しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「きまぐれ星からの伝言」  星新一

2022年01月19日 | 読書
「きまぐれ星からの伝言」  星新一  徳間書店 
 編纂者 牧眞司 

2016年、星さんの生誕90周年、2017年は作家デビュー60周年。
そのお祝いにと企画されたもの。
章のタイトルは。
「エッセイ」
「小説」(夜の音、一日の仕事、異端、オオカミそのほか、ミドンさん)
「作品解説」(15人の作家さんによる)
「翻訳」レイ・ブラッドベリの『都市』
「インタビュー・講演録・アンケート」
「対談・鼎談」(対談は福島正美氏と。鼎談は小松左京氏と筒井康隆氏と、奇想天外SF新人賞選考会のもの)
「お便り」(専門誌・同人誌へ送られたお便り)
「メッセージ」(日本SF大会プログラムより)



色々な面から星新一さんを知ることが出来る。
送られて来た同人誌にも丁寧に返信していたのだ。
この本でなかったら読めなかったもの。文面からは星さんの真面目さが伝わってくる。
特に面白かったのは「鼎談」。
こちらは仲良し3人と言うことで、リラックスしてくだけた感じが楽しい。
投稿者に新井素子さんがいて、星さんがとても推している。

牧さんがタイトルを聞けば即座に内容が浮かんでくる超有名作品とあげたのは。
「セキストラ」「ボッコちゃん」「おーい、でてこーい」「親善キッス」「暑さ」「殺し屋ですのよ」
「花とひみつ」「マイ国家」「午後の恐竜」
そうか、これが有名なのだと改めて思った。確かによく覚えているのが多いが、「殺し屋ですのよ」はちょっと曖昧。
「暑さ」は、あれだと思うのだがタイトルを覚えていない。
先日、『星新一ショートショート1001』を購入したので、確かめたい。



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