今日は助っ人中国メンバー3人を連れて、箱根へ。
小田原厚木道路を二宮ICで降りて、西湘バイパスへ。彼らは海と空と大地が織りなすコントラストに感動していた。
西湘PAで休憩する。もう、めったやたらとデジカメで写真を撮りまくっていた。
箱根口ICで国道1号へ。小田急の新型ロマンスカーVSEが停車しているところに遭遇し、車内からまたもデジカメで連写。すごいパワーだね。
それにしても箱根湯本駅前は相変わらず混んでいるなぁ。人も多いけど、路上駐車も多い、駐車場は満車で入りきらないらしい。ここは改良自体が難しい。
箱根駅伝の山登り区間と同じ道をたどる。東京と箱根の間をリレーでつなぐのだと説明したが、完全な理解はしてもらえなかった。う~ん、俺の説明が悪いのか?
グングンと高度をかせいで、最初の目的地の芦の湯へ。
「きのくにや」にて昼食と休憩入浴をしようという魂胆
である。
3500円で和食の軽いコースと入浴付きということだったのだが、軽いコースとは言えないほどの種類と量の食事が出てくる。私でも結構食べ応えがあった。
昼食を終えたら、いよいよ温泉
。
「透明な湯よりも、濁った湯の方が温泉っぽくていいかも
」
という私の勝手な推測により、硫黄泉のある芦の湯にしたのだ。
浴場では、私の説明不足により王さんが隣のおじさんにカランとシャワーの使い方を教わるという不手際が発生。親切なおじさんどうもありがとうございます。
なお、
「浴槽内にタオルを入れてはいけない
」
というルールはきちんと伝わり、こちらは満足のいく結果となった。
ここで葉さん、王さんから質問された。
「湯の中にある黒とか白の物体は何ですか?汚れているのですか?」
というものである。ハイハイ、そこは私の得意分野ですよ~!
で、
「それは湯の花といって、温泉の成分が化学反応してできたもので、汚れではありません
」
と答えた。「複数の源泉
を混ぜていることと、酸素や二酸化炭素と反応して、温泉成分が析出したのです!」などと言っても伝わらないので、上記のように答えたのだ。
「化学反応→ケミカルリアクション」という私のインチキ英語と、彼らが技術系であり、さらに多少の英語力があったことで対応できたに過ぎない。
とにかくテンヤワンヤの温泉であった。
ちなみに女性の蔡さんは一人だったためかもしれないが、意外とカラスの行水系。
男性陣が出てきた時にはすでに髪も乾き、庭園の写真を撮っていた。
その後、休憩室でのんびりと時間いっぱいまでネバって、ようやく出発。
観光船に乗せようかと思ったが、電話に出た係員の態度が悪い
ので駒ケ岳ロープウェイに変更。しかし駐車場代が700円という罠
。エグいなぁ~。
「タダでもいいじゃん。」
と思うが、ここに置かねばロープウェイに行けないので、仕方なく払う。
15:50発の頂上行だというのに、ゴンドラは満員。最後に滑り込んだためにナイスビューの窓際をゲット。後ろのあんちゃんは私のせいで何も見えないと嘆いていた。ごめんしてちょ。
頂上に着くと、「寒っ!
おまけに風強すぎっ!
」
景色は最高だが、温泉から一気に寒いところに来たので、湯冷めしてしまった。
しかし東京から三浦半島、房総半島、湘南海岸、小田原市街、伊豆大島、初島、伊豆半島、三島と沼津市街、田子の浦、南アルプスそして富士山と、360度の絶景はハンパなものではなかった。個人的にもかなり感動した。
なお、頂上では英語、中国語、日本語が飛び交い、中国語を話すシンガポール人とも会った。国際的にも知名度の高い箱根ならではのハプニングであった。
下界に降りると、温度が高くホッとする。
でもカラダが冷え切ってるので、ホットレモンを飲む。カラダが芯から温まる。
土産物店で買い物
をして、帰路へ。
湖尻から乙女トンネルを抜けて御殿場へ。
会社の工場が御殿場にあるので、そこを外から見学する。彼らの属する深センの工場で作られた製品やユニットが御殿場に送られているのだが、一度も訪れたことがなかった人も居たので、いい機会だったと思う。自分の仕事に関係してるところを知っておくのは、決して無駄ではないはずだ。
工場見学(外から眺めるだけだけど...)を終了して、ホントに帰路につく。
御殿場ICから東名に乗ると、厚木IC付近で渋滞との情報。
が、走ってるうちに状況が変わり、渋滞は短くなっていった。何事もなく厚木ICで降りる。
3人をホテルで降ろして、今日の旅は終了。疲れているようなので、ゆっくり休むように伝える。
疲れたようだが、楽しんでもらえて良かった。
私自身も改めて箱根というものの魅力を認識した。コンパクトなエリアに見所、遊び所が満載である。バスも頻繁に走っているから、クルマでなくとも容易に周れるのも魅力である。
今夜はカラダに染み付いた硫黄泉の匂いとともに寝ることとする。
おやすみなさい。