリーデセイ初の椿姫と聞けば見逃せないですよね。

さぞかし大入り満員かと思いきや、空席も目立ちます。

今回の公演はチケット代も比較的安いのに、以外です。

目玉はヴィオレッタ役のナタリーデセイだけですから、そのせいもあるかもしれませんね。

休憩中近くの席で「指揮者のジャナンドレア ノセダが目当てで来ている人はほぼいないだろうな、実際演奏は良くも悪くもないし」という声が聞こえてきましたが、多くの方が同じ感想なのでは。

 やはり今回の「椿姫」はナタリーデセイ オンステージといった感じなのでしょう。

第一幕の登場、奇声を上げながら舞台に走りこんでくるなんて、いかにもナタリーデセイらしい、というより彼女しかにあわないですからね。

第一幕はヴィオレッタとしては若干線が細いような感じもしましたが、二幕、三幕と進むうちにリアルな人間身あふれる新しいヴィオレッタ像を表現していました。

細身の体で舞台上を走りまわるナタリーデセイ、ピアニッシモでも良く響く声が出せるのはアスリートのように体を鍛えているその筋肉から出ているのかも。

 双眼鏡で見ると背中の筋肉の盛り上がりがすごい、きっと腹筋も割れているんだろうな。

あの筋肉は歌手というより、ダンサーとかスポーツ選手のようです。

 一幕の演出では冒頭、ヴィオレッタの葬儀と思われる棺を運ぶ一団を陰から見つめるアルフレッドの姿が。

よりリアリティーを持たせる演出の一環なのでしょう。

 そのアルフレッド役のマシューポレンザーニは甘い声なんだけれども、いまいちドラマチック性に欠ける感じ。

むしろアルフレッドの父親、ジョルジョジェルモン役のローラン ナウリの方が良かった。

ローラン ナウリとナタリーデセイは夫婦ですから息があうのも当たり前か。

でも、このローラン ナウリ、初めて聞いたけれど声量もたっぷりで声質も良い、これからは要チェックです。

今回の椿姫は一幕と二幕第一場(パリ校外のヴォレッタの家)までを通して、休憩の後、第二幕第二場(パリのフローラのサロン)から三幕までの通しです。

二幕第二場が終わった後、舞台上の男性たちが大道具に白い布をかけ、女性たちがヴィオレッタを取り囲み、メイクさんも加わっての生着替え。

着替え終わった後ヴォレッタを白い布をかけて作られたベットの上に横たえます。

 そして、ラストは普通アルフレッドの腕の中でヴィオレッタが息絶えるという形が多いのですが、今回は急にアルフレッドや他の登場人物がいなくなり、ヴィオレッタが孤独死するという形。

確かにリアルではあるけれど、あまりに救いがなさ過ぎてちょっと違和感を感じます。

 ただ、休憩回数が少ないと終演時間が早くなるので大歓迎です。

特にラテン系のオケの場合、たいてい時間が延びて予定通りに終わることが少ないですから。

 さて、次は数日おいての「ラボエーム」これはミミ役のバルバラ フリットリ、ロドルフォ役のマルセロ アルバレスは安心して見ていられるけれど、ムゼッタ役の森麻季はどうなのか、その辺が注目です。

森麻季は見た目も声の美しさも発音もきれいなのだけど、やはり、フリットリやデセイと比べると声量とインパクトが足りない。

そこら辺が一枚看板になれない理由か。

こちらの演出もミミはヴィオレッタ予備軍という解釈。

指揮者のノセダもミミは当然のこと、ミミの最後を看取るほとんどの人たちに明日はない、改善しようのない性格がやがてプッチーニがラボエームの22年後に書いた三部作の登場人物と重なると言っている。

とすると、ラボエームは救い難い人々の悲惨な物語となってしまわないか?

私としては、ラボエームはとある青春の一シーン、いずれミミ以外の登場人物も大人になって平凡な人生を送るんだろうなと考えたい。

そうすることで、時代を超えて愛される作品であり続けられるのではないかと思う。

現代オペラの中には問題提起をする社会派の作品もあるが、多くの人に受け入れられているとはいいがたい。

やはり、オペラは人を楽しませるもの、娯楽なのだから、夢だけは壊さないでほしい。

数あるアリア(冷たい手をや私の名前はミミなど)の美しさは本物なのだから。

それから、今回の「ラボエーム」、エキストラを公募してました。エキストラの出演はやはりカフェモミュスのシーン。ギャルソンやギャルソンヌ、カフェの客、兵隊など結構演技力のいる役どころでした。

こういう演出もご当地っぽくて面白いかも。

あと、オーケストラがピットいっぱいで、しかもその奥に合唱の人たちがぎゅうづめになっていて大変そうでしたね。

なんかいつもよりオーケストラピットが狭い感じがするので、客席を増やすためにピットを狭くしていたのかどうかわかりませんが。

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猛暑にご注意!

2010-07-31 10:57:46 | Weblog

梅雨が明けた途端、いきなり続く猛暑。

17日に清正公祭りを終えての激疲れで体調を崩してしまいましたが、そんな中、檀家さん、近隣寺院のお母様、知人等次々に訃報が舞い込んできました。

そんなわけで、ほぼ2日に一度ぐらいの間隔で火葬場に行くことに。

この暑さで亡くなる方が激増しているようです。

移動中やそれぞれのお宅は汗が滴る暑さ、汗をかいてそのまま冷房の利いた斎場での葬儀。

健康な人でもキツイですね。

葬儀後夏風邪をひかれる方も多いようです。

このように気温が激しく変化した後は、体調を崩しやすく要注意です。

まだまだ、猛暑が続くそうですが、これからがお盆の繁忙期になるというのに大丈夫か?私。

 皆さまも体調を崩されぬようご自愛ください。

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星型きゅうり

2010-07-27 08:14:48 | Weblog

先日星型きゅうりを頂きました。

新品種と思いきや、きゅうりを型に入れて成長させたものだそうです。

メロンやスイカでも型に入れて四角くするというのは聞いたことがありますが、きゅうりでは初めてです。

形が可愛いので、お弁当やサラダに最適なのでしょう。

<星型だけでなく、ハート型もあります。>

入谷朝顔市の(歌舞伎の市川)団十郎にちなんだ海老茶色の朝顔が咲きました。

実際の色はこんな感じです。

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仔猫の貰い手決定

2010-07-23 09:10:45 | Weblog

黒猫のクマとおそらく兄弟と思われる仔猫を2週間ほど前に保護しました。

生後四カ月ほどの男の子です。

人に慣れるように訓練し、やっと貰い手が決まりました。

新しい飼い主さんは子猫を見るなりひと目で気に入ったようです。

ずっと飼っていた長寿猫がなくなったばかりで、たぶんその猫に似ているところも気に入られるポイントだったかもしれません。

野良猫として生活し続ければ長生きは望めません。

ちゃんと飼われるようになれば、この子も長寿猫になれるかも。

可愛がってもらって幸せになってね。

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教箋カレンダーの標語決定

2010-07-20 22:00:42 | 標語

<たまにはまったりしたいなー>

半年ごとに作成している教箋カレンダーの標語、今日は今年10月から来年3月までの半年分を決める会議がありました。

各委員がそれぞれ3作品づつ作成し、合計42作品のなかから6作品を選ぶ作業です。

事前に各委員が全作品のなかから6作品に投票し、基本的に得票数の多い順から選んでいきます。

今回私の作品は1作品のみ採用されました。

42作品のなかから選ばれるのは6作品だけすから、良しとしましょう。

次回の会議は来年の2月4日、それが終われば任期の4年が終了します。

後少しで常に標語を考え続ける生活から解放です。

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清正公祭り

2010-07-19 22:48:31 | 

7月17日(土)清正公祭りが行われました。

午後5時より清正公吉祥祈祷会、6時からは縁日です。

たくさんの方々でにぎわいました。

吉祥祈願会では合格成就を祈願した方から志望校に受かったとか、なかなかお子さんに恵まれなかった方が祈願を受けてすぐにお子さんを授かったというご報告、商売繁盛の御利益があった等々いろいろなご報告を頂きました。

今年は本堂にてパネル展示「千葉さな子伝」東京の立会川自治会の方から頂いた土佐藩の砲台の礎石も展示しました。

<先ず清正公さんにお参りー来年もお祭りができるようお賽銭も入れてくださいね。>

<土佐藩の砲台の礎石を展示>

<千葉さな子伝の展示>

<焼きそば>

 

<綿菓子とポップコーン>                 

<かき氷と生ビール>

<鯛焼き>

<ヨーヨー、他にペンシルバルーンとお絵描きせんべいも>

<屋台の前には大行列>

<境内は人でいっぱい>

<テーブルにはおにぎりと稲荷ずし、そうめんやきゅうりの漬物も出されます。すべて檀家さんの手作りです。>

 

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今日の収穫

2010-07-16 09:28:56 | Weblog

畑の野菜、今が収穫最盛期です。

きゅうりにナス、トマトにピーマン、食べきれないほどの量です。

米ナスは輪切りにしてソテーして食べます。

味はまるでステーキのような濃厚な味わいです。

これが本当の精進料理かも。

 トマトは大きいのが桃太郎、小さい玉がいわゆるスイートトマトの系統のシンディースイート、長細いのがアイコ、肉厚で甘さもたっぷりです。

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子猫の名前はクマに決定

2010-07-14 10:50:18 | Weblog

5月に保護した子猫、結局飼うことになりました。

名前はクマ、見た目は黒猫ですが、よく見るとうっすら縞模様が。

それに、おへそのあたりに白い毛が生えていてワンポイント白毛がツキノワグマ風。

ということで、クマという名前になりました。

先住猫の空さんが大好きで、いつもまとわりついています。

同じ黒猫なので、親子と間違われることもあります。

「まあ、子供が生まれたの、でも、またお腹が大きいわね?」なんて言われることもありますが、空さんは雄で、12歳のお爺さんです。

お腹が大きく見えるのは単に太っているからなんですね。

お母さんじゃありません。

 このクマ、保護したのは生後一カ月半ぐらい、離乳時期のことでした。

ミルクと固形のえさで育てましたが、まだおかあさんのオッパイが恋しい時期だったようで、生後三カ月となった今もまだ人間の指に吸いつく(かぶりつく)癖が抜けません。

(歯がしっかりしてきたので、吸いつかれると結構指が痛い。)

やはり、小さい時に母乳をしっかり飲ませないと、なかなか乳離れができなくなってしまうのかも知れません。

昔、家で飼っていた猫がお産した時は、子供が生後三カ月くらいになると母猫が厭がって乳を飲ませなくなるので、うまく乳離れができていたんですけどね。

クマは野良猫だったので、餌に対する執着と警戒心の強さはありますが、たいそうな甘えん坊将軍になってしまっています。

育て方が悪かったのかな?

<眠くなると指に吸いついてくるクマ>

<空さん大好き。空さんも諦めたせいかあまり嫌がらなくなりました。見た目はやっぱり親子にみえますよね>

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朝顔市

2010-07-12 17:05:00 | Weblog

先日、東京から来られた方から朝顔の鉢を頂きました。

入谷の鬼子母神の朝顔市の朝顔です。

同じ下町の浅草寺の朝顔市も始まっていますね。

どちらも江戸の夏を象徴する風物詩です。

この時期になると東京下町のお宅では玄関先にこの朝顔市で買った朝顔が飾られているのをよく見かけます。

 江戸時代の人たちも現代の人たちも毎年楽しみにしている伝統行事です。

この朝顔市で売られている朝顔の種類に団十郎という名の海老茶色の花をつける朝顔があります。

もちろん歌舞伎役者の市川団十郎家にちなんだ名前です。

この品種は入谷や浅草寺の朝顔市以外でお目に掛ったことがないので、ここだけでしか手に入れられないのかもしれません。

今も昔も変わらずにいてほしい伝統行事です。

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あなたの周りにもいませんか。

2010-07-08 12:39:55 | Weblog

昨日、日蓮宗新聞社の方が千葉さな子さんの取材にみえました。

 8月1日付けの日蓮宗新聞の幕末特集に掲載する記事の取材です。

幕末と言えば、今年話題の坂本龍馬さん、その関係で日蓮宗寺院にお墓がある千葉さな子さんのことを掲載したいのだそうです。

坂本龍馬さんの別名(本名?)は直柔(なおなり)、代々坂本家では直という字がつくのだそうです。

直柔という字を見て日蓮宗関係の人間が真っ先に思い浮かべるのは法華経の如来寿量品第十六の中の「質直意柔軟」、譬喩品第三のなかの「質直柔軟」の文字。

坂本家はもしかして法華経の信者さん?それで子供の名前に直柔と付けたのかと想像してしまいます。

その質問を新聞社の方にぶつけてみると、そちらでも調べてみたそうですが、特にそのような関係はなさそうだとのこと。

今回の記事は幕末に活躍した方を信仰的な側面ではなく、読み物として取り上げたいのだそうです。

 一通り説明した後、余談として最近感じていることをお話ししました。

千葉さな子さんは親兄弟とも離れて別のお墓に埋葬されているのはかわいそう、なぜ一緒のお墓に埋葬されないのか、という疑問を持たれている方のお話を聞いたことがあります。

このような感想を持たれる方が案外多いのに気がつきました。

千葉さな子さんが有名な方なので気になるのでしょうが、それぞれのお宅、親族の中にも結婚せず独身で亡くなった方、あるいは子供がいないご夫婦、離婚をして家族とも疎遠になった方など、さな子さんと同じような境遇の方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

自分の親や祖父母と同様にちゃんとご供養して差し上げている方も多いことと思いますが、その方の直系の子孫ではないからといって供養をせず、粗末に扱われていることはないでしょうか。

身近にそのような方がいらっしゃるなら、ぜひその方々のことにも目を向けていただきたい。

そんな話を記者さんにさせていただきました。

すると、そういう見かたもあるんですね、もしスペースがあれば、紙面に掲載させてただきますとの御返事をいただきました。

 昔、マザーテレサのところに「ぜひあなたの元で、奉仕活動をさせてください」と訪ねてきた方がいたそうです。

それに対しマザーテレサは「それならば、あなたの隣の人にやさしくしてあげなさい。」と答えたそうです。

 遠くのことはよく見えるけれど、身近なことには案外気がつかないものです。

あなたの周りにもあなたの助けを待っている人がいる、そのことに気づいていただきたいものです。

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