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しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「失踪当時の服装は」 ヒラリー・ウォー 

2008年12月24日 | 読書
「失踪当時の服装は」 ヒラリー・ウォー   創元推理文庫
  LAST SEEN WEARING.....    山本恭子・訳

1950年3月3日金曜日。アメリカ、マサチューセッツ州ブリストル市。
パーカー・カレッジの1年生で18歳のマリリン・ロウエル・ミッチェルは午前の授業を終え、ラムバート寮別館の自分の部屋に戻る。
そして同室のペギーに気分が良くないので昼食には行かないと部屋に残る。
それを最後にマリリンは姿を消す。
カレッジから出て行くところを見た者はなく、なぜ姿を消したかの理由も分からない。
失踪か誘拐か、ブリストル警察の署長フランク・フォードと巡査部長のバートン・キャメロンは全く手掛かりのない事件の捜査を始める。



ロウエルは何処へ行ったのか、姿を消したのは何故なのか、何も分からない所から推理を働かせる。
ゼロから少しずつ少しずつ形を現していくようなところが面白い。
何を取っ掛かりにするかも頭の見せ所だ。
どんな小さなことも見逃さず、とことん調べて選り分けて行く。
推理が果てしもなく成層圏まで行ってしまうことがあるのは、「ながい眠り」のフェローズ署長と同じだ。
人物的には同じ様な感じもする。部下とのやり取りも含めて。
そう、フォード警察署長とキャメロン巡査部長のやり取りがやはり面白い。
こちらは、とても上司と部下との会話とは思えないのだが。
仲が良いのか悪いのか。それでもお互いに話しをすることが刺激になって推理も進展していく感じがある。
1950年の物語なので今のような科学捜査はないのだが、だから古臭くて面白くない、などと言うことは全然なく、捜査方法も楽しめる。
犯罪者を捕まえようとする熱い思いも伝わってくる。

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