「ザ・サン 罪の息子」 ジョー・ネスボ 集英社文庫 上・下巻
THE SON 戸田裕之・訳
ノルウェーのオスロ。
国家重犯罪者刑務所に18歳の時に殺人の罪で収監されたサニー・ロフトフース。
サニーの父親アープ・ロフトフースは警察官だったが、犯罪組織のスパイとして自殺していた。
その後母親ヘレーネも亡くなり、レスリングのサニーは薬に溺れるようになった。
まもなく30歳になるサニーはほとんどしゃべらず、望めば祝福を与えてくれるので、服役囚が懺悔をする相手になっていた。
ある日服役囚のヨハンネス・ハルデンが告白する。
ヨハンネスは、サニーの父親の情報屋で、アープはスパイではなく、反対にスパイを見つけようとしていて殺されたと。
遺書は、家族を守る為に書かされた物だったと。
それを聞いたサニーは脱獄し、殺しを始める。
退職間際のオスロ警察のシモン・ケーファス警部はアープの同僚で親友だった。
サニーの事も知っていて、連続して起こる殺人とサニーとの繋がりに気が付く。
一方、犯罪組織もサニーを追い始める。
サニーが殺していく人物については、何故この人がと始めは分からなかった。
犯罪組織の人間だと、繋がりがあるのだろうと思うが。
それは最後について、分かってくるのだが。
スパイは実際は誰だったかと言う事も、最後に分かって来る。
思った以上に複雑で、それをサニーは解き明かしていたと言うことだ。
サニーはひたすら復讐を成し遂げようとしていた。
しかし、犯罪組織の大きさや影響力には驚く。
日本ではちょっと想像が付かない。
しかし、やはり悪事の誘いは悪魔の誘い。
何時かは負の力が自身に降りかかって来る。
登場人物それぞれのドラマもあり、重みのある物語。
親友だったシモンとアープの物語。
そして、サニーとシモンの関係も。
12年の間に時代は随分変わった。
サニーの行動から、そうなのだと認識させられる。
THE SON 戸田裕之・訳
ノルウェーのオスロ。
国家重犯罪者刑務所に18歳の時に殺人の罪で収監されたサニー・ロフトフース。
サニーの父親アープ・ロフトフースは警察官だったが、犯罪組織のスパイとして自殺していた。
その後母親ヘレーネも亡くなり、レスリングのサニーは薬に溺れるようになった。
まもなく30歳になるサニーはほとんどしゃべらず、望めば祝福を与えてくれるので、服役囚が懺悔をする相手になっていた。
ある日服役囚のヨハンネス・ハルデンが告白する。
ヨハンネスは、サニーの父親の情報屋で、アープはスパイではなく、反対にスパイを見つけようとしていて殺されたと。
遺書は、家族を守る為に書かされた物だったと。
それを聞いたサニーは脱獄し、殺しを始める。
退職間際のオスロ警察のシモン・ケーファス警部はアープの同僚で親友だった。
サニーの事も知っていて、連続して起こる殺人とサニーとの繋がりに気が付く。
一方、犯罪組織もサニーを追い始める。
サニーが殺していく人物については、何故この人がと始めは分からなかった。
犯罪組織の人間だと、繋がりがあるのだろうと思うが。
それは最後について、分かってくるのだが。
スパイは実際は誰だったかと言う事も、最後に分かって来る。
思った以上に複雑で、それをサニーは解き明かしていたと言うことだ。
サニーはひたすら復讐を成し遂げようとしていた。
しかし、犯罪組織の大きさや影響力には驚く。
日本ではちょっと想像が付かない。
しかし、やはり悪事の誘いは悪魔の誘い。
何時かは負の力が自身に降りかかって来る。
登場人物それぞれのドラマもあり、重みのある物語。
親友だったシモンとアープの物語。
そして、サニーとシモンの関係も。
12年の間に時代は随分変わった。
サニーの行動から、そうなのだと認識させられる。
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