しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾」  堂場瞬一 

2014年07月04日 | 読書
「裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾」  堂場瞬一    中公文庫   

半年に一度の失踪課課長査察を間近に控え、室長の阿比留が忽然と姿を消した!
自宅に急行した高城たちだが、私生活を隠す阿比留の失踪の原因は掴めず、その行方は杳としてしれない。
同時期、一人の女子大生の捜索願が出された。
ストーカーによる拉致も疑われたが、二つの事件を追ううちに意外な接点が判明する。
<文庫本裏カバーより>

高城賢吾シリーズ、第5弾






室長の阿比留真弓が理解出来ない。
警察官という仕事を第一に考えて今まで生きて来たという事が、今回分かるのだが。
その事と今回の行動が一致しない。
なぜ急に母性に目覚めたのか、冷静な判断が出来ずに突っ走っているのか。
鈴木美知も理解出来ない。
何を望んで、同級生の事を母親に打ち明けたのか。
そういう結果になる事は、もう分かるような気がするが。
そして、その秘密がいかに重要であるか最後まで引っ張るが、それ程のこともないだろう。
なかなか進まない展開に、少々苛々。
そして、高城賢吾の態度が気になる。
こんなに不快な人だったか。
鳴沢了が嫌な感じの人という印象はあったが、高城賢吾もそうだったのかな。
まあ、堂場さんが書く人物は多かれ少なからそんな性格だけれど。

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