さて、マカオ観光報告その2である。
【速いぞ、ターボジェット!】
マカオに向かうターボジェットの速さを体感する動画があったのでUPしてみる。

私たちの乗った海皇星号を含めて、13隻もこうした高速船があるらしい。一応、24時間運航ということになっているが、乗る人が極端に少ない場合は午前3~5時頃欠航することもあるらしい。ちなみに今回、私たちはトンでもない目に逢ったのだが、それはもう少し後で紹介しよう。
【マカオ上陸】

イミグレに向けて進むが、なにやら不穏な空気が漂っている。

不穏な空気の正体はこれ。なんとイミグレ前が大混雑(今まで見たこと無いほど。M田ブチョーも初めて見たとのこと)だったのだ。
結局、抜けるのに2時間弱もかかってしまい、かなり疲れた。ガマンできる人はまだ良いが、ガマンできない人達が喧嘩を始めるなど、かなり緊張感のある「無政府状態」であった。(イミグレ前だけに...)
【マカオは左側通行&タクシーがカローラ】


マカオは狭いので、香港のような高級車は少ない(ように見えた)。タクシーは右ハンドルということもあり、日本車が幅を利かせていた。(ヒュンダイもあったかもしれないが。)
【目ん玉ひん剥いてよく見ろ!】

日本語はCoolなのだろうか?もうちょっとヒネって、「C」やら「⊃」「∩」「∪」などを追加してはいかが?!
【Grand Lisboa】

「すごい建物だなぁ~!」と単純に思ったが、後でお世話になるとはね...
【セナド広場前でタクシー降車】

今回、私は予備知識全く無し状態でマカオを訪れた。よって、ここがどこなのかよく分からない。タクシー降車時は、看板から右側の建物が郵便総局であることは分かっただけである。

これが有名なセナド広場らしいが、知識が無いので単純に「おおっ!」と思った。というか人が多すぎて地面の模様もよく見えないほどなのだ!
【世界遺産の宝庫】

これも、

それも、

あれも世界胃酸、いや遺産らしい。
「どこかで見たような景色だなぁ~」と思って記憶をたどると、「ディンケルスビュール(ドイツのロマンティック街道にある城郭都市)だ!」と突如思い出した。ちょっと建物の背が低いけどね。

これもそうなの?
【ここにも怪しい日本人出現!】

ちょっと太っている。イミグレの疲れも出ている。
【聖ポール天主堂跡に向けて出発】

すごい人だ!酔いそう...

おっ、見えてきた。


階段がいいね!

ちょっと引いてみると人の多さがよ~く分かる。世界遺産のすぐ横に洗濯物が干されているのもいい感じである。
【いい加減にしてくれないか?怪しい日本人】

何を胸張っているんだ!後ろの観光客が不思議そうに見ていた。

とりあえず持ち上げてみた。
【上から見ると】

この天主堂跡は、実は薄っぺらい壁が残っているだけである。階段が掛けてあって、お金を投げるのが定番らしい。小銭出す余裕が無く、写真だけ撮ってすぐに降りてしまった。

左奥に見えるのが「Grand Lisboa」である。キンキラキンで超目立っている。
【再び広場へ】


うん、こういう角度でもいいけど、後ろの近代建築がちょっとジャマ?
【マカオタワーへ】
観光第2弾はマカオタワーである。タクシーで向かう途中の町並みも世界遺産だそうだが、どこからどこまでが世界遺産なんだ?!
「結構、坂が多い街なんだなぁ~」という印象を受けた。半島だから起伏があるんだね。

結構、いいお値段だ。(1300円位)

上に行くのに下に降りるという理不尽な構造は、こういった観光施設では定番である。
【下が見えるとはどういうことか?】

真下が見えるポジションに立ってみた。高所恐怖症の人には無理ですな。
【瞑想する怪しい日本人】

ナマステ~。いや、サワディカ~ッ。あれ?ニイハオですか?
【市街地展望】

池のような地形のことを、S本ブチョーは「いけす」と呼んでいた。確かにね。
【バンジー!&スカイウォーク】

今回は時間が無くて出来なかったが、次は飛ぶぞ!2本で約35,000円か。日本のスカイダイビングと同じだな。

スカイウォークならもっと安い。

【いよいよカジノへ!】
タクシーでタイパにある「Venetian」へ。ものすごく大きなフロアが全部カジノ!
カジノ内は撮影禁止(カメラを出したら警備員が飛んできた!すぐにしまって事なきを得た...)なので、撮影可能な領域からカシャっとしてみた。

この写真でも見えているのは2割以下だと思う。奥など見えてる範囲の3倍はある。
結局ここで一攫千金とはいかなかったが、ルーレットで100香港ドルが10倍に増えたりしたので、まぁいいだろう。(トイレに行くのに換金したら、その後出なくなって結局若干のマイナスだった。)
【さてフェリーで香港に戻りますか】


まさに不夜城、「東洋のラスベガス」と呼ばれることが多いが、現在ではラスベガスより規模が大きいそうである。よってラスベガスを「アメリカのマカオ」と呼ばねばなるまい。

24時頃にフェリーターミナルに帰ってきた!
が、「6時まで売切」との表示が... そんなバカな。必死で窓口のおっちゃんに英語と中国語のチャンポンで問合せたが、6時より前の便は完全に売り切れとのこと。仕方なく6時の便を購入したが、これがデラックスクラスであった。ちょっと失敗。
【フェリーの時間までどうする?】
どうする?ったって、フェリーターミナルは危険である。
というわけで「一番安全な」カジノに行くことにした。カジノは24時間営業だし、中は服務員や保安員も居て安全なのだ。(何せ私たちはお金を落とすお客様だからね。)

お世話になったのは「Grand Lisboa」。漢字だと「葡京」。なるほど、「リスボン=ポルトガルの首都」という意訳か。それにしても、まさかカジノのハシゴをするとは思わなんだ...
25~29時までルーレットに座り、チマチマと賭けて200香港ドル(2000円ちょっと)で過ごすことができた。服務員さんがお茶やコーヒー、お菓子も出してくれて快適に過ごせたよ。ペットボトルの水も無料だし、トイレもキレイだったしね!
それにしても金持ちの賭け方はすごい。隣に座ったおねぇちゃんは500香港ドル(約5500円)を2回ほどで使い果たす豪快な賭け方だった。当然戻りは少なく、「チッチッ!」と舌打ちがうるさい。負けが込んでくるとデータ記録用のボールペンを叩き付けたりしてお行儀が悪い。日本語は解らなそうだったので、
「ご婦人、そんなに舌打ちしたら『私、性格悪いです』っておっしゃってるようなものでございますわよ!もっと落ち着いて楽しくお過ごしあそばせ!」
と言ってやった。もちろん解るわけもなく、相変わらず舌打ちを繰り返し、最後にバンッ!と叩きつけて帰っていった。服務員さんも苦笑いであった。私たちはイヤな客が居なくなったのでホッとしたのだった。
【再度フェリーターミナルへ】
朝5時になったので、フェリーターミナルへ向かうことにした。お世話になった服務員さんにあいさつしてカジノを出る。ちなみに彼女らは決してチップを受け取らなかった。

帰りの船は黄色いカタマラン(双胴船)であった。こりゃ速そうだ。
【デラックスクラスの中はこんな感じ】

イスが多少豪華な程度か?

いや、朝食が付いておりました。
【無事香港に帰還、そして予約戦争へ】
1時間で無事に香港へ帰国した。MTRが動いている時間だったので、深センに向けて帰ることにする。
途中で香港在住のM田ブチョーご夫妻とお別れ。本当にお世話になりました。初マカオでカジノのハシゴ&朝帰りなんて、私は幸せものです。
九龍塘駅で東鉄線(旧KCR)に乗り換えようとしたのだが、午前8時が近づいている。私は2ヶ月後の北海道行きフェリー予約をしなければならないのだ。というわけでS本ブチョーとお別れして、国際電話で新日本海フェリーの予約センターに電話することにした。
それにしても正確な時間が分からない。テキトーに電話をかけたがちょっと出遅れたらしく、最悪の「話し中」になってしまった。しかも電話の電池が残り1つ!これはマズイ。掛ける先を札幌、東京、舞鶴、敦賀、新潟、秋田、苫小牧と次々に変更して発信するが全て「話し中」だ。「マズイ、ホントにマズイぞ...」と焦ったところで名古屋に繋がった。無事に予約完了したところで日本携帯の電池が切れた。間一髪だった。
朝の羅湖口岸は空いていて、あっという間にすり抜けてホテルに到着。約24時間のマカオ漫遊であった。