夕日さすまに いそしめよ(旧「今日までそして明日から」)

人生、宗教、世相、趣味などを思いつくままに記す

キリスト教を知りたい―『ルターの小教理問答』に学ぶ

2013-08-25 16:01:44 | キリスト教
 キリスト教を知りたい。ならば聖書があります。聖書があることこそキリスト教の最大の特色です。しかし、聖書は旧約39巻、新約27巻、全66巻もある厖大な書物です。これを読みこなしてキリスト教の真髄を正しく読み取ることは容易なことではありません。さらに、教会として一致できる結論を引き出すことはなおさらです。そこで、教会は聖書に基づいてカテキズムというキリスト教要理を作ってきました。教理問答とか信仰問答とも呼ばれます。その先駆となったのが、マルティン・ルターの小教理問答書(1529年)でした。その骨子は十戒、使徒信条、主の祈りというキリスト教の3つの重要な文言と、聖礼典(洗礼と聖餐)についての教えです。これらを分かりやすく示すことで、信徒たちを教育しようとしたのです。教理問答を学ぶことで聖書の教えの中心点がはっきりします。そして、聖書の森に分け入るための見取り図をもつことができるのです。ルターの小教理問答書は簡潔明瞭で親しみやすく、今も広く使われているものです。これの新しい訳を試みてみました。 . . . 本文を読む

残忍な狼どもが群れを荒らす

2013-08-10 14:54:17 | 日曜日のメッセージ
 使徒言行録20章17~35節 聖霊の導きによって設立された教会にも悩みや困難がついて回るが、それには例えばどんなことがあるのだろうか。外部からは迫害や妨害ということがあるだろう。パウロは19節で「ユダヤ人の数々の陰謀によってこの身にふりかかってきた試練に遭いながらも、主にお仕えしてきました」と述べている。しかし、エフェソの教会について、パウロが特に心配していた問題は何だっただろうか。それは、信仰上の異端の発生であった。それは外から入り込んできて群れを荒らすこともあれば、内側から起こって人を惑わすこともある。パウロがわざわざエフェソから長老を呼び寄せたのは、その点についての話しをしておきたいからであった。 . . . 本文を読む

教会創立記念日

2013-08-10 14:05:13 | キリスト教
 7月25日は浜松教会の創立記念日です。沼津で宣教師ミーチャムから受洗し、熱心なキリスト教信者となった高野一という人物が、聖書を売りながら浜松に来て、しばらく親類の大川義房宅に滞在して教えを説きました。その結果、大川のほかにも、求道する者が現れたのです。そこで、高野は静岡教会に応援を依頼、1883年頃静岡教会から福音士(信徒伝道者)結城無二三が派遣されました。出張講義所は、連尺町の松浦屋という小さ . . . 本文を読む

教会納骨堂の改修

2013-08-10 13:47:15 | キリスト教
教会の納骨堂の工事が完了しました。内部にH鋼を組んで地震に対し十分な補強が出来ました。正面のドアーがアルミとステンレスで美しく仕上がっています。内部のロッカーも転倒防止器具で止めてあります。工費はおよそ126万円でした。外装も塗りかえられました。墓所はきれいに保つ心遣いが大切と、あらためて感じました。正面に彫ってある聖句は、「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生 . . . 本文を読む