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ゴルデル『ソフィーの世界』を読んだ後、これに進みました。本書は 『ソフィーの世界』の翻訳を監修した哲学者須田朗氏によるものです。執筆の動機は以下のようなものです。
①『ソフィーの世界』の読者たちのうちには、これを機会にもう少し詳しい哲学の本を読みたいと思っている人がいることが分かった。そういう人々のために、架け橋となるようなものを書いてみようと思った。
②『ソフィーの世界』の翻訳の段階で「用語解説」などたくさんのメモができたが、小説という書物の性格上盛り込むことはできなかった。そこで、それらをもとにして、「もう少しくわしい哲学史」を書けるのではないかと思った。
③ミステリータッチの『ソフィーの世界』には様々なからくりがあり、一度読んだだけでは見逃してしまうことがある。翻訳の段階で発見したそうした謎をいくらかでも示すことができれば、『ソフィーの世界』は何倍も面白く読めるのではないか。
④『ソフィーの世界』には「永遠の存在と時間的な存在」という対立の視点が貫かれている。こうした存在観の対立に沿って『ソフィーの世界』の哲学史をたどって見ることにしたい。そうすれば、錯綜した対概念の背後に1つのメッセージが見えてくるのではないか。
著者の須田朗氏は厖大な数の愛読者カードの通信欄を読みながら、その返事として自分の発見を書いて送りたいと思ったそうです。 それが本書の内容になっています。『ソフィーの世界』を読み終わった人は、その余韻がさめやらぬうちに本書を読んでみると勉強になると思います。
①『ソフィーの世界』の読者たちのうちには、これを機会にもう少し詳しい哲学の本を読みたいと思っている人がいることが分かった。そういう人々のために、架け橋となるようなものを書いてみようと思った。
②『ソフィーの世界』の翻訳の段階で「用語解説」などたくさんのメモができたが、小説という書物の性格上盛り込むことはできなかった。そこで、それらをもとにして、「もう少しくわしい哲学史」を書けるのではないかと思った。
③ミステリータッチの『ソフィーの世界』には様々なからくりがあり、一度読んだだけでは見逃してしまうことがある。翻訳の段階で発見したそうした謎をいくらかでも示すことができれば、『ソフィーの世界』は何倍も面白く読めるのではないか。
④『ソフィーの世界』には「永遠の存在と時間的な存在」という対立の視点が貫かれている。こうした存在観の対立に沿って『ソフィーの世界』の哲学史をたどって見ることにしたい。そうすれば、錯綜した対概念の背後に1つのメッセージが見えてくるのではないか。
著者の須田朗氏は厖大な数の愛読者カードの通信欄を読みながら、その返事として自分の発見を書いて送りたいと思ったそうです。 それが本書の内容になっています。『ソフィーの世界』を読み終わった人は、その余韻がさめやらぬうちに本書を読んでみると勉強になると思います。
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