パウロはローマで斬首されて殉教します。でも彼はその運命に逆らわず、死を甘んじて受け入れます。いや死ぬことをより高次の世界への旅立ちであると考えるのです。信仰によってイエス・キリストに結ばれた者は、その死と復活にあずかり、死をへて朽ちない命に復活すると固く信じるからです。この信仰がなければ、命をかけて宣教活動に励むことはできないとパウロは語っています。この映画はそのことを伝えようとしていると思いました。 . . . 本文を読む
ある意味で、私たちの人生とは子育てであると言えます。結婚して子どもを授かって、夫婦苦楽をともにしながら、一生懸命育てていく。それが、我々の人生の一番たいせつなつとめではないでしょうか。私も三人の娘を育てましたが、この二八年間それにまさる思い出はありません。牧師や園長としてのつとめも及ばずながら喜んで果たしてきましたが、何が幸せだったかと問われれば、三人の娘と共に過ごした日々でした。万葉集の「貧窮問答歌」で、山上憶良が歌った「しろがねも、くがねも玉も何せむに、まされる宝、子にしかめやも」とはまったくそのとおりです。子育てをとおして人は犠牲も強いられますが、それを補って余りある喜びを味わい、人間として成長するのだと思います。私は、ある時期、ベテル幼稚園の保護者の方々と子育てについての読書会をしていたことがありますが、皆さん子育てをとおして、人として生きる喜びに目覚めているのを感じ、共感を覚えました。それは忘れがたい楽しい思い出として残っています。 . . . 本文を読む
時間とは不思議なものだ。神学校を出て初めて赴任した教会の3年間と、次につとめた教会の28年間と、どちらが長く感じるかというともちろん後者だが、実感は年数に比例しているわけではない。最初の3年間は初めての体験が多かったせいか、とても長く感じる。結婚もあったし初めての子どもの誕生もあった。次の28年はまるで新宿の超高層ビルのエレベーターに乗ったようだった。気が付くと40歳になり、気が付くと50歳になり、気が付くと60歳にならんとした。 . . . 本文を読む
教会の礼拝は高齢者にとって非常によい脳の訓練になる。
これは講師の先生(たぶんまだ信者ではない)が当日教会で感じられたこと。賛美歌を歌い、聖書の話を聞くことはものすごくいい脳のトレーニングだと感動を込めて仰った。中高年は日曜日に教会に行ってみるといい。礼拝そのものの他に、教会までの往復や出席者同士の交流など、週日とは違う刺激に満ちている。 . . . 本文を読む
ワールドカップ南アフリカ大会。日本×カメルーン戦を観た。しかし、大事な瞬間を見逃してしまった。テレビの前から席を外している間に、日本が一点を入れたのだ。家内が拍手してしるので急いで行ってみると、その録画が流れていた。見ると、松井のロングパスが見事に通り、それを受けた本田が左足で蹴り込んできれいなゴール。
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4月から朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が始まった。マンガ家水木しげるの妻となった人、飯田布美枝さんの物語だ。昭和7年、島根県安来生まれ、飯田家9人家族の三女である。おっとりした良い性格だが、背が高いのがわざわいしてなかなか縁談がまとまらない。しかし、ようやく運命の出会いがあった。 . . . 本文を読む
2月23日静岡新聞朝刊にこの詩があった。人生の岐路は誰でも体験することである。私も60歳の昨年、28年在職した教会から今いる教会へ移った。この詩が語っているとおりのことを経験した。私の場合、いつも読み返した言葉は次の旧約聖書の祈りだった。分岐点が明るく見えるまで、繰り返し読んだ。
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団塊の世代の青春の歌と言えば、なんと言っても「若者たち」をあげないわけにはいかない。これは、1966年2月7日から同年9月30日まで放映されたフジテレビ系列の連続ドラマ『若者たち』の主題歌。 . . . 本文を読む
無意識のうちに口をついて出てくる歌というのがある。水戸黄門の「人生勇気が必要だ・・・」もそうだが、私の場合、もう少し古いもので、テレビドラマ「泣いてたまるか」の同名の主題歌がある。 . . . 本文を読む