そろそろ蓮の時期も終わりです。
すでに葉が枯れてきているものも多くなってきました。
清運寺以外に近所で蓮を栽培しているお宅の蓮の様子も確認してきました。
<清運寺の蓮の様子。花の咲いたものはまだ葉が良く茂っていますが、咲かせることができず早い時期に傷んでしまったものはすでに枯れかかっています。>
<いつもたくさん花を咲かせているお宅の蓮。8月上旬には威勢の良かった葉もすでに枯れ始めています。>
<上と同じお宅の蓮、ガレージの上に置かれているので日当たりもよく、花の咲く時期も早いので枯れるのも早いのかも知れません。>
<いまだ花を咲かせているお宅の蓮です。やはり陶器のほうが花つきが良いようです。>
<地面に埋め込まれたたらいもありますが、埋め込まないものと比べてもそれほど差はなさそうです。こちらも良く成長していましたが、そろそろ葉も枯れ始めそうです。>
清運寺では今年初めて花を咲かせた品種もありましたが全体の鉢数の半数しか花を咲かせることができず、花の咲いた鉢でも多いもので3輪しか咲かせることができませんでした。
他の方の話を聞くと一鉢で5輪以上さかせることもあったとか。
何が原因だったのか。
毎年失敗する原因としては元肥の量が多すぎて途中で土を腐らせてしまうことがあったので、今年は元肥を少なめにして追肥で対応しようとしたのですが、その際に量が多かったためか失敗した鉢もいくつかありました。
しかし同じように施肥を行っても良く成長する鉢もあるので、なんとも言えません。
もうひとつ、今年の失敗として考えられることは、鉢に対しての土の少なさです。
鉢に対して、7割以上土を入れてしまうと、レンコンが成長したとき盛りあがって水を入れるスペースが少なくなって水やりが大変になってしまいます。
それに土をたくさん入れていると、植え替えのときに大変なので、容器の半分くらいまでしか土を入れなかったことに原因があるのかもしれません。
また、プラスチックの容器で土を少なくしたものに手を突っ込んでみると、水の温度はそれほどではないのに土の温度のほうが高いということもありました。
蓮は温度が高い方が良いと言われていますが、もしかしたら土の温度が高くなりすぎて根が傷んでしまったのかも知れません。
栽培の本によると、鉢の深さは30センチ以上、直径は4~50センチぐらいある大きな容器でなければ花は咲かないとかいてありますが、土を腐らせて植え替えた際に、少し大き目の洗面器の植え替えたものが案外成長が良く花も咲いたりしていました。
それを考えると、深さのある容器にこだわらず、たらいのような平たい容器の方がうまくいきやすいのかもしれません。
しかし、この方法だと、すぐにレンコンが盛り上がって水をいれるスペースがなくなり、毎日の水やりが大変になるという難点があります。
ちなみに、洗面器で栽培した蓮は、一日5回くらい水やりをしなければんりませんでした。
陶器で育てたものも、容器が小さいせいかすでに鉢より土が盛り上がってしまい、容器と盛り上がった土の隙間に水を入れるというありさまです。
毎年栽培しているものの、なかなか思うように花を咲かせることができません。
さて、来年はどんな風に植え替えてみましょうか。
これから春までの課題です。