マルコによる福音書4章1-9節 いったい農夫はどんな思いで種を蒔いているだろうか。すぐには結果は出ないけれども、収穫の時になって豊かな実りができることを期待して種を蒔いているのである。農夫というのはしばらく時を待つ忍耐が必要である。 . . . 本文を読む
広辞苑で猫を引いてみました。ねこ【猫】(鳴き声に接尾語コを添えた語。またネは鼠の意とも)①広くはネコ目(食肉類)ネコ科の哺乳類のうち小形のものの総称。体はしなやかで、鞘に引きこむことのできる爪、ざらざらした舌、鋭い感覚のひげ、足うらの肉球などが特徴。一般には家畜のネコを言う。 . . . 本文を読む
マルコによる福音書1章21~28節 ここに登場する「汚れた霊に取りつかれた男」というのは、おそらく今日なら精神疾患をもつ人を指しているのだろう。新約聖書の「汚れた霊」の用例を調べてみると、百パーセントそうだとは言えないが、身体的症状より精神的症状をもたらす霊を意味していることは明らかである。しかし、この場面を単なる精神疾患をもつ人のいやしとして受けとめるのは、十分であるとは言えない。 . . . 本文を読む
私の趣味は今のところ散歩が第1位になるだろう。気分転換にぶらっと外を歩くのである。牧師館にこもって仕事をしていると頭の中が煮詰まってしまうことがある。これを解消する最も手軽な方法は散歩である。 . . . 本文を読む
マルコによる福音書1章14~20節 イエスが一番初めになさったこと、それは四人の漁師を弟子にするということであった。ガリラヤの海辺で漁をしているシモンとアンデレの兄弟、また舟の中で網の手入れをしていたヤコブとヨハネの兄弟、この二組の兄弟を主は最初の弟子としてご自分のもとへ召されたのである。 . . . 本文を読む
2010年1月13日、聖隷クリストファー大学水曜礼拝での説教後半。聖書の創造物語はどのような時代に成立したのか。それは紀元前6世紀バビロン補囚の時代だった。国は滅び、神殿は破壊され、頼りにしてきたものが崩壊した時代だった。そのような中で、天地を創造した神への信仰が新たに見直され、古い素材に研きがかけられて、聖書の創造物語が成立した。世界が環境問題で行き詰まり、その他様々の意味で転換期を迎えている今、聖書から新しい時代を生き抜く力を得たい。 . . . 本文を読む