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しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「死亡告示 トラブル・イン・マインドⅡ」 ジェフリー・ディーヴァー

2023年02月09日 | 読書
「死亡告示 トラブル・イン・マインドⅡ」 ジェフリー・ディーヴァー  文春文庫  
  TROUBLE IN MIND     池田真紀子・訳

「プロット」
「カウンセラー」
「兵器」
「和解」
「死亡告示」 リンカーン・ライム
「永遠」

短編集「TROUBLE IN MIND」の12編を2冊に分けた2冊目。
「永遠」は中編。

故郷に出張したセールスマンが知った亡父の思わぬ真実。(和解)
心理カウンセラーが戦う、人間を操る超常存在。(カウンセラー)
オタクな「数学刑事」と無頼派刑事の凸凹コンビが追う奇妙な連続心中事件。(永遠)
そして、リンカーン・ライム、死す!?(死亡告示)
真骨頂の超絶技巧に加えて、不可思議なムードが読者を翻弄する、どんでん返しの帝王の企みに満ちた6編。
   <文庫本裏カバーより>





「プロット」は人気スリラー小説家が心臓発作で死亡する。
しかし、彼のファンであった刑事ジミー・マロイはその死に疑問を抱く。
「兵器」は、極秘に秘密情報を捜査する退役大佐が、噂の新型兵器をあらゆる手を使って探ろうとするもの。

それぞれ違った味わいがあって面白い。
地味な物語もあるが結末でそのイメージが変わるものも。
1番面白かったのは中編の「永遠」。
短編もいいけれど、やはりある程度長い方が人物も展開もよく分かって良い。
凸凹コンビはタルボット・シムズとグレッグ・ラトゥール。
物語のどんでん返しもあるが、このコンビにもそれぞれどんでん返しがあって楽しかった。
犯罪と統計も興味深い。
また2人のコンビで事件を読んでみたい。

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