しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「影を買う店」  皆川博子 

2015年01月29日 | 読書
「影を買う店」  皆川博子  河出書房新社    

21編からなる短編集。
1995年から2013年までの単行本未収録作品をまとめて幻想小説集。

影を買う店
使者
猫座流星群
陽はまた昇る
迷路
釘屋敷/水屋敷
沈鐘
柘榴
真珠
断章
こま
創世記(写真=谷淳志)
蜜猫
月蝕領彷徨

夕陽が沈む
墓標
更紗眼鏡
魔王 遠い日の童話劇風に
青髭
連祷 清水邦夫&アントワーヌ・ヴィオロディーヌへのトリビュート




幻想創小説はその世界に入れたら楽しい。
思いもよらない物が見えたり感じたり。
時にエロチックで時に残酷で。
ストーリーがしっかりしているものもあれば、夢の世界のように、脈絡がないものも。
どちらかと言うとストーリーがあった方が好き。
でも、引っくり返ったら毛玉になるなんて、面白い。
いくつか、同じようなシチュエーションが出て来る。
弟が屋上から身を投げて死ぬと言う。
これは何かあるのだろうか。
死と隣合わせの話しが多い。
戦争中の話しが多いのも、死と関係いているからだろうか。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ラットマン」  道尾秀介  | トップ | さだまさしLIVE 日本武道館 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事