快晴である。完璧な快晴、どこを見渡しても雲が見当たらない！テントの中は暑くて耐えられないほどだ。で風通しを良くするため入り口を全開にしていると、みんなから声を掛けられる。「一人で泊まってるの？」とか「夜は寒くない？」など他愛もないことだが、なんとなく不審感が含まれている。そりゃそうだ、若いモンが平日にテント張ってボケっとしてればね。私も同じ立場ならそう聞くだろう。まぁ、こういう環境で心の充電ができて、だんだん良くなってきているんだからヨシとするか。さて、五色温泉に入ってくるか！
今日の旅はお昼で終了。せたな町～岩内町とR229を走り、そこからニセコパノラマラインでここ「ニセコ野営場」へとやってきたのだ。ちなみにここは私のお気に入りである「ニセコ五色温泉」の目の前である（ちょっと歩いた展望台からは露天風呂が丸見えだ！）。約10日ぶりにテントを張り、ゆったりとスパゲッティをゆでる。コンビニ前の車中でかきこむ弁当などより、はなはだ美味である。一泊300円だが車中泊よりはずっとマシだ。なんたって足が伸ばせるんだから。しかし気温は11℃。下手すると風邪ひく。正直寒い。が暑いのよりはマシさ。
今日の目玉はやはりココた！とりあえず声を掛けられても全て無視して市場内へ。名前を失念したが、イカソーメンと三色丼（塩水ムラサキウニ、生ホタテ、いくら）を食す。はなはだ美味である。食べ終ったら脇目も振らずに車へ直帰。他に欲しいモノは無いからだ。その後は松前経由で江差方面へ。これで北海道外周を全て踏破したことになる。これには10年かかった。機会に恵まれていたことと、最後は執念の結果と言えよう。内陸はまだまだである。これからもライフワークとして、機会を得ながらもっと北海道を走って知っていきたい！
つかの間、一緒に旅したお二人も帰京し、私は再び一人ぼっちに。連夜の飲み疲れのためか、11時間も寝るという久々の熟睡ですっかり体力も戻った。給与の不足分を札幌の銀行から会社へ振込み、とりあえず一安心。一路函館へ向けて南下を開始。しかし北海道は気圧の谷の影響か、所々でどしゃ降りの雨。走行にも支障をきたすほどで体力と集中力を消耗する。中山峠、静狩峠を越えて長万部、八雲を通過し、今夜は森町の道の駅で泊まる。同じことを考えている人も10台程。ワンボックスが多い、狭苦しいクーペは私だけだ！さぁ、寝るゾっ！
旅行で北海道にいらしたまっきーさん＆たなかさんに合流させてもらい、オジャマ虫として三日間過ごさせて頂いた。朝からラーメン食べたり、超大盛カレー（1kg）やら、焼酎バーや夜明けの味噌ラーメン、小樽の寿司や十勝岳温泉やニセコ五色温泉露天風呂、空港での慌ただしいジンギスカンまで、久しぶりに話す相手ができたこともあるが、とっても楽しく過ごすことができ、幸せであった。お二人が帰ってしまったので寂しくなるが、残りの滞在期間中、充実した生活でしっかり心の療養をし、少しでも快方にむかった状態で帰りたいと思う。
今日はいろいろありすぎて、まとめられない。サクサクパイの大輸送作戦敢行、登別クマ牧場での偉大なる癒し、海鮮郷土料理の「おが」での大満足の海鮮三昧。あぁ、最高だ！
東横イン帯広に泊まっているが、ここは以前にも報告したが、夕食にカレーがサービスで出される。もちろん朝食も（安っちいオニギリだけど）サービスだから、食費の心配が少ない。それはそれとして、今日は帯広駅前を散歩した。六花亭でサクサクパイを食べ、豚丼のぱんちょうは前食べたから素通りし、駅構内で豚丼を食す。それにしても、豚丼は値段が高いなぁ。もうちょっと安いとファストフードに対抗できるのにね。その後本屋で独り暮らしの友、文庫本を三冊ほど購入し、ホテルに帰着。不覚にもヨダレを垂らして爆睡してしまった。
今朝は音威子府道の駅で起床。オホーツク海側へ出て紋別まで南下した。全ては目的であるツブ貝にワサビを付けて食べることである。その他の事などどうでもイイのだ！そして念願を果たし、ワサビでバンザイ！「どくとるマンボウ航海記」で北杜夫氏が述べているが、やはり刺身にはワサビが無いとな。私も前回、ワサビ無しで食べざるを得なく、魂を売り飛ばしてでも欲しかった位なのだ。その後は旭川へ。恵庭で観られなかった「花よりもなほ」の二回目を観るためである。22時15分からの回があったので観られるのだ！前より詳細に観てみよう！
北海道が全体的に天候が悪いらしい。とはいえ、私のいる音威子府は晴れてはいないものの、なんとか曇りでひと安心。でも明日明後日は雨が降ってしまうらしい。金曜に帯広に宿泊予定なので、晴れる金曜に撤収すればイイじゃないかと思われそうだが、こちらも寄りたい所があったりして、悩んでいるのだ。そこで朝の天気でその後の動きを決めることにした。雨なら翌朝まで停滞。撤収できる天気なら寄りたい所を目指して出発。熟考過程は文字数の都合で割愛するが、そう決めた。テント撤収が雨でも濡れずに出来るなら、こんなに悩まないのに。
昨日紋別をあとにして、音威子府村にやって来た。ここは泊まった経験があるので気分的に楽だし、なにより無料というのが一番の魅力である。というわけで木曜に撤収するまで居座り続けることに決めた。隣に温泉もあり、ロケーションとしては最高である。しかし、温泉が400円に値上がりしていたのは残念だ。ちなみにこの村は人口千人余りのため、店が少ない。真っ黒な駅蕎麦が有名だが、それ以外の店はほとんど無い。キャンプ場から一番近いセイコーマートも8km離れているので、不便さを満喫するにはもってこいだ（村民さんゴメン）！
結局、キャンプは諦めて撤収した。あの蚊の大群と大雨では弱った心の私には過酷過ぎた。というわけで表記の場所にいる。まだ2時ちょっと過ぎだというのに天文薄明が始まっている。東の空はほの明るい。一年で最も昼が長い季節とはいえ、これでは天体観測にも支障をきたすであろう。ブログを書いてるうちにもどんどん明るくなってきている。自然ってスゴい！というわけで、もう少し眠ることにする。だって眠いんだもん。
今宵の宿（仮眠場所）はここに決めた。別に意味はなく、夕方になったからだけのことである。二泊続けての車中泊だから体力的にツライけど、今夜は大雨らしいので仕方ない。道の駅はトイレがあるのでありがたい。駐車スペースも充分あって、仮眠には最適だ。首都圏には少ないが、北海道には90箇所近くもあって、私はやらないが、スタンプラリーとかをやってる人もいる。この道の駅、上手く利用すれば旅行の質が上がること間違い無し！ぜひ利用してみて！
なんだか是さんの映画が急にもう一度観たくなった。というわけでテントをたたみ、稚内をまわってオロロンライン経由で札幌まで50kmの石狩市厚田町までやってきた。激走350km、平均燃費14.8km。疲れた。でも、あの寒～い猿払にいるよりはよほどマシだ。今夜はここで夜明かしすることに決めた。あと二時間ちょっとで日没。キレイな夕陽が見られそうだ。
とにかく寒い。10℃はないだろう。風もあるので体感気温はもっと低いだろう。こんなところでキャンプしてるのは私一人。昨夜泊まっていた夫婦も朝早く出ていった。隣接する温泉に入ってホッとしたが、湯当たりしたらしく、なんかダルい。まぁどうせ今日も何もしないのだから関係無いが。それにしてもなんか憂鬱だ。スカッとすることはないかなぁ？