浅田次郎の「歩兵の本領」を読んだ。著者が若き日に体験した自衛隊を題材にした短編集だ。読んだ理由は、浅田の文章が好きなのと、たまたま古本屋で百円で買ったからにすぎない。しかし、ふだんは忘れている自衛隊という存在を知る機会となった。
日本には軍隊がないと、何となく思っている人が多いと思うが、そうではない。憲法による制限はあるが、事実上軍隊に等しいものは存在するのである。
この短編集は著者の体験が背後にあるだけにリアリティが感じられておもしろい。同時に、状況次第ではいつでも動かせる武装集団がスタンバイしていることも感じとった。恐ろしいというべきか、頼もしいというべきか.... . . . 本文を読む
ケイタイをもつようになってからどのくらい経つだろうか。しばらくは娘のお下がりを使っていたが、MOVAからFOMAに替える際、できるだけ機能を絞り込んだ機種がほしいと思った。カメラ機能もいらない、音楽機能もいらない、電話とメールだけができればいい。
そう思って、3年前家内とおそろいで買い換えたのが「らくらくホン ベーシック」だった。 . . . 本文を読む